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2021年への提言

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記事一覧

【DeNA】助っ人先発とショートと山崎康晃【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は横浜DeNAベイスターズ編。

①先発の新外国人をもう1人獲ろう 少し前まで左腕大国と言われていたDeNAだが、今永昇太や東克樹が怪我で離脱し、去年は苦しい運用を求められた。逆に(?)大貫晋一や平良健太郎など右腕が台頭したものの、全体的に駒不足は否めず、球団は新外国人のロメロと契約を締結した。

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【ソフトバンク】新外国人とバイプレーヤーと柳田【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は福岡ソフトバンクホークス編。

①一塁の新外国人を獲ろう 日本シリーズ4連覇の立役者は、何と言っても投手陣だ。工藤監督・倉野コーチらによって作られた育成メソッドが浸透し、若手が次々と開花。2020年はチーム防御率2.92という異次元値を叩き出した。
 一方、野手については柳田悠岐がひとり異次元

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【阪神】柱と青柳と外国人枠【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は阪神タイガース編。

①柱は固定しよう 矢野采配に言いたいことは色々とあるが、まず言いたいのは中心選手を固定してくれということだ。具体的には近本光司、大山悠輔、梅野隆太郎の3名について、それぞれ「1番中堅」「4番三塁」「全試合捕手スタメン」を徹底して欲しい。
 昨年は大山が急に外野をやらされた

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【西武】外野手と先発ブルペンデーと外国人左腕【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は西武ライオンズ編。

①外野手の人員整理を 貧弱な投手陣を強力打線でカバーする、というイメージの強い西武だが、2020年はむしろ貧打に泣いた1年だった。秋山翔吾の卒業で打線の"形"を見失い、レギュラー陣全員が成績を落とすという「負の相乗効果」にハマったわけだが、逆に言えば、全員一気に成績を戻せ

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【巨人】桜井と新外国人と重信【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は読売ジャイアンツ編。

①右のリリーフを補強しよう 2021年はまず、菅野智之のポスティング移籍の穴をどう埋めるかを考えなければならない。井納翔一の獲得は良い選択だったとは思うが、投球回数だけを見ても二人の成績には隔たりがある(菅野137 1/3回、井納89回)。菅野が投げる時は休めていたリリ

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【ロッテ】スラッガーとビハインドと内野層【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は千葉ロッテマリーンズ編。

①野手の新外国人を2人獲ろう 10年振りのCS進出に湧いた2020年だが、数値を見るに課題は明確だ。長打力である。チーム本塁打・得点はリーグワースト2位、長打率に至ってはなんと12球団最下位。ここを改善しないことには、ソフトバンクの壁は破れない。
 現在、野手はマー

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【楽天】スターターとベンチウォーマーとロングリリーバー【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は東北楽天ゴールデンイーグルス編。

①先発の外国人を獲ろう 楽天の急所、それは何と言っても先発だ。涌井秀章、岸孝之、則本昂大らビッグネームは多いものの、彼らに次ぐ存在が壊滅的にいない。防御率6点代の石橋良太が13試合も先発していることからもそれは明らかだ。ドラフトでは幸いにも即戦力左腕・早川隆

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【中日】ホープと能見サンと金払い【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は中日ドラゴンズ編。

①とにかく若手を試そう 野手に関しては、穴らしい穴は見当たらない。課題だった捕手には木下拓哉やマルティネスが台頭し、他のレギュラー陣も健康ならそれなりの成績を残してくれるだろう。
 となればやることはひとつ、若手の実戦投入だ。余裕があるうちにたくさん機会を与え、緩やかな世

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【日本ハム】穴と穴と正妻【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は北海道日本ハムファイターズ編。

①西川遥輝の穴 11月23日、日本ハム球団は有原航平・西川遥輝のポスティング申請を容認する考えを示した。二人に入札する球団があるかは五分五分といったところだが、いなくなる前提で来期編成を考えておきたい。

 まずは西川だ。センターの守備には"弱肩"とケチがつく

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【ヤクルト】新外国人と新外国人と新外国人【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は東京ヤクルトスワローズ編。

①野手に2人外国人を 毎年のように投懐と揶揄され、ドラフトで即戦力投手をかき集めている(即戦力になるとは言ってない)が、足りないのは野手も同じだ。青木宣親、山田哲人、村上宗隆と時折スターが出て来るせいで誤魔化されているものの、チームとしての層はけして厚くはない。

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【オリックス】新助っ人と中川と常識【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回はオリックスバファローズ編。

①打てる外野手を 2020年シーズン一番の誤算は、アダム・ジョーンズであろう。開幕早々外野守備のまずさを露呈し、DH専任となってしまい(獲得前にわからないのか、とも思うが、これぞオリックスという感もある)吉田正尚とTー岡田が両翼を守るというファイアーフォーメーショ

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【広島】小園と磯村とショートスターター【2021年への提言】

 『2021年への提言』と題してお送りするシリーズ企画。チーム強化への秘策を3つに絞ってご紹介する。今回は広島東洋カープ編。

①内野をシャッフルコンバートしよう 2004年オフ、時の阪神・岡田彰布監督は、レギュラーだった今岡誠を二塁→三塁、藤本敦士を遊撃→二塁、新入団のシーツを(広島時代の)遊撃から一塁へとそれぞれコンバートした。主目的は、期待のホープ・鳥谷敬を遊撃手として育成する事である。だが

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