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生命(いのち)の種を燃やす日々〜自分に突撃インタビュー(統合失調症と診断された私が、結婚・出産し、公務員になった話その41)

22年前の18歳の頃に、統合失調症と医師から診断され、診断直後に3ヶ月の入院を経験し、以後、外来の通院を続け、処方薬を飲み続けている私。

発症時の10代とあがき苦しんだ20代とめくるめくステージの変容が起こった30代。

3つの年代を経験し、40歳を迎えた今。今の私が考えていること、捉えていることを、自分へのインタビュー形式で答えていきたい。

注意👀⚠️ただし、本当に言いたい放題なので、主観的な物言い、ストレートな物言いが苦手な方は、スルーした方がいいかもしれません。



質問者「あやこーんさんは、精神疾患をどういったイメージで捉えていますか。」

あやこーん「これはあくまで私の主観的な捉え方なんですが、ある種の『まやかし』ではないかと思ってますね。実際に様々な症状で苦しんだり、症状が続くとか、人によってはあるのだとは思いますよ。陰性症状とか陽性症状と言われると、私はあまりピンとこないんですが、私の場合、すごく気分の起伏というか、気分の波、不安定さがありました。さらにはHSP気質だったというか、周りの人の言動をすごく気にしたり、悩んだりしていました。妄想チックな面もありました。正直、私の症状を《統合失調症》と診断されるのは、ちょっと違うのではないかと思っています。長年、その病名には疑問があります。受け入れられないとかではなく、ただ、それは違うだろうな、そもそも自分は病気ではないだろうな、という感覚があります。とりあえずその病名で22年間やってきて思うのは、精神疾患の病名なんて、その時にいい塩梅のものをつけられるんだろうな、と。精神状態とか、メンタルからくる症状に、本当は名前とか分類をつけられない、ましてや病気だとか病気じゃないとか判断できないのでは、と私は捉えています。ほんの数年前のことなんですが、私の職場で《適応障害》の診断名で数ヶ月休職した人がいたんですね。確かにその人にはそういう症状があったのでしょう。だけど私から言わせれば、それは都合のいい『こじつけ』なんですね。あくまでも自分の主観ですよ。いいんですよ、それでその人が休めて、その人にとってそれが必要だったのであれば。私はそれを批判したりはしません。そういう選択もありだと思います。ただ私が言いたいのは、私にとって精神疾患とは『まやかし』であり『まぼろし』であるということなんです。」

質問者「精神疾患は『まやかし』であり、『まぼろし』である、と。22年間精神疾患と向き合って出たあやこーんさんの捉え方なんですね。そう捉えたきっかけはあるんですか?」

あやこーん「統合失調症と診断された当初から20代前半くらいまでは、私はその病名に溺れていました。「私は統合失調症患者なんだ」ということを自分のアイデンティティにしていましたね。そうすると、精神の不安定さもHSP気質もなくならないんですね。自分は統合失調症患者だからこうだ、と選択することも生活も、統合失調症色に染まるんですね。どんな色かはご想像にお任せします。25,26くらいだったかな、私、統合失調症色の人生を心底嫌になってしまったんですね。アイデンティティが「私は統合失調症」っていうのに染まって生きるのがとにかく嫌だったんです。いろんな自分がいるはずじゃないですか。統合失調症だけが自分じゃないでしょ。でも、ほぼ100%それに染まっている。それに囚われている。あと、統合失調症の本やネットで病状を調べたり、統合失調症の方の話を聞いて、自分に当てはめようとしても、どうしてもこれが自分‼️って心からは思えないんですね。直感がそれは違うって言うんですね。だけど、医師からはそうだそうだと言われ続ける。医師はちゃんとした医師ですよ。だからずっと自分が思うことと医師から言われることとの葛藤がありましたね。だけど、25,26からもう統合失調症の自分として生きることは嫌になっちゃったんですね。仮に自分が本当に統合失調症だったとしても、もう統合失調症に囚われて生きるのはやめようと思いました。その自己表現として、きちんと自立すること、一人前に働くことが最初の目標でした。当時は障害基礎年金をもらってましたけど、一人前に働けるようになったら、迷わずもう受け取らないし、受け取らなくて済む自分になりたいと思ってました。今はもらってないですよ。偉いとかじゃないですよ。ただ私はやめたかっただけですから、統合失調症患者として生きるのを。それはただ私の思いですから。人によって様々でしょうから。年金が必要な人もいるでしょうし。そうやってとにかく働けるように無理もしましたね。身体も精神もけして強いわけではなかったですよ。だけど、そうやって生きていくうちに、精神の不安定さとかHSP気質とか抜けてくるんですよね。今でもそういう気質があるのは変わらないんだけど、生活には全く支障がないし、何というのかな、昇華できるというのかな、不安定であることも、何かが気になったり、悩むことも、全部自分の肥やしにできるし、学びにできるし、プラスにできる術がついたというか。そういう経過を辿っていって、自分が統合失調症だというのは『まやかし』『まぼろし』だと、私は勝手に思ってるし、その方がしっくりくるんですね。全ての人の精神疾患がそうだとは、私は他の人になったことがないし、わかりませんよ。ただ私はそう勝手に思っているってだけで。」

質問者「精神の不安定さやHSP気質が抜けてくるということについて、もう少し詳しく教えてください。」

あやこーん「まず、精神の不安定さやHSP気質によって生活が脅かされることがなくなります。だけど、全く不安定じゃなくなったり、全く気にならなくなるわけではないんですね。怒りも憤りもあるし、嘆きも悲しみもある。悩みも苦しみもある。人に言われたこと、されたことを気にしたりもする。だけど、引きずらないんですね。一晩寝たら回復する。一晩寝るために、私は今でも薬を飲んでるようなもんですね。統合失調症だとは思ってないけど、ちゃんと寝るためにとりあえず薬は飲むというのは続けています。精神の不安定さやHSP気質で苦しんでる人がいたら、まずはちゃんと睡眠を、と言いたいですね。睡眠の他には、経験も大事ですね。逃げてばかりいないで、場数を踏み続け、嫌な経験も辛い経験もたくさんして、嫌な人にも苦手な人にもたくさん接して、年齢を重ねてきたことで、私の場合は他人を怖くなくなったんですね。自分ばかりに責任や原因があるわけではないというのもすっかりわかり、自分ばかりを責めることもなくなりましたね。あと、人からのエネルギーをもらいやすい気質だと思うんですが、跳ね返したり癒やしたり浄化したりできるようになりましたね。自分の場合は、複雑なスピ的な知識はいらなかったです。スピは大好きですけどね。跳ね返すと意図して、自分にシールドが張られてるのをイメージしたり、塩風呂で浄化したり、それこそ一晩ちゃんと寝たり、そういう、ちょっと調べればわかるような知識で私の場合は対処できるようになりました。」

質問者「統合失調症色の人生を生きるのをやめることを選択したあやこーんさん。今までの人生を振り返って、統合失調症色の人生をやめれたと思いますか?今は望みどおりの人生を歩んでますか?」

あやこーん「私が最初に統合失調症だと診断された頃、もう私は普通の人生を生きられないんではないかと絶望したんですね。そんな時に、医師から、自分の患者であなたと同じ統合失調症の人だけど、結婚して子どもを育てている女性がいるよ、とか聞いたりしただけで、私は救われたんですね。ああ、私も、私なりの人生を生きて、いつしかそれを人づてに誰かが聞いて、希望を持ってもらえるような、そんな人生を私は歩みたいと思ってるんですね。自分が幸せに生きることが、誰かを励ますし、地球のためになるとすら思ってるんですね。もう統合失調症だろうがそうでなかろうがどうでもいいんですね。苦しんでる症状もないし。統合失調症と診断されて、それに苦しんだこともあったし、心身ともにベストな状態ではなかったけど、諦めずに人生を築いていって、今では症状に苦しむこともないし、自分で選んだ選択を堂々と歩んでいるという「はっきりとした事実」があるんですね。ある意味では統合失調症色に染まった人生だったし、そうではないとも言える。統合失調症と診断されたことで、自分を鼓舞し、それをバネにして生きてきたとこはありますね。それが逆に自分を強くしたというか。ハンデがあるからこそ、頑張れたというか。何らかの病気や障害に見舞われたとき、人ってその人そのものが表れると思いますね。私は意外に強かった。強さが明るみに出た。障害に見舞われたからこそ、自分が本当は強いことがわかった。今ではそう思っています。生命(いのち)の種をメラメラと燃やして、生きていった日々だったなーと、今振り返ると思います。それでも力強く生きてやるぞと、精神疾患患者なのにw力強く生きてやるぞと、生命(いのち)の種を燃やし生きてきた人生。みんながみんなそうじゃないかもしれないけど、もし私が力強く生きてきたことを、誰かが知って、それでその人がよし、自分も‼️って思ってもらえたら、こんなに生きたかいがあることはないと思うんですよね。それに、私の娘が、何らかの不幸に見舞われた時にうちのママがそうできるんなら私も‼️って、力にしてくれたら、母としてこんなに嬉しいことってないんですよね。40年間の人生で、後悔なんて一つもないですよ。自分なりにやってきたと思えてますよ。そう思えることが、何よりの収穫でしたね。」

質問者「人に希望を与えたいと思いながら、あやこーんさん自身も希望をもらっていたんですね。それがあやこーんさんを生かし、励ましてもいたんですね。今は、どんな目標を持っているんですか?」

あやこーん「今話してるような自分の意見や考え、人生経験、自分の存在そのものをもうちょっと社会に、外の世界に解放したい、表したい、明るみにしたいとは思うんですよね。あと、自分が喜ぶこと、好きなことをとことんして、それで人も喜んでくれたり、プラスにしてくれたら嬉しいなと思います。今私がしたいことは、まず、現在就いている公務員の仕事ですね。私、学生の頃、一生涯学生でいたいと思ってたんですよ。公務員の仕事は、私の中でその願望を叶えてるんです。学生気分で働いているという意味ではありませんよ!仕事は真面目にやっとりますよ!だけど、何か公務員として働くって、何だか私にとって学生時代に学校で勉強や部活に励むのと似てるんですよ。キンコンカンコーンで一日が始まるのも同じだしw自分のコツコツ真面目に取り組む職人気質とか、ある程度はマルチにこなせる気質とか、文章書きの気質も、思考や物事を整理する気質も、センスも、活かせると考えてます。自分の力を発揮できる場所だと思っていますね。お金ももらえて、子育てするためにも最適な日数、時間帯で働けて、母として生きる私には最良最適な職なんですね。だから今の仕事を続け、あわよくば昇格をするのが、今の一番の目標w4年目に突入したのはいいものの、昇格はまだしてないんですねwそれが悲しい。頑張ってるのに!もうどうすればいいかわからない。普通に頑張るしかない💦当面の目標はそれですね。統合失調症を明るみにして入職した私が昇格したとなれば、それこそ他の人の希望にもなるかもしれないし、統合失調症業界の常識も変わるかもしれないじゃないですか!私だけの問題じゃないんですよ!だから目一杯頑張ります🫶🏻」

質問者「自分の人生を生きながらにして、他者へのメッセージも含んでるんですね。ダブルミッションというか。あやこーんさんは自分のためだけに頑張っているのではないのですね。」

あやこーん「カッコよく言ってしまえば、そうかもしれないですけど、私ほど自分のことしか考えてない人間もいませんよw誰しもが自分のメッセージを受け取るわけでもないし、賞賛されるような期待もしてませんよ。自分の好きなように生きてるだけだし。自分さえ自分を認められて、好きでいられたら、それが全てなんですよ。」

質問者「今、あやこーんさんは自分を好きですか?」

あやこーん「大大大好きですね。統合失調症になる前も、そう診断されてからも、今も、変わらず自分が大好きですね。見た目が悪かろうが性格が悪かろうが、貧しかろうが、昔よりはお金を得ようが、どんな条件状態であろうが、自分が大好きですね。それが何よりも自分を助けてきたと思いますね。自分が自分を大好きであること。自分が自分を心底幸せにしたいと思えたからこそ、私は統合失調症ということに囚われて生きるのをやめたんですね。例え統合失調症でも自分が好きですよ、だけど自分を幸せにするためには、その【設定】は不要だったんです。」

質問者「そうすると、統合失調症は、本当は医師から診断されたことではなく、自らの【設定】だったということですか?」

あやこーん「私はそのような気がしますね。だから『まやかし』『まぼろし』だと言いたいんですね。他の人はどうかはわからないけど、私ははっきりそう確信してるんですね。思考は現実化するとか、潜在意識が現実を作るとか、言いますよね。私はそれを身をもって体現したと思いますね。自分の捉え方や考え方、選択を変えていったことが、今の元気な自分を形作っていったと思います。」

質問者「今、精神疾患を抱えている方に伝えたいことはありますか?」

あやこーん「精神疾患であるという状態が、その人にとって何らかの理由で都合が良いことで、自らそれを選んで抱えていることってたくさんあるんですね。人によって様々な状況があるので、それをよく知りもしない他人が一概にやめさせようとしたり、首を突っ込むことではないと思うんですね。結局はただ自分の望むように生きてるってだけです。だから、精神疾患を抱えている方に伝えたいことは、望み通りですねってことだけです。精神疾患を克服した方に伝えたいことも、望み通りですねってことだけです。」

質問者「あやこーんさんを統合失調症と診断した医師とは、現在どうなんでしょうか?あやこーんさんはその医師をどう思ってるんですか?」

あやこーん「18歳の頃は、確かにあり得ない妄想だと思われるような症状があったし(1回だけ)、医師が統合失調症と判断しても仕方がない状況はあったんですね。私はその医師を、恨んだりもしてないし、間違ったことをしたとも思ってないし、人として信頼をしてるし、第二の父のように思ってますよ。22年間、その医師に、自らの意見を投げかけもしたし、問いかけもしたし、身をもって私の人生を見せてきました。結婚したことも、公務員になったことも、それによって年金がストップして自分で生計を立ててることも、子どもを産み、育ててることも、厄介な上司をあしらいながら仕事を頑張っていることも、全てその医師に見せてきました。それでもあなたは私を精神疾患だと思いますか?と、私は聞きたいのかもしれないけど、もうその答えはどうでもいいんですね。ただ長年飲んできた薬を突然やめると調子が狂ってしまうし、睡眠をとるには最適な薬なので、薬を受け取るために三週間に一回、医師の診察を受けています。もし何かあったとしても安心だし、愚痴を言える人リストに医師と薬剤師さんが入ってるので、通院は続けても別に構わないと考えてます。」

質問者「多様性とか風の時代とか言われる現代社会ですが、そのことと精神疾患をあやこーんさんはどうお考えですか?」

あやこーん「地の時代は、人間をみんな一定のおにぎりの型に詰め込もうとして、これは型どおりのいいおにぎりだ、これは形が崩れてるから悪いおにぎりだって言ってた時代だと思うんですね。「エースをねらえ!」みたいなスポ根ど根性でみんなで型どおりのいいおにぎりになろう‼️おー🍙‼️って走ってた時代。そんなことへの抵抗が、何らかの疾患になることもあったのかもしれない。現代は精神疾患も、発達障害なども、多岐に渡りますよね。私、一人一人に何らかの疾患名とか障害名とかつけれちゃうと思うんですよ。皇族とか政治家とかにもつけれちゃうと思うんですよ。だから結局は、みんな個々ですねって、みんなそれぞれの性質がありますねって、ただそれだけじゃないですか。その当たり前のことを忘れて、みんなを型どおりのおにぎりにしようとしてただけじゃないですか。型にはまらないサイズの奴がいたり、崩れる奴がいたら、仲間外れにしてただけじゃないですか。型にはまらないことだってたくさんあるのに。型どおりのフリが上手な奴だけが、順応するのが上手い奴だけが、生き残ってただけでしょ。本当は違うくせに、そうしているから、いつしか自分の本当の声も聞こえなくなる。そして生きている意味も忘れていく。本当はサンドイッチだったことも忘れていく。美味しいバインミーだったかもしれないのに。本当は味噌バターコーンラーメンだったことも忘れて、梅おにぎりのフリをして生きていくような滑稽なことをしてきたんです。何かの病気や精神疾患の症状が、本当の自分を思い出して‼️と訴えているということも充分あり得ると思います。病気や障害が自分を探すきっかけになるということは大いにあります。」

質問者「あやこーんさんは、精神疾患を通して、自分の強さを見つけてきたと先ほどおっしゃっていましたね。」

あやこーん「宝物をたくさん、掘り出し物をたくさん、見つけてきたのだと、今では思いますよ。精神疾患患者の【設定】を使って、たくさん学んできたのだと思いますよ。その【設定】なんて、誰しもが好んで使うわけじゃない、稀有なものでしょ。だからその【設定】を選んだ人は、けっこう勉強家というか、ガッツあるなぁと思いますよ。先ほども話しましたけど、精神疾患であるという【設定】が必要な人もいるので、私はそれに関して何かを言う立場ではありません。それぞれの選択の自由があるというだけで。ただ、自分次第で【設定】を変えることができるというのが、私が身をもって体感した持論です。」

質問者「あやこーんさんにとって、統合失調症患者であったことはけして不幸なことばかりではなかったんですね?」

あやこーん「そうですね。大切なことにたくさん気づかせてもらいましたね。本質を見抜ける目も持たせてもらったと思いますね。どん底を味わったからこそ、ちょっとやそっとのアクシデントも不幸も、もう全然怖くないですね。どうとでもなれ!と思えますね。私にとって、一番エキサイティングなアトラクションだったと思います。もう一度乗りたいとは思わないけどw」

質問者「では、最後にこれを読んでくれた人に、一言どうぞ‼️」

あやこーん「自分の本音ばかりで話したので、ストレートな物言いですいませんでした。だけど話してきたことに嘘偽りはありません。意味がわからない人もいるかもしれないけど、わかる人だけにわかればいいと思います。これからも宇宙はあなたの望み通り、望み以上を叶えてくれると思います。だから本当に望むことを明確にすることが一番大事ですな!ちなみにチェルシーの販売が終わってしまったのに、食べれないで終わってしまったのが、最近あった残念なことです。関係ないけどw」

質問者「きゅ、急にチェルシー…やっぱりあやこーんさんはおバカな人でしたね‼️そんなあやこーんさんですが、長いインタビューを受けていただき、ありがとうございました‼️」

あやこーん「こちらこそありがとうございました‼️読んでくださった方もありがとうございました‼️これからもちょいちょいnoteを綴っていくので、ご都合が良い時に遊びに来てくださいね😄」

長々としたインタビューを読んでくださって
ありがとうございやした







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