(T76) 再教育に巨費を投じる海外企業の「リスキリング」。DX成功のカギ 社員の能力再開発「リスキリング」-1 (2021.3.30) by 大嶋寧子 より抜粋加筆しました。
⑴ アマゾンやウォルマートなどの世界的大企業は、既存人材の再教育「リスキリング」を加速
①DXを本格的に推進するには、以下のビジネスプロセス全般の見直しが必要。
Ⓐデジタル技術を使って「どこで」「どのような」価値を生むのか
Ⓑそれを顧客に「どう届けるのか」
②結果、事業に関わるあらゆる人が、それぞれの持ち場で以下を新たに身に着ける必要が生まれる。
「デジタルのデータや技術を用いて、価値を生み出す方法」
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実際に、生き残りをかけてDXを推進する海外企業は、以下の先駆的な取り組みを行っている。
「リスキリングを、成功のための欠かせない要素と位置付ける」
⑵ アマゾンは2019年7月に、2025年までに7億ドルを投じて、米アマゾンの従業員10万人をリスキリングする計画を発表
従業員1人あたりに計算し直すと、約7000ドル。
企業の従業員リスキリング事業としては最大規模。
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具体的なプログラムには、以下のデジタルスキルの全体的な底上げを目指している。
【大学①】技術職以外の従業員を、
技術職へ移行させる「アマゾン技術アカデミー」
【大学②】コーディングなどのデジタルスキルを持つ従業員が、
機械学習スキルを獲得することを目指す「機械学習大学」
⑶ 社内研修にバーチャルリアリティ(VR)を用いているのが、
ウォルマート
2018年9月に、約1万7000台を全米の店舗に導入。
VRを利用した訓練として、年に1度の大規模セール「ブラックフライデー」のような、頻繁ではないイベントや自然災害などのトラブルに備えて、以下を用意。
「実際の経験がない従業員でも、
即戦力となれるスキルを身につけるプログラム」
⑷ 10億ドル投資!AT&Tの「野心的なリスキリング」
①取り組みの先進性や包括性という点で、以下と言われる。
「米国企業史において、最も野心的なリスキリング」
②2000年代に入ると、スマホの拡大や通信の高速化といった、通信業界の革命的な変化に直面。
急激な経営環境の変化の中で同社が決断したのは、
2020年までに事業の柱を、それまでのハードウェアからソフトウェアシステムに転換する、というもの。
事業戦略を大きく転換するために、
必要なスキルを持つ人材を社内に確保する必要がある。
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2008年に行った社内調査で、従業員25万人のうち、
エンジニアリングのスキルを持つ人は約半分に過ぎない。
約10万人は、以下という衝撃的な事実だった。
「10年後に存在しないと考えられる仕事に就いている」
そこで、従業員のリスキリングに乗り出す。
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2013年に10億ドルを投じて、10万人のリスキリングを行う、
「ワークフォース2020」をスタートしました。
私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp