βatch/ばっち

βatchと書いて「ばっち」と申します。極々普通の大学生です。よろしくお願いいたします…

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βatchと書いて「ばっち」と申します。極々普通の大学生です。よろしくお願いいたします。 Twi…Xの方もやっておりますので、そちらもよろしければご覧ください!ただの日常や戯言を呟いてます!

マガジン

  • 12シトライアル第四章 勝負のX-DAY

    僕の自己満足作品、第四章の詰め合わせです。ちょっと想定より長くなっちゃった笑 メインストーリー:期末考査、夏の地区大会

  • 12シトライアル第三章 疾風怒濤の11時間

    僕の自己満足作品、第三章の詰め合わせです。 メインストーリー:林間学校

  • 12シトライアル第二章 アンカー番号12番

    僕の自己満足作品、第二章の詰め合わせです。 メインストーリー:体育祭

  • 12シトライアル第一章 13日の金曜日

    僕の自己満足連載、人物紹介と第一章まとめです。

最近の記事

12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part34

第百六十一話 幼少期と水菓子  前回のあらすじ。桜森先輩と春田先輩が両想いだったことが判明(尚、俺だけ知らなかった模様)!さらにまだ付き合っていなかったとのこと。そしてそこに、自分たちで予約したという一年生が参戦したのであった。  現在、場は一年生を交えて、先輩二人を祝福したり、茶々を入れたりと大盛り上がり。俺は穏やかに食事や先輩たちとの最後と言ってもいい交流を楽しみたかったが、それどころではなくなってしまった。しかも先輩たちと同じテーブルだから、隅でこっそり食べ続けている

    • 12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part33

      第百六十話 宴の口滑り  8月17日金曜日。今日は朝目が覚めるともう家に父さんの姿はなかった。今度はどこに飛んで行っているのやら。それはそうと、俺は今週二度目の食べ放題に来ており、現在店の前で待機中。だが今日は別に俺の親友三銃士と来たわけではない。 「あ!とーる早いね!」 そう俺に声をかけて最初に来たのは、俺の最強の相棒由香里だった。そしてそれに続いて、 「徹お疲れ!」 「由香里ちゃんやっほー!」 県大会を以て引退した桜森先輩と春田先輩、そして 「おーい岸、お前何分前に着いて

      • 12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part32

        第百五十九話 スイカゼリーと成長披露  こちら歩実!最愛のお兄の自称最愛の従妹の小森歩実です!ざっくり言いますと、ずっと各地を飛び回ってるわたしの伯父さん…お兄のお父さんが久しぶりに帰ってきました。昔色々あったお兄にとっては、今本来同居する肉親は伯父さんただ一人。そんな唯一の肉親が帰ってくるんだからお兄だって嬉しくないわけがない。いつも以上に料理に腕が鳴っているようだった。ただ、わたしはお兄が大好きなので、お兄が料理しているところを見ると、わたしのためじゃなくてもどうしてもお

        • 12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part31

          第百五十八話 おかえり父さん  8月16日木曜日。父さんが珍しく夏に帰ってくると言っていたが、今日がまさにその日だ。年末年始は一週間弱だが帰ってくることは多い。昨年末から今年の年始は4日間だったかな、帰ってきていた。だが夏に一日でも父さんがうちにいるというのは、俺の記憶が確かなら、俺が中一の頃以来だ。先日は鳥取まで行ってたとかなんとか言って、二十世紀梨を大量に送ってきたし、その前は愛媛いったから蜜柑とか、島根行ったから宍道湖のしじみとか…最近中国・四国多めだな。どれも食べきれ

        12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part34

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        • 12シトライアル第四章 勝負のX-DAY
          43本
        • 12シトライアル第三章 疾風怒濤の11時間
          32本
        • 12シトライアル第二章 アンカー番号12番
          34本
        • 12シトライアル第一章 13日の金曜日
          19本

        記事

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part30

          第百五十七話 夏季休暇の思い出  今日は私、多田桃子の視点からお送りします。お送りすると言っても、私の夏休みの課題の一つ、夏休みの日記を振り返るだけだけど。というか、夏休みの日記って…小学生に出させる課題じゃない?こちとらもう高校生なんですが…なんて思っていたけど、多分私は側から見たら小学生に見えるかもので妥当な課題なのか…我ながら酷い自虐をした。強いて小学生の日記と違う点があるとするなら、文字数。それだけは立派で、2800字程度。400字詰めの原稿用紙7枚。いくらなんでもお

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part30

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part29

          第百五十六話 致死量の爽快感と致死的な一撃  休憩中、大城先輩との会話のネタを探すのに恐ろしく苦労したが、先輩が出してくれた話題で会話を続けつつ、かき氷を食べていた。本日2杯目のかき氷、明日お腹壊さないか些か不安ではあったが、せっかくの頂き物なのでしっかり食べている。そんな折、 「岸くん、ちょっとこっち向いてくれるかしら?」 先輩がそういうものだから先輩の方を見ると、先輩がスマホでカメラを起動していた。このプール持ち込みOKだったのか…もちろん、濡れないようにビニールのパック

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part29

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part28

          第百五十五話 ドラゴン・メロン・滅多刺し  俺と紗希はプールで遊んでいた中、流れるプールで前にいる人と紗希が接触し、俺たちは謝罪したのだが、ぶつかってしまった当人が振り返ると… 「「「「「え?」」」」」 俺たちと前の三人は一斉に驚きの声を上げた。 「徹くん?!それに紗希ちゃん?!」 「真凜と大城先輩?!と、なんでその面々の中で桃子が?!」 「ももちゃん、久しぶり。」 「紗希ちゃん、ご無沙汰。」 「こんなとこで会うなんて奇遇ね。」 まさかこんなところでばったり出会すなんて思わ

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part28

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part27

          第百五十四話 プール空気中窒息  さて、また一つ夜が明けて、8月15日水曜日。ここのところまともにゆっくり過ごせる日がなかったので、今日こそは久しぶりに家でまったり過ごしたい。それに今日は最高気温37度の猛暑日だから尚更だ。だというのに、 「とーくんいるー?」 このゆるふわ幼馴染は、そんな時に限ってやってくる。ホントに思考もパターンも読めない。 「紗希、こんな暑い日にどうした…」 「とーくん、プール行こ…!」 「…はい?」  こうなってしまうと、もはや俺は拒否権を奪われた状

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part27

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part26

          第百五十三話 スイパラ談合女子会  どうも、みなさん。私、岩井杏奈です。今日は私の目線でお送りします。今日は元々、お姉ちゃんのクラスメイトの朋美さんと図書館とスイパラに行く予定でした。そして図書館に着くと、夏休みということもあって、お勉強されてる学生さんがたくさんいて混んでいました。私たちは席を求めて彷徨っていたんですが、そこに救世主、そう、同じくお姉ちゃんのクラスメイトの徹さんがいたんです。従妹の歩実さんの付き添いがてら勉強に来ていたようですが、自身は世界史の勉強をしながら

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part26

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part25

          第百五十二話 相席図書館  午前中にジュースとエタノールを買いに行った時よりも日が昇っていることもあってさらに暑い中、俺と歩実は図書館まで自転車を走らせている。歩きの時よりも風を感じられるのがせめてもの救いだろう。 「そういえばお兄、明後日伯父さんが帰ってくるじゃん?」 「そうだな。」 「何しようとか決めてるの?」 「特にはないかな。別に、特別どこかに行くべきってわけでもないし、珍しく父さんが夏に帰ってくるんだから、たまにはゆっくり過ごすのもいいだろ。」 「まあ…それもそっか

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part25

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part24

          第百五十一話 兄妹自由研究  8月14日火曜日。大会も親友たちとの会合も終わり、夏期講習期間とは言えど、お盆期間で塾も休みなものだから、久しぶりに暇を謳歌できる一日である。朝起きると9時だったが、夜は暑かったのでかなり汗をかいていたので、今俺は風呂場でシャワーを浴びている。あまり朝風呂派ではないが、案外朝シャワーもいいものだな。これから習慣にするか。なんて思っていた折、 「お兄!おはよ!ここにいたんだ!」 浴室のドアを開け放ちながらいつの間にうちに入ってきたのやら、従妹の歩実

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part24

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part23

          第百五十話 卒業式的会話の食事会  翌日。8月13日月曜日。現在18時。大会が終わればまた日常に戻る。とはいえ夏休みなわけだが、もちろんバイトはある。というより、夏休みは絶好の掻き入れどきである。昼間のうなばらでのバイトを終えた俺は、とある食べ放題の飲食店に来ていた。その目的はというと… 「それじゃあ岸!河本!」 「大会お疲れ様ー!」 「「「「かんぱーい!!」」」」 俺と河本、上原と佐々木といういつもの四人で食事会である。というのも、 金曜日の河本の県大会の時、 「なあ岸、

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part23

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part22

          第百四十九話 二度あることは三度目の正直  その後、俺と由香里は再びコールを受け、三回戦に臨んだ。1ゲームを先取したが、ここに来てゲームを取り返され、ゲーム数1-1のイーブンとなった。 「流石に三回戦ともなると強豪ばっかりだね。」 「しかも俺らからしたら久々の右利き攻撃型コンビだもんな、今の相手。」 「逆にやりづらいかも。」 「たしかにな。」 ゲームを落としたはずなのに、不思議と俺たちは笑えている。 「まあ、まだまだここからだし切り替えていこうぜ!」 笑えている時点でそんなこ

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part22

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part21

          第百四十八話 絡みの輩  しばらく休んでいると、桜森先輩と春田先輩が帰ってきた。 「お疲れ様です!どうでした?」 「ちゃんと勝ったよ!」 「まあ、もう一回由香里ちゃんと徹くんと勝負するまでは負けれないかな。私たちだってリベンジしたいし!」 その言葉が聞けて安心した。実際お互いあと二回ずつ勝てば当たる。かなり現実味はある。正直、地区大会の決勝で二人には勝ったが、一回勝ったにすぎない。まだ俺たちはこの二人を超えたわけではないと思っている。もう一度勝って、それでやっと完全に超えたと

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part21

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part20

          第百四十七話 一か八かとその代償  リラックスした表情と構えの由香里が放ったサーブは短い…ナックルだろうか。好きなのを出していい、あとは俺が合わせる、とは言ったものの、サーブくらいは確認しとけばよかったな。しかし、やはり俺の予想は当たっていて、相手はサーブに対してツッツキでレシーブしたのだが、これが大きく浮いた。このチャンスを逃さずスマッシュを放ってもいいのだが、相手はカットマンという戦型ということもあって後ろに下がっているので、万が一ロビングで返されて、高いボールの処理がそ

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part20

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part19

          第百四十六話 サイレントブレイカー  シングルスを終え、観覧席に戻ってきた。 「徹!お疲れ様!!すごい試合だったな!」 桜森先輩が誰より早く出迎えてくれた。 「いやー、でも負けちゃいました。相手めちゃくちゃ強かったです。」 「でも、岸センパイの後半の対応すごかったですよ!相手がもう一枚上手だっただけです!」 「まあサーブわかんなかったから、ほとんど一か八かのプレーだったけどな。」 「なんかとーるが真凜みたいなこと言ってるー!」 「下手したら真凜のギャンブラー精神が移ったのかも

          12シトライアル第五章       狂瀾怒濤の9日間part19