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アートと生き方

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日常経験する現象への柔軟な考え方は、人の生き方にどれくらい影響を及ぼすのかを表現したマガジンです。制作者としてだけではなく、体験者として日常をご紹介します。
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#起業

Re:フリーランス辞めました

Re:フリーランス辞めました

今年1月、10年程フリーランスデザイナーとして生きていた方からメールが届きました。内容は「テンプレート化された制作物の繰り返しに疲れてしまったのと、将来への不安が無くならない」という本文でした。

主にDTP制作物主体だった彼は、デジタル系ウエブデザイナーが急増することを横目でみながら一切靡(なび)くこと無く紙への拘りを保ち続けていました。

名刺、ショップカード、店舗置きフライヤー、大学パンフレ

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質高く熟した業界は分業制という法則

質高く熟した業界は分業制という法則

一個人の創造性は常にその頂上に登っていないとただの趣味で終わることになるよね。「あいつは別次元、人種が違う」っていうくらいまで突き上がらないと。

起業した16年前の30歳の時は、その企画制作の内容は様々であっても入口から出口までこなすのが当たり前と思っていた。時系列で経験値を表すことで、どんな人間や環境が一つの作品を創り上げたか見えてくる。指標上では携わった人材の細かい事まで書き込まれた日報。読

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Smells Like a Profession 「香る名刺」

Smells Like a Profession 「香る名刺」

一辺5cmの中に繰り広げる無限は、自身の中に存在するものであると思います。ただ、それを表現しようとすると、浅い理論が先行しがちになる事が多いです。

“Name card is not only representing yourself, it’s also telling your life story.”— Baku Osawa

自分業のジャンルに含まれるであろうオーナー兼ソムリエ、オ

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