見出し画像

洗たくものを太陽に《140字の日記 22 × 140字のnoteことはじめ+  47》

かがやかしい太陽におもいっきり顔向けて、洗濯物を干す。一週間分のしめり気を溜めこんだふとんを干す。あの異常に長かった大雨のせいでベランダはうち棄てられていたから、物干し竿と手すりには、クモが立派な巣をかけていた。だが忘れるな。ここにはかえってきた日常がまだかえってこない人がいる。

 

《140字の日記》のマガジンもあります。
https://note.mu/beabamboo/m/m855ee9417844

《140字のnoteことはじめ 》のマガジンもあります。
https://note.mu/beabamboo/m/mb58f251da50b

 

#日記 #エッセイ #コラム #ライフスタイル #140字 #140文字 #小説 #短編小説 #豪雨 #土砂降り #大雨 #災害 #梅雨 #平成最後の夏 #警報 #note #note初心者 #スタートライン #平成最悪の豪雨

 

 ほんとうに、笑いましたね。2つも巣をかけられていた。そして、この豪雨による不在の長さを思い知りました。
 いや、ていっても、毎日へやの中から「今日も雨すげー……」ってベランダをながめてたんですけど。

 でも、クモにしてやられて、まさしくこれは不在だったと、日常がまる1週間ねこぎにされていたのだと、非日常が通り過ぎてはじめてやっと、わかりました。

 

 なにか非日常なことがおこったとき、このnoteなら、だれもたどりつけないような鋭さでもって、本質をえぐる記事を書き、共有し、ひろめることができるはずです。
 それだけ感覚が鋭く、思慮にあふれた送り手も受け手も、ここには多いはずだ。

 だが、あなたたちの何人が、今回、西日本の大半に特別警報が発令されるという異常事態に、それができたか。

 

 キラーコンテンツがどうのこうのと頭をなやますなら、この1週間、あなたの目の前で降っていたこの雨こそが、「数十年に一度」のキラーコンテンツでした。

 それをとらえて、重く鋭利なコンテンツとして提示できなかったのなら、あなたたちの思い描くキラーコンテンツとはなんなのか。
 この思いをこそひろく世に広めねばならぬとの信念を籠めて送り出せなかったのなら、あなたたちの望むバズるとはなんなのか。

 いちど根本から問い直したほうがいい。

 

 これはわたし自身への戒めでもあるのだ。

いま、病気で家にいるので、長い記事がかけてます。 だけど、収入がありません。お金をもらえると、すこし元気になります。 健康になって仕事を始めたら、収入には困りませんが、ものを書く余裕がなくなるかと思うと、ふくざつな心境です。