あやこーん

執筆家。18歳の頃、統合失調症と診断される。紆余曲折があったが、自分を進化させてきた中…

あやこーん

執筆家。18歳の頃、統合失調症と診断される。紆余曲折があったが、自分を進化させてきた中で結婚・出産し、障がい者枠の採用で正職員の地方公務員となり、現在も子育てしながら働いている。公務員との二刀流で執筆・講演をして、「自分の言葉」を多くの人に伝える活動を行っている。

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統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話(その1・オープニング)

はじめまして。あやこーんと申します。地方に暮らす、アラフォー、一児の母です。 私は、見た目はごく普通に生活している、ぽっちゃり母さんに見られるのですが、実は大学浪人で予備校に通っていた18歳の頃に、精神科で「統合失調症」と診断されています。 症状がなくなって15年以上経ちます。しかし、現在も同年代の人より疲れやすさは感じています。 薬を一錠寝る前に服用しないと、身体の調子が悪くなるので、薬を処方してもらうために、二週間に一回通院をしています。 今でこそ普通に暮らし、家

    • 娘の小学校入学を控え、生活が落ち着くまで、腰を据えて書ける余裕がなく、当面の間、執筆を控えます。書きたいネタはたくさんあるので、娘が生活に慣れて、私も新年度の仕事環境に慣れた頃にまたぼちぼち書いていこうと思います。よろしくお願いします‼️

      • 前世を見てもらった話(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その39)

        突然だが、あなたはスピリチュアル的なことを信じる人だろうか。突然だが、私はスピリチュアル的なことにかぶれにかぶれている女である。小学生の頃の愛読書は月刊誌「マイバースディ」、現在の愛読書はスピリチュアル業界の各著名人が出している本の数々だ。あまりにも高額なものは買わないが、スピリチュアル業界の各著名人の出しているオリジナルグッズも購入したことがある。数珠やお香や石鹸など…現在は波動が上がり、浄化を促進する全身石鹸で顔と身体を洗っている。その石鹸のおかげか、いつも顔はつやつやぴ

        • 必ず冬に倒れる女(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その38)

          人生2回目のコロナになり、5日目を迎えた。当然、今週いっぱい出勤停止となり、仕事を休んだ。休む名目が見つかった喜びと、休んだ分、仕事が溜まっていく不安で、複雑な心境を抱えたまま、私はウイルスに侵食された我が身を、ひたすら横たえることしかできなかった。 あんなに休みたいと懇願していたのに、出かけることも楽しいこともできないまま、私は高熱にぽーっとしながら、ポカリスエットで薬を流し込んでひたすら寝ていた。今回のコロナは、あまりにも突然来た。近くにコロナの人がいたわけではなく、人

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        統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話(その1・オープニング)

        • 娘の小学校入学を控え、生活が落ち着くまで、腰を据えて書ける余裕がなく、当面の間、執筆を控えます。書きたいネタはたくさんあるので、娘が生活に慣れて、私も新年度の仕事環境に慣れた頃にまたぼちぼち書いていこうと思います。よろしくお願いします‼️

        • 前世を見てもらった話(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その39)

        • 必ず冬に倒れる女(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その38)

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          Honesty(誠実)とは〜皮肉のいちご大福〜(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その37)

          怒涛の年末が終わって、正月も明け、ほっとしたのも束の間、今度は怒涛第二弾の年度末が着々と近づいている。 1月から3月までの、いわゆる第四四半期を、私は好いている。3月末にはこのメンツでの課の仕事が終わるという感慨深さを感じながら、残り3ヶ月をしんみりと過ごす。そして新しい年度に思いを巡らし、桜が咲く頃のフレッシュな感覚を少しだけ蘇らせる。感慨深さとちょっとの寂しさと愛しさと切なさと心強さと←小室世代w、新しい幕明けの期待に胸が高鳴る、そんな第四四半期が、私はたまらなく好きだ

          Honesty(誠実)とは〜皮肉のいちご大福〜(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その37)

          トリプルミッション(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その36)

          とうとう洗濯機を買い換えた。親子3人暮らしだというのに、今の今まで、私が大学時代の頃から使っていた、一人暮らし用の洗濯機を使っていたのである。どうりで家族3人分を、三、四回に分けて洗濯しなきゃならないわけだ❗️これからは週末に一、ニ回で家族全員分の洗濯ができる。洗濯して、前から使っている乾燥機の乾太くんで乾かして終わり❗️共働きになってから、洗濯物を外に干すという行為は全くしなくなった。布団類はコインランドリーの大型洗濯乾燥機を使っている。たまには布団くらいは太陽の光を浴びせ

          トリプルミッション(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その36)

          それでも人の輪の中で(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その35)

          娘とディズニー映画「ウィッシュ」を観に行った。これから観に行く予定の方のためにも、ネタバレになるようなことは割愛させてもらうが、今一度、自分自身の「ウィッシュ」、つまり「願い」について、考えさせられる機会となった。 私はここ数年で、自分自身の二つの願いが、蘇る瞬間があった。その二つの願いとは「執筆活動がしたい、文章や言葉に関する活動で活躍したい、自分の文章や言葉を、必要とする人に確実に届けられるよう、明るみに活動していきたい」という願いと、「けして器用にできるわけではないけ

          それでも人の輪の中で(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その35)

          話すは放す(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その34)

          2024年1月9日(火)。この日は、前日が成人の日で祝日であったが、祝日でも何でもない普通の平日である。(1と9で一休となることから、「とんちの日」と呼ばれているらしいが)しかーし、私にとっては、記念すべき、特別な日になった。今後、私の中で、確実に何かが変わっていく予感がする。新年早々、変革を起こした気がする。私だけは特別な記念日として、スマホのスケジュールに記しておくことにしたい。 この日、私は、我慢に我慢を重ね、溜めてきて、小出しに伝えたけれども、はっきりとは伝えていな

          話すは放す(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その34)

          仲間・味方のつくり方(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その33)

          新たな年が始まり、正月休みが明け、いつもの日常が再開された。4日から出勤している。 2023年後半から、私はだんだん自分がヤバい状況にいるのではないか、と危機感を抱いてきた。私はもっと職場の人と打ち解けて、仲間や味方を少しずつでも増やしていった方がいいのではないか、と。今の自分では、ダメなのではないか。変わらなくてはならない部分もあるのではないか。4年目を迎えようとしている今はまだ、味方や仲間が少ない。私はもっと変化を起こし、味方や仲間を増やしていった方がいいのではないか。

          仲間・味方のつくり方(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その33)

          未完成のシンフォニー〜私の叶えたい夢(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その32)

          令和6年能登半島地震で、被災された方、影響があった方に心よりお見舞い申し上げます。 元旦に地震というニュースに日本全国が震撼した直後に、何をのんびり自分の夢というテーマでnoteを書こうとしてるのかと、自分に呆れる私もいるのだが、今だからこそもう一度、夢や希望に思いを馳せたテーマで、今年の書き初めをしたいと思い立った。そしてその思いが、私の記事を読んだ誰かに派生していってくれたらと願う。 私は、今年40歳になる。私のこれまでの人生を端的に話すと、幼少期や学生時代は、親の愛

          未完成のシンフォニー〜私の叶えたい夢(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その32)

          怒涛のインフル〜「すき」の落書き(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その31)

          23日から高熱が上がり、インフルエンザAと診断された。一回飲みきりの特効薬を服用し、24日に熱が下がった。熱が下がってから二日間は自宅待機しなくてはならないため、こうしてnoteを書いている。私は毎年冬になると、絶対と言っていいほど、娘から病気をもらう。娘が赤ちゃんの頃は手足口病に感染し、正月中、口の中と手の平にぶつぶつができていたことがある。最近は胃腸炎やコロナやインフルに感染することが多い。2年前は一家全滅、コロナになった。今月の前半は娘の胃腸炎がうつり、後半は私だけイン

          怒涛のインフル〜「すき」の落書き(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その31)

          あなたはあなたでいい(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その30)

          うちの6歳(年長)の娘のことを、noteでは「ちゃこ」と呼び、書いていこうと思う。 ちゃこは、私の小さい頃の面影プラス、旦那のお手玉みたいな顔のエッセンス満載の、素朴なお地蔵さまのような顔立ちをしている。性格は私の頑固さプラス、旦那ののんびり大らか気質を受け継ぎ、頑固さは多少あるけど、ふんわり、のんびりした性格だ。 負けず嫌いなところはなく、そもそも人と競おうとか人よりも勝ろうという概念がなさそうだ。だから、そういう概念がありそうな、勝負心がある子には心ない言動をされたり

          あなたはあなたでいい(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その30)

          「楽しく」と「真面目に」のバランス(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その29)

          職場が特定されるような書きぶりは伏せるが、今回は実際に私が勤務している現場を踏まえて書いていこうと思う。 私は18歳の頃に統合失調症と診断され、3ヶ月の精神科病棟での入院を経て大学進学のため上京、卒業後帰郷、20代前半までは実家に暮らしながらアルバイト、20代後半から30代前半は臨時職員をしていた。30代後半から正職員の公務員となった。それまで社会の中でそれなりに働いてきたわけではあるのだが、イマイチ他の人よりも、社会性が身についていないような面がある。それが統合失調症が要

          「楽しく」と「真面目に」のバランス(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その29)

          人との繋がりと自己を表立って発揮できる場所(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その28)

          最近、やるべき仕事が自分には荷が重いものが多々あり、精神的に休める暇がないまま、黙々と働き続けている。ひいては一人娘の小学校入学も着々と近づいており、今から少しずつ準備をしている。忙しいのはありがたいことなのだが、仕事に追われる夢を何度も見ては冷や汗をかいて目覚めることがある。私は今でも薬を処方してもらい生活しているというのに、こんな追い詰められるようなストレスフルな生活をしていていいのだろうか。そんな余裕のない生活の中でnoteやblogを書いても、不快に思われる愚痴のよう

          人との繋がりと自己を表立って発揮できる場所(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その28)

          いつも私のnoteを読んでくださる方、ありがとうございます。現在、仕事と来年小学校に上がる子供の準備に忙しく、しばらく更新を控えます。フォローしてくださってる方、ごめんなさい!けしてやめたわけではないので、落ち着いた頃にぼちぼち書いていきます。よかったら、読んでやってくださいね〜

          いつも私のnoteを読んでくださる方、ありがとうございます。現在、仕事と来年小学校に上がる子供の準備に忙しく、しばらく更新を控えます。フォローしてくださってる方、ごめんなさい!けしてやめたわけではないので、落ち着いた頃にぼちぼち書いていきます。よかったら、読んでやってくださいね〜

          「私たち、ほんとよくやってるよね」(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その27)

          玉置浩二の『メロディー』が急に私の脳内に流れ出したのは、ごく最近のことだ。朝、目覚めると、突発的にこの歌を思い出した。テレビで久しぶりに聞いたとかではない。急に思い出して全部聴きたくなり、YouTubeで検索した。以下、サビを抜粋する。 あの頃は なにもなくて それだって 楽しくやったよ メロディー 泣きながら ぼくたちは 幸せを見つめてたよ 失った大切な人を偲ぶ歌だと思う。私が最近、大切な誰かを失ったから、これが脳内に流れ出したわけではけしてない。本来の歌詞の意味

          「私たち、ほんとよくやってるよね」(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その27)