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#行動心理学

営業テクニック: 「行動経済学:保有効果」

今回は「行動経済学:保有効果」についてみていきましょう。

営業で高いものを販売しても、相手にとっては保有効果により「事故正当化」してくれるかもしれませんね~

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「保有効果(授かり効果、賦存効果)」: 一度手に入れたモノを手放す際に、手に入れる前よりも高く評価してしまう心理的な現象のことを指します。

具体的には、以下のような状況で発生します。

オークションなどで落札した商品

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行動心理学: 「予言の自己成就」

行動心理学: 「予言の自己成就」

今回は「予言の自己成就」につて見て行きましょう。

なんでしょう、この意味は?

「予言の自己成就」: 予言の自己成就とは、ある事柄について信じたり期待したりすることで、その事柄が実現するという現象です。

例えば、自分はテストに失敗すると思う人は、勉強に集中せず、テスト当日も自信が持てず、結果として失敗する可能性が高くなります。逆に、自分はテストに合格すると思う人は、勉強に集中し、テスト当日も自

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行動心理学: 「(心理学の)平均以上効果」 <ー 相手のプライドをくすぐり、営業に役立てることも可能かも?

行動心理学: 「(心理学の)平均以上効果」 <ー 相手のプライドをくすぐり、営業に役立てることも可能かも?

今回は「(心理学の)平均以上効果」について見て行きましょう。

「(心理学の)平均以上効果」: ある特性や能力において、一般平均以上であると自己評価する傾向のことを指します。例えば、アメリカの高校生を対象に行った調査では、自分は平均以上のリーダーシップ能力を持っていると答えた生徒は約70%、平均以下だと答えた生徒は2%しかいなかったという報告があります。

平均以上効果は、自己奉仕バイアス(sel

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行動心理学:「人並み以上効果」 <ー 認知バイアスの一種です

今回は「人並み以上効果」についてコメントをさせて頂きます。

「人並み以上効果(above-average effect / illusory superiority effect)」自分のことを平均よりも優れていると過大評価する傾向のことです。これは、自己愛や自己評価の高さからくるものではなく、認知バイアスの一種です。認知バイアスとは、人間が物事を判断する際に、無意識に偏った思考をしてしまうこと

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行動心理学: 「ノーシーボー効果」

今回は久々行動心理学を言って見ましょう。テーマは「ノーシーボー効果」です。

日本語風には「鰯の頭も信心から」?

「ノーシーボー効果(Placebo effect)」: 主に医学や心理学の分野で見られる現象のことを指します。これは、実際には治療効果を持たない偽薬や無効な治療を行ったにもかかわらず、患者が薬や治療に対して良い結果を報告するという現象を指します。
つまり、患者が思い込みや期待によって

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