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うすのろ日記

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うすのろな毎日を綴った日記。ほぼ毎日更新しています。立ち食い蕎麦を食べるようにいつも通り、普通に平凡に日々生きていきたい気持ちの日記。
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#エッセイ

ベッドは私の全生涯を包む。

ベッドは私の全生涯を包む。

2023.9.4(月)

昨日のこと…
「日がな一日眠い」と、threadsに書いたら、
『睡眠は偉業』『寝るより楽はなかりけり浮世の馬鹿は起きて働く』
などという言葉をかけてくださる方々がいて慰められた。
それにしても引き続き今日も眠いのである。
ソファに横になていると、いつの間にか眠っている。
スマホはお腹の上で波打ち、読みかけの本は床に落ちて関係ないページに折り筋が入ってたりする。
あぁ…

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この世界には9月という月があったんだ

この世界には9月という月があったんだ

2023.9.1 (金) September

9月になったようだ。
テレビで誰かが言っていた。
「8月32日の気分です、9月になった気がしませんね」
確かにそうだなと思った。9月=秋というのは、昔に流行った歌の歌詞の中くらいにしかないのではないか。

さて、9月である…
…いくら考えても9月だからという話のネタは思いつかない。
昨年の9月1日のように、雨も降ってないし竹内まりやの「Septemb

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ぽかんと晴れている

ぽかんと晴れている

2022.9.20(火曜日) The typhoon has passed

青空が小憎たらしく輝いている。

結局、昨夜は商業施設やデパートが午後3時ですべて閉店して、異様に寂しい街中を通ってスーパーに急いで行ったら、スーパーも『午後6時で閉店します』とお知らせしていた。
夕方から夜にかけて、おにぎり頬張って大根食べて味噌汁飲んで、エリザベス女王の国葬生中継を『美しいなぁ』と思いながら見て、お酒

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一寸の虫にも五分の魂...あるのないの?

一寸の虫にも五分の魂...あるのないの?

2022.9.17(土曜日) bug & human

虫が首筋を這う。

朝、書き物をしていたら首筋にゴソゴソとした感覚があって、髪の毛が抜けて首筋に絡まっているのだろうと気にすることなく書き物を続けていたら、そのゴソゴソが上下左右に動くので思わず「虫だ!」と思って自分の首をバシっと叩く。かなり強く叩いたのでかなり痛かったが。手のひらを見るとゴマ粒より小さな黒い虫がヘナッとなって死んでいた。

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自分のことは自分が一番よくわからない

自分のことは自分が一番よくわからない

2022.9.15(木曜日) one's own self

暑さで壊れる。

今、一番気に入ってるメガネが壊れた。
暑さのせいかどうかはわからないが、鼻に当たる部分の部品が左側だけが壊れて取れてしまった。
朝から修理をしてもらえるかどうか聞くためにJINSに行った。
「大丈夫です。簡単です、5分ほどでできますから店内でお待ちください」と言われて店内をウロウロしながら待っていたら、素敵なメガネを発

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まだまだ娑婆っ気の強い私であった

まだまだ娑婆っ気の強い私であった

2022.9.13(火曜日) tenacity of purpose

人間ドックを受ける。

友人の中には「人間ドックはもう卒業したわ」という人もいる。それは人生をもう諦めたと言う意味ではなく「お金払って自分から病気を発見しに行くなんて、なんか変」という考えに至ったかららしいのだ。
「じゃ病気になったらどうするの?」
「その時はその時に考えるわ」ですって。
年齢の問題、個体差の問題はいろいろある

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物語の終わりはいつも少し寂しくて

物語の終わりはいつも少し寂しくて

2022.9.10(土曜日) changing landscapes

好きな場所が変わっていく。

うちから歩いて5分くらいのところに、先日アイスクリーム専門店がオープンした。以前その場所には小さな理髪店があった。
その理髪店には行ったことはないが、ひとり分の椅子と鏡があって、ちょっと洒落たおじさんがひとりで経営してらした。
こんな小さな場所で理髪店ができるんだなと、いつもチラッと見える店内を

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時には無謀な野望を切望す、

時には無謀な野望を切望す、

2022.9.7(水曜日) her ambition

平凡な曇り空もまたよろし。

昨日の台風騒ぎも無駄に終わり、カーデンチェアやゴミ箱を括り付けた紐などを外しながら「あぁ無駄だったわね」と思うが、こういう場合は無駄だったことを良しとしなければならない。
実際に被害にあっていたら、今頃半狂乱になっていることだろう。
こういうことは「無駄だった」で終わるのが幸せだ。



昨日は友人宅に遊びに行

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ドラマの家で生きている

ドラマの家で生きている

2022.9.5(月曜日) Here and there

人の心配をよそに今日も空は晴れている。

日本列島を脅かしている台風が、まるで遠い国の出来事のようにここ大阪市内の空は朝から晴れ渡っている。
行き先を変更してこっちにやってきてもいいようにと、昨日あたりからいろいろ対策を講じているもののなんだか拍子抜けする朝だ。
私は多少腰が痛いのと、二の腕を蚊に刺されて痒いということ以外は申し分のない体

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申し分のない気持ちへのささやかな挑戦

申し分のない気持ちへのささやかな挑戦

2022.9.2(金曜日) Make my day

花と本を買いに行く。

私が目指していた天気ではなかったが、一昨日からお預けになっていた花と本を、今日こそは、今日こそは!という思いを持って出かけた。
外に出たら部屋の中では感じなかった北寄りの風が心地よくて、陽射しは相変わらず強いままだが歩くのにはちょうどいい感じだった。
こうやって少しずつ秋が入ってくるのだなぁ。
少しずつ、少しずつ…
店ま

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	あきらめな…夏はもう終わりだよ!

あきらめな…夏はもう終わりだよ!

2022.8.31(水曜日) END

終わりだよ。

今日で夏休みも終わりだよ。
明日からはここは大人が遊ぶ街になるのよ。
と、自分に言い聞かせながら街を歩く。
この街はかつて大人の街だったけど、最近は子供も大人の世界に入り込んでくる。しかも恐る恐るではなく無邪気な顔をして入り込んでくる。
大昔の話で申し訳ないが、私が子供の頃は子供は子供の世界があり大人には大人の世界があり、それぞれがお互いを尊

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音楽は、軽快でそんでもって少しブルー

音楽は、軽快でそんでもって少しブルー

2022.8.30(火曜日) end of summer

早く終われと希う。
もう終わりだというのに、諦めの悪いお天気だこと。
でも、あと2日待てばすべてがクリアになるはずもなく、だらだらと後ろ髪引かれながら夏を惜しむ若者たちはジタバタと足掻き、タイムリミットぎりぎりまで何かをむさぼり続けるのであろう。
なぜ若い頃の夏終わりというのは、何かを突然遮断されたような焦燥感を持つのだろうか。冬の終わり

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私が言う ここ に私はいないはず

私が言う ここ に私はいないはず

2022.8.26(金曜日) strange dream

不思議な夢を見る。
他人の夢の話というのは、だいたいが本人が思うほど面白くないと相場が決まっているが、今日の夢は初めての経験だったのでそれを承知の上で記録として書いておきたい。
私は最近短編小説を時々投稿しているが、そレガ終わったら長編を書く予定をしている。日々そのプロット作りで頭の中は激しく葛藤しているのだが、今現在出来上がっている場面

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ちぐはぐな連続性のあるテレビ

ちぐはぐな連続性のあるテレビ

2022.8.24(水曜日) Never a dull moment

黒いワンピースを着ている。

この歳になると黒いワンピースを着るのには勇気がいる。今まで何度か街で会った知人に「あら、どなたかご不幸が?」「お葬式ですか、暑い中お疲れ様」と言われたことがある。若い子ならファッションだと思えるのにやはり私くらいの年代になると見る目も微妙。
誤解されないようグリーンの派手なバッグを持ってド

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