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追補 シャロン・シャノンの笑顔
前回のnoteでシャロン・シャノンは田舎の素朴なゴールウェイ・ガールだ、などと言って締めてしまったが後悔している。
ミュージック・プラントさんが2019年のケルティック・クリスマスに際して掲載したブログを読むまで知らなかったのだが、彼女は2008年に大変悲しい経験をしている。
当時交際していたレオ・ヒーニーという男性がいたのだが、シャロンがツアー中に心臓発作で突然亡くなった、というのだ。彼女自
シャロン・シャノンの笑顔
シャロン・シャノンというアコーディオン奏者が日本に紹介され、初めて来日したのはいつだったか。90年代に東京のレコードショップでインストアライブがあり観に行った記憶がある。あまりのキュートさにすっかり大ファンになってしまった、と言うことだけは覚えている。
経歴を見ると、1968年6月生まれだという。僕と一歳違い。1989年21歳のときにウォーターボーイズに加入、脱退後1991年にファーストアルバム
テナーギターという新世界
テナーギターなるものを入手した。
Martin モデル名は0-18T。
シリアルは90xxx番、テーブルを見るとなんと1945年製。
こんなに古いMartinを普通に買おうと思ったらすごい値段だ。ちなみにReverbで1940年代の0-18を検索してみるとこんな感じである。どれも100万円超え。
しかしこのモデルを検索してみると、相場的には大体20万円台である。それほど需要がないのだろうか。正
「PERFECT DAYS」を観て家に帰る、完璧な一日
丁度東京駅で用事があったので、日本橋の映画館で話題の「PARFECT DAYS」を観に行った。事前に情報を入れずに行ったのがよかった。映画を観終わったあとのなんとも清々しい読後感(他に言葉が見つからない)は、やはりヴィム・ヴェンダースだなあと思った。
若い頃に大好きな映画監督だった。「パリ・テキサス」「ベルリン・天使の詩」はリアルタイムで夢中になった。深夜テレビでやっていた「都会のアリス」を録画
ボシーバンド 45年振りの再結成?!
こちらはつい先日、1月23日にスコットランドのグラスゴーで行われたケルティックコネクションというフェスティバルで行われたボシーバンドの再結成ライブの模様だ。
一曲目は「After Hours」と同じ”Kesh Jig”。ドーナル・ラニーが力一杯掻き鳴らすブズーキで始まる、余計な小技などはない、ハーモニーも無い、全員が同じ旋律を同じように奏で、リズムも一定を保っている、それなのに分厚い音の壁が作ら
カナダのルシアー テッド・トンプソン
最近Thompson T1というギターを手にした。これまで聞いたことのないギターで、製作者のことも知らなかったので少し調べてみることにした。すると、この製作者テッド・トンプソンは奇しくも昨年の5月に亡くなっているということを知った。
アメリカには”The Acoustic Guitar Forum”というのがあり、ありとあらゆるアコギに関する情報がスレッドになっている。そこに”RIP Ted T
フェアグラウンド・アトラクション なんと35年ぶり
SNSを見ていたら、彼らが再結成して6月に来日するとの情報が。
紹介文をそのまま引用させて頂くと・・・
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フェアーグラウンド・アトラクション、奇跡のリユニオンと共に来日公演が決定!
1988年発表の全英1位を獲得したデビュー・シングル「Perfect」は、日本でも大きな反響を呼び、多くのリスナーを獲得。オリジナル・アルバム「The First of a Million
サヨナラ シェイン・マクゴワン
シェイン・マクゴワンが亡くなってしまった。
ずっと入院をしていて、やっと退院ができて家に帰れる、という奥さんの投稿は11/23だった。それを見たばかりだったので意表を突かれた。
今SNSはシェインへの追悼メッセージで溢れかえっている。どれだけ世界中で愛されていたのか。
今年のクリスマスに流れる“Fairytale Of New York”を耳にするときっと悲しくなるのだろう。シェインは天国でカー
アイリッシュ・ミュージックの新たな潮流
イスラエルによるパレスチナへの空爆、連日の報道はもう目を背けずにはいられないものばかり。2023年も終わろうとしているのに人類はなぜ未だにこんなことをやっているのか、歴史から何を学んできたのか、もう理解不能だ。
フェイスブックでこのフライヤーが目に飛び込んできた。
アイルランドミュージシャンによるパレスチナ支援ライブ。売り上げをパレスチナの医療支援に寄付するという。
11月28日、3Arena
イアン・デューリーとアイルランド
サムネイルの写真をフェイスブックで流れてきた投稿で見つけた。
イアン・デューリーの少年時代の写真、ドニゴールにて、とある。
特に説明はなかったが、投稿についているコメントを読むと、彼の親戚がアイルランド西部のドニゴールに住んでいて、そこに遊びに来ていた時の写真らしい。正確にはキリーゴードンというドニゴールから内陸に入ったところにある小さな村らしい。でも彼にとっては、ドニゴールというのは特別な場所に
ジョナサン・リッチマンに首ったけ
「メリーに首ったけ」という映画を観ただろうか。
キャメロン・ディアス演じるメリーを巡ってベン・ステイラーとマット・ディロンが繰り広げるドタバタコメディである。1998年の制作でキャメロン・ディアスの出世作だという。この映画がヒットしたおかげで、彼女は2000年にチャーリーズエンジェルの役を射止めて大スターとなる。この映画、1億ドルの大ヒットとのことだが、結構どぎついブラックコメディである。まだ付き
ルー・リードと同級生 ガーランド・ジェフリーズ
サムネイルの写真はこちらのフェイスブックで流れてきた。
キャブションには「ルー・リードはシラキュース大学図書館で英語の学位を取得、将来のミュージシャンの友人ガーランド・ジェフリーが見ている。1962年。」とある。
1962年ということは、ルー・リードは20歳、ベルベット・アンダーグラウンドは1965年に結成されているので、その3年前ということになる。そうは見えないが、まあ本当なのだろう。
そ