あなたが食いっぱぐれない働き方を手に入れる方法。
あなたは、どんな働き方がしっくりきますか?
会社に勤める。
自分で起業する。
こんな二択に限らず、いろんな働き方、仕事のつくり方があると思います。
ただ、どんな働き方を選択しても、「必ず食っていける」状況になれたとしたらどうでしょうか…?
ぼくには「考え方を参考にしている」人が何人かいて、その人たちの発信を追いかけながら、自分の考えに落とし込むようにしています。
そんな中の一人に、教育実践家の藤原和博さんという方がいます。
藤原さんは、大手企業でのサラリーマン経験を経て、東京都の中学校で義務教育初の民間人校長を務めた方。
生徒や大人も参加する形で、自営業者やホームレスなど様々な立場の社会人の講義を聞くなどして世の中について学習する「よのなか科」を創設するなど…
教育界に革命を起こす活動を次々に実践されています。
今回は、その藤原さんの著書
『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』
を参照しながら…
どんな人でも必ず食っていけるという方法について考えてみたいと思います。
あなたの仕事にどうやって値段がつくか
どうやって、お金を稼ぐか。
社会人のほとんどは毎日のようにこの課題と向き合い、あらゆる働き方を選択しています。
当然その中にはうまくいかずに、食っていけなくなる人も多いわけですね。
ちょっと、視点を変えて考えてみます。
スーパーに行き、野菜コーナーにいくと、野菜の価格が毎日めまぐるしく変動しています。
昨日は100円で売っていたキャベツが、翌日には200円なんてことが珍しくありません。
これって、一日でキャベツのクオリティが2倍になったのでしょうか。
もちろんそんなことはなくて、これには「相場」が関係しています。
「需要」と「供給」のバランスで、「相場」は決まります。
「需要」つまり「キャベツを買いたい人」が10人いて、「供給」つまり「キャベツを売りたい人」が5個しかキャベツを提供しなかったら。
価格は上がります。
価格が上がることで、買えなくなる人・買いたいと思わなくなる人が出て、「需要」と「供給」が一致するようにバランスがとれていくわけですね。
つまり、キャベツのクオリティで価格が決まるわけではなく…
相場がどう動いているか、でその価格が決まるわけです。
これは、人間にも言えます。
つまり、転職市場・労働市場というものも、相場で決まるんですね。
どれだけのスキルを持っていても、それが絶対の価値になることはありません。
(たとえば、今日では食いっぱぐれる弁護士の方も多いそうです…)
「◯◯◯に1人」
さて、そんな前提を考えると、「食っていける」状態をつくるには、「自分の価格が上がる」方向に舵をきっていく必要があるわけです。
つまり、「需要」に対して「供給」が少ない状態です。
これを藤原さんは「レアである」と表現しています。
レアな存在になれれば、仕事の市場における自分の価格が上がって、食っていける状態になるよね、というんですね。
じゃあ、どうすればレアな存在になれるのか。
これにはたくさんのアプローチがあると思います。
もともと需要がたくさんあるのに、全然供給されていないところがあれば、そこでレアな存在になることができます。
つまり、条件にマッチする市場を探しに行く、という方法ですね。
一方で、藤原さんは別のおもしろいアプローチを薦めています。
それは「100万人に1人」の存在を目指す、というものです。
「100万人に1人」とは、それこそオリンピックのメダリストぐらいのレアさですね。
…いやいやいやいや、無理無理無理無理。
と思った、あなた。
ぼくも最初はそう思いました。
一度、深呼吸して落ち着いてください。
そりゃあ、メダリストぐらいのレアな人間になればそれで食っていけるだろうけれど、ひとつの分野で簡単にそんな位置にいけるわけないじゃん…って、思いますよね。
実はこの「ひとつの分野で」が、思考を狭めているポイントだったりします。
掛け算
ちょっと、視点を変えて。
「100万人に1人」は無理でも、「100人に1人」だったらどうですか?
ここに100人の人を集めて、その中で1人の存在を目指す
ぐらいだったら、だいぶハードルは下がってきますね。
たとえば、ぼくは「経理」の経験がありますが、その経験をしたことがある人、で絞ると4〜5人くらいになりそうな気がします。
そしてさらに「経理経験が10年以上ある人」なんて絞り方をすれば、1〜2人ぐらいになるかもしれません。
これで「100人に1人」にはなれます。
そして、次に「ライター」の経験がある人で絞れば、これまた4〜5人くらいになって、「ライターで月◯◯万円稼いだことがある人」なんて絞り方をすれば、これまた、1〜2人ぐらいになりそうです。
これで「100人に1人」にはなれます。
と、ここからがミソなのですが…
複数の要素を掛け合わせると、どうなるか。
この例で言えば、「経理経験が10年以上ある人」×「ライターで月◯◯万円稼いだことがある人」をさがすと…
「10,000人に1人」であるということができる。
ここにもうひとつ、「100人に1人」要素を見つけることができたら…
それは「100万人に1人」の存在になることができます。
メダリストばりのレアな人間がここに誕生です。
時間の目安
…理屈はわかったけど、「100人に1人」だったらなんでもいいの?と思うかもしれません。
そして、その疑問の通り、なんでもいいわけではなく…
一つの分野で「プロレベル」になっている必要があります。
それを3つ以上掛け合わせるイメージです。
いや、プロレベルって!そんなん無理やん!とぼくも思いましたが、藤原さんはその「プロになれる基準」を明確に示しています。
それは「その分野に1万時間を費やすこと」だそうです。
そうすれば、知らず知らずのうちにプロレベルになっているから大丈夫だと。
毎日8時間なら、3年半。
平日5時間なら、10年。
平日3時間なら、16年半。
これが、1万時間です。
つまり、食いっぱぐれないレアな人になるには…
「1万時間」×「1万時間」×「1万時間」
これがポイントだよというお話でした。
まとめ
さて、労働市場・転職市場における「相場」の考え方を押さえて、レアな人を目指そうとすると、それはそれで大変な道のりだということがわかりました 笑
この話は一朝一夕で実現できるようなものではなく、長期的な人生設計に組み込む必要がある話なんですね。
ただし!
今まで歩んできた道のりの中に、気づいていないだけですでに「1万時間」を費やしたものもあるかもしれません。
つまり、もうすでに「100人に1人」の存在にはなっていることがあるかもしれない。
まずはその可能性をじっくり考えてみて、そこから「なんの要素を掛け合わせるか」を考えてみたい。
一つの分野で突出したメダリストのような「100万人に1人」ではなく…
「1万時間」で「100人に1人」になって…
「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」で、「100万人に1人」になる。
そんな唯一無二の存在になって、必ず食っていける人生を目指してみるのもいかがでしょうか。
ザザッとお伝えしましたが、もっと詳細な考え方は本に書かれていますので、気になる方は読んでみてくださいね。
これから何に、「1万時間」を費やしていきますか?
お読みいただきありがとうございました!
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HSPオンラインコミュニティ「ひみつ基地」を運営しています、オフィス秋晴れ代表のばっしーと申します。
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