(U20) 解雇や人員整理に際して、アウトプレースメントに変わるサービスとして、「アウトスキリング」への注目が高まっている-2 (2021.4.15) by 後藤宗明 より抜粋加筆しました。
⑹ 【潮流⑤】従来型の資本主義への疑問
株主の利益を第一とする「株主資本主義」への疑念が、
年々強まっている。
企業や株主のみならず、従業員、顧客、取引先、地域といった以下が、コロナ禍で苦しんだ世界各地で、より市民権を得てきた。
「あらゆるステークホルダーの利益に、配慮すべきという考え方」
↓
企業には、以下の考え方が企業の行動を変え始めている。
「従業員に対するもっと大きな責任がある」
⑺ 【潮流⑥】人種差別などへの意識の高まり
リストラや人員整理が行われる際に、以下のような評判が立ってしまった場合、企業の受けるダメージは計り知れない。
「特定の民族や国籍の人、
特定の地域出身の人ばかりが選ばれている」
人々は差別に敏感になっており、また、
一人が上げた声から大きなうねりになることも少なくない。
企業はさまざまな側面で、以下と考えている。
「自社のブランドを失墜させかねないリスクを減らしたい」
⑻ 【潮流⑦】企業のデジタルシフトなどを背景に、欧米ではリスキリングビジネスが活況を呈している
特に、オンライン学習を提供するプラットフォームには、
投資家から巨額の資金が流れ込み、生き残りをかけたサービス競争が始まっている。
⑼ アウトスキリングに注目すべき理由
①解雇や人員整理に際して、従来の金銭的解決や、
アウトプレースメントに変わるサービスとして、「アウトスキリング」への注目が高まっている。
【魅力Ⓐ】辞めさせざるを得ない従業員とも、
良好な関係性を維持し続ける
【魅力Ⓑ】企業ブランドを毀損せず、
残る従業員の士気を低下させることのない手段である
②これまでアウトプレースメントを活用する場合には、
一人あたり約数十万円相当のコストをかけて、コーチング、再就職先の紹介、面接の練習機会などのサービスを受けさせていた。
③アウトスキリングでは、同じコストをかけつつも、
辞めてもらう従業員本人の希望も聞きながら、これから先の成長産業で就職するのに有利となるスキル習得機会を退職前に提供。
新しいスキルが身につけば、それを武器に再就職できる可能性が、
高まるとして、アウトスキリングの対象となった従業員のアンケート結果でも、以下の声が上がるという。
「前の勤務先に感謝している」
(10) 最悪のシナリオは、企業が突然、雇用維持を諦めること
アウトスキリングは、
ある程度の財務体力があるうちにしか、実行できない。
追い込まれる前の「アウトスキリング」が、
企業と従業員の「共倒れ」を防ぐために、日本企業でも行わるようになるかも。
口コミサイトでの評価が、ブランドを失墜させる力を持つ。
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失墜を防ぐために、「アウトスキリング」が必要。
私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp