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世一、劇詩する『詩編 竿屋のこえ』

"奏でてよ
  鈴々(りんりん)チリリン
    風鈴さん
    メダカときんぎょも聞いてるワ"

  顔よせて
   息を吹きかけ
     ふうふうと
     手を後ろくみ 頬(ほほ)朱(あか)く染め

  竿やこえ
   道の向こうの
     裏通り
     背中きえいる 偲(おも)い出の夏


 母音律 あいうえお順  

劇詩(げきし, 英語: dramatic poetry)とは、劇形式の詩のことであり、叙事詩・抒情詩と並ぶ詩の三大部門の一つ[1][2]。「韻文によって書かれた劇」という意味で、劇に重きを置く場合は、詩劇(しげき, 英語: poetic drama, verse drama)と表現する[3]。


その昔は竿屋さんも「風鈴」を売ってあるいていた。
最初の一節だけ読めば、"竿屋のこえ"というタイトルに違和感が滲んでも不思議はない。ただこの詩の場合は、風鈴が主役ではない。
読者の予想を裏切るのが一流の"いかさま師(芸術家)"の手業、手練手管。
懐古主義的…… ノスタルジーを触媒に少しのショッパサが感じられれば頂きますなのだ。……二度ほど、大きくグラッとするところは表現できたと感じている。
 この世界、一流しか登りつめられないし残れないからね。甘くない。

次のステップに移行するので少しお休みです♬


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