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2022年への提言

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【現役ドラフト】制度草案を作ったら35名がリストアップされた

 3月15日、選手会とNPBによる事務折衝が行われ、今オフにも現役ドラフトを導入する方向で検討に入ったと報じられた。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる本制度はすでにメジャーでは定着しており、日本でもたびたび導入が検討されてきたが、今回いよいよ話が一歩前進したことになる。
 しかし、肝心の内容については「まだ叩き台までいかないぐらい」と何も決まっておらず、このペースでは今オフの実施は難しい

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【ロッテ】長距離砲と内野手と左リリーフ【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は千葉ロッテマリーンズ編。

2021年の振り返り 加藤匠馬、ロメロ、国吉佑樹と的確な補強が功を奏し、得失点差ではリーグ4位ながら最後まで優勝争いを演じた。投打ともに着々と世代交代が進行しているが、和製スラッガーの育成はやや遅れ気味。

提言①:もうひとり外国人スラッガーを 和製スラッガーの育成

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【ヤクルト】左と左と右【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は東京ヤクルトスワローズ編。

2021年の振り返り 最下位からのセ・リーグを優勝を果たした今季は、FA3選手の流出阻止に始まり、的確な外国人補強、尾花コーチによる二軍投手陣の底上げと、すべての策が良い方向にハマった。
 一方、近藤弘樹以外に目立った長期離脱がなかった幸運(もちろん管理の賜物とは

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【読売】先発5人制と丸坂本とポスト亀井【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は読売ジャイアンツ編。

2021年の振り返り チーム得点4位、失点も4位と数字が伸びなかった。野手は相次ぐ外国人の帰国と梶谷隆幸の離脱、投手は先発の駒不足による全体的な負担増と、投打とも噛み合わなかった。

提言①:先発7~8人で"先発5人制"をやろう 投手チーフに昇格した桑田真澄コーチは、今

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【オリックス】中川と山岡とポストAJ【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回はオリックスバファローズ編。

提言①:中川圭太はセカンドで使おう 2021年は新たなレギュラーがたくさん誕生した。宗佑磨・杉本裕太郎など、中嶋監督が二軍監督だった頃に目をかけた選手が躍動した様は、物語のような美しさを覚えたが、もし心残りがあるとすればそれは中川圭太の存在だろう。打率1割台に沈ん

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【阪神】大山糸原と新外国人と高橋遙人【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は阪神タイガース編。

2021年の振り返り 序盤は首位を快走するも、中軸を打った大山悠輔・佐藤輝明・マルテ・サンズが後半軒並み調子を落とし、ゲーム差なしの2位に終わった。彼らが復調せず、守護神スアレスに代わる外国人が振るわなければ、一気にBクラス転落も有り得る。

提言①:大山と糸原に期待しな

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【日本ハム】外国人野手と抑え伊藤と4回2失点【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は北海道日本ハムファイターズ編。

2021年の振り返り チーム得点・本塁打はリーグ最下位(12球団中11位)で、攻撃力不足が際立った1年。中田翔の追放、西川遥輝・大田泰示の自由契約と、球団はスクラップ&ビルドを押し進めている。
 一方、投手陣は尻上がりに調子を上げ、先発・リリーフとも一定の成績

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【ソフトバンク】ポジション固定と10億円と準レギュラー【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は福岡ソフトバンクホークス編。

2021年の振り返り 得点力不足に泣いた1年。外国人打者の不在期間が長く、それを埋め合わせるバッターが出て来なかった。リードオフマンも昨季活躍した周東佑京が不振で、全体的に出塁率の低さが目立った。
 投手陣も森唯斗・モイネロの不在や、岩嵜翔・嘉弥真新也の経年劣化

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【中日】外野手と顔と新助っ人【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は中日ドラゴンズ編。

2021年の振り返り 歴史的な貧打にあえいだ1年。平均得点は12球団唯一の2点台に沈み、1球団だけ統一球時代(2011~2012年)のようなグロ成績を残してしまった。昨年頑張った中堅(高橋周平、阿部寿樹、平田良介など)が軒並み成績を落とし、若手の突き上げも乏しかった。
 

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【楽天】内野コンバートと外国人と外国人【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は楽天イーグルス編。

2021年の振り返り 田中将大・早川隆久の加入で優勝候補と黙されたが、蓋を開ければ3位止まり。投手も野手も見た目の数字的には悪くないが、今一歩噛み合わない戦いになってしまった。レギュラー陣は奮闘したものの、良い意味で期待を裏切ってくれたのは西口直人と山崎剛ぐらいで、若手の

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【DeNA】2番とセンターラインと右リリーフ【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は横浜DeNAベイスターズ編。

2021年の振り返り 外国人野手の入国遅れが響き、4月末の段階で6勝21敗(借金15)と出遅れた。一方、シーズン通算は54勝73敗(借金19)と5月以降はほぼ勝率5割で戦えており、来期Aクラス入りのチャンスは充分にある。
 先発陣は今永昇太が戦列復帰し、来期は東

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【西武】外国人と外国人と敗戦処理【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は埼玉西武ライオンズ編。

2021年の振り返り 先発投手不足が最後まで響いた1年。高橋光成・松本航・今井達也以外は全員谷間というレベルで、チームQS率は12球団最下位(唯一の30%代)だった。
 一方、山賊と謳われた打線も湿りがちだった。チームOPSは.676で、おおむね.700にまとまった上

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【広島】坂倉と大トレードと打順【2022年への提言】

 『2022年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は広島東洋カープ編。

2021年の振り返り 野手では坂倉将吾、小園海斗、林晃汰ら若手が台頭し、順位ほどの悲壮感はなかった。一方、助っ人外国人の不調もあり、チームとしては長打力不足が課題となった。鈴木誠也を失う(?)来期はこの傾向が加速すると見られており、対策として新外国人・マクブルームの獲得を

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