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Ayum Tanak
2021年9月17日 19:35
見上げれば背徳の感まぎらはす秋空高く高くなりゆく
2021年8月25日 01:06
乾く砂スパイクの跡踏む炎天かさり微かを聴く百日紅
2021年8月20日 19:48
蝉の声空高く高く届く限りあるもの空を限らず
2021年8月16日 21:26
臈長けた無花果甘く満たしゆく左の胸の心の奥を
2021年8月7日 12:00
羽根をもつ虫の飛影の白さにも光りの夏が逝きつつあるを
2021年8月1日 11:49
もう蝉は遠くで鳴きて陽は白く風は雑なり八月が来た
2021年7月30日 00:00
7月も終わってしまう薄雲で空が詰まってしまってるじゃないか
2021年7月28日 07:31
ひとり泣き出せばみんなで泣き出して0歳児らが連携してる
2021年7月27日 00:00
初ものの梨を求めて帰り来ぬ風出づる午後風上はどこ
2021年7月23日 08:49
さまざまな形を魅せる雲のため青き空あり五輪始まるいろいろな思いが私にもあります。無事を祈っています。
2021年7月21日 07:00
雲は向かう海の中心 私は行けないけれど彼によろしく
2021年7月20日 11:27
カーテンが息するごとくふくらみぬ荒ぶる前の地球(ほし)の静けさ
2021年7月19日 21:04
天上に熟れたままなりゴーヤの実 虚業の者の粗雑な話
2021年7月19日 07:00
『フジツボの親分が住む元タコ壺』おもしろき響き口遊みたり