(T74) AIと人間の知能の共同作業。「拡張クリエイティビティ」という新しい働き方。AIは人間の仕事を奪うのではない。人間の能力を拡張する (2021.5.13) by 湯川鶴章 より抜粋加筆しました。
⑴ 未来学者のスティーブンブラウン氏は言う
「人間とAIの知能が共同で作業することで、
よりクリエイティブな仕事が可能になる時代が始まった」
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【例】AutoDeskのソフトの最新機能が、その例。
AutoDeskは、
建設業や製造業などで使われる設計ツールのメーカー。
【仮定】デザイナーがこのツールを使って、
例えばシューズをデザインしたとする。
デザイナーは、デザイン案を2、3個作る。
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【機能①】それを基にAutoDeskのAIが、
類似のデザイン案を数百も作る。
【機能②】AIはその数百のデザイン案をシミュレータにかけて、
以下の提案をする。
Ⓐデザインのここの部分をこう変更すると、
製造コストが5%下がる
Ⓑこうデザインを変更すると、この部分の強度が増す
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そうした提案をすべて考慮して、以下が人間のデザイナーの役割になる。
「デザインを修正したり、最終案を決める」
⑵ ワープロや表計算のソフトウェアは、人間の仕事をサポートしてくれるソフトウエアとどう違うのか
【違い①】ワープロや表計算は、
ユーザーの生産性を高めることができるツール。
文書を手書きで作成する場合なら、
下書きして清書したり、原稿を印刷所に出したりという手間と時間がかかる。
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ワープロソフトを使うことで、
Ⓐ手間と時間を大きく削減できる
Ⓑ仕事の生産性が向上する
ワープロや表計算が生産性ソフトと呼ばれる所以。
【違い②】上記の設計ソフトの場合、デザイナーに話を聞くと以下と答える人が多かったという。
「クリエイティビティが向上した」
完成したデザインは、どれだけ手間と時間をかけても、
人間だけでは絶対にできなかったデザインだと言う。
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AIの人間の知能が合体したことで、
可能になったデザインだという。
それが生産性ソフトと呼ばれる大きく異なる点だと、
ブラウン氏は指摘する。
【違い③】生産性ではなく、クリエイティビティを向上させる。
これがIT業界の新しいトレンドになると予測する。
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このトレンドを以下の言葉で形容する。
Ⓐ拡張ワーク
Ⓑ拡張クリエイティビティ
Ⓒハイブリッドワーカー
⑶ 東京大学の暦本純一教授はアイデアを生み出す達人
その達人が発想法について書いた、
近著「妄想する頭 思考する手」によると、アイデアは2つのプロセスを通じて生まれてくるという。
①妄想する段階
②その妄想を形にする段階
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上記のブラウン氏の例では、
デザイナーが妄想を担当し、AIが形にするところを担当。
ブラウン氏によると、AIと人間の知能の共同作業は、
今後いろいろな領域で見られるようになるという。
❶AIは人間の仕事を奪うのではない
❷人間の能力を拡張するようになる
私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp