桜花
僕らは「」を食べる。
ある日、大学生の「僕」は旅に出る事にした。 持ち物の殆どを売り、携帯は解約、 既存の繋がりの全てを捨てて最低限の荷物と型落ちのカメラだけを持って。 決めた事は一つだけ、この旅の終わりに死ぬこと。 人間としての資格を失った、 「失格人間」である僕の最後に向かう旅の記録。
遂に、と言っても良いだろう。毎日欠かさずとはちょっと言い切れないが、ほぼ毎日この100日間…
例えば、白紙に一本線を引く。 たったそれだけの行為を数百、数千、数万と繰り返し繰り返し繰…
仕事から帰ってきた、さっさと汗を流したいと思って玄関で服を脱ぐ。 タイマーで既に湯は張っ…
いい天気である。不愉快なほどに。 久しぶりに入った依頼を片付けた、気の進まない内容ではあ…
ふぅっと、煙を吐く。 誰もいない庭に消えていく。それが妙に寂しく思えて、まだ吸い始めたば…
「つまんなくなったね」 突然発せられた言葉の真意を汲み取れず、暫く呆気に取られて返事が出…
これから先の人生で、何かの1番になることはきっと無いと思う。 そうなるだけの努力は嫌いだ…
ある生配信の動画で、配信者が活動に限界を感じたことがあったとか、世間の人間と理想とのギャ…
これまで沢山の漫画やアニメ、映画やドラマ、小説に演劇、ゲームに音楽といった多くのものを見…
自由に生きてみたいと思ったことは、きっと数え切れないほど人生であったと思う。そう思う時の…
日記を書くのを辞めて、というか数日忘れていて、気づいた頃にはもういいかなと思った結果書か…
毎朝毎朝、自分がひょっとすると溶けてるんじゃないかと思いながら目を覚ます。 普段から割と…
微妙な時間から今まで寝ていた、久しぶりに色々やったので疲れたらしい、体力のない事だ。 気…
今日はとてつもなく久しぶりに外出した、自分の足で、歩いて。 漫画の新刊と映画を見るために…
最近は綺麗な昼夜逆転の生活を送っている。そのせいか夢見がとても悪い、一般的にいう悪夢を毎…
じんわりと額に浮かぶ汗、先刻まではタオルで必死に拭っていたが、それが無駄な事だと気づいた…