Bicerinの料理教室 番外編 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会のリキュール 〜アルケルメス〜
イタリア、・トスカーナ州の州都フィレンツェに世界最古の薬局と呼ばれるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会があります。その歴史は1221年に遡ると言われている歴史のある教会です。
そんな彼らは今でも修道士秘伝のレシピの薬草酒や香水などを作っており、今回ご紹介するアルケルメスもその一つ。
1743年に作られたレシピで今も変わらず作り続けられています。
そしてこのリキュールの一番の特徴である真紅の輝き!その赤い色素は、同じくイタリアのリキュールのカンパリなどにも使われているもので100%天然色素から作られています。
ただしエンジムシと呼ばれる、サボテンにつく甲虫であるカイガラムシの一種から取れるもの。
*エンジムシの画像は自主規制!!
また、今では他のメーカーからもレシピを再現して販売していたりもします。
そしてこのアルケルメス。
イタリアのお菓子を作る際にはよく登場します。
用途はスポンジに染み込ませて色付けと甘味付けをすることで、味の深みと華やかさを出すのに重宝します。
特にズッパ・イングレーゼというお菓子には欠かせません。
イタリア菓子で赤く染まったスポンジを見かけたら、是非お試しください。
修道院の歴史の重みを感じる味わいをお約束します。
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