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子育て 教育

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2019年9月の記事一覧

「つくる」の前後で「学び」が変わる

「つくる」の前後で「学び」が変わる

ワークショップとは「つくることで学ぶ」活動です。でも、「つくっておしまい!」の活動ではありません。

「今日は●●を作ります。では、まず作り方を教えます!」といって始まり、時間いっぱいに何かをつくる活動をし、「今日はいろんな●●ができましたね!おしまい!」といって終了するものも多いかもしれません。

もちろん、それも楽しい時間にはなると思うのですが、ぼくはなんだか「物足りないな〜」と感じることも多

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こども相撲大会

こども相撲大会

恒例の町内こども相撲大会でした。

子供たちの熱戦に大人たちも応援で大盛り上がりでした。

町内のおじさんたちに叱られる子、負けて泣いて土俵から降りられない子、相手に怪我させてしまい反省から賞品の受け取りを拒否する子、などなど、涙も含めて大盛況。

うちの区で相撲大会ができる地区は3つだけだそう。
気軽にみんなで相撲を楽しめる環境に感謝。

相撲に限らずいろいろな事に気軽にチャレンジできる環境って

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学童キャンプ - 大人たちのインパクト

学童キャンプ - 大人たちのインパクト

学童のキャンプ、親にとっては衝撃的な体験でした。
(他の新一年の親たちも一様に)
 
 
1年生から6年生まで成長度合いが全然違う子供達、総勢160名の大人数、親がそれぞれに役割を持って作り上げるキャンプ。
要素としてはいろいろありますが、このキャンプの本質を僕なりに集約すると、
 
「多種多様な個性の大人たちと子供たちの濃密な共同生活」
 
かと思います。
 
 
子供たちは遊んでくれる大人が大

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学童に集うリーダーたち

学童のキャンプでもう一つ印象的だったこと。
それは個性豊かな大人たちがいるだけでなく、いろんなタイプのリーダーが集まっているなということでした。
 
 
テキパキと指示を出すリーダー、みんなと話し合って決めていくリーダー、自分から行動して背中で見せるリーダー、みんなを話し合わせて自分は寡黙に聞いていて、必要な時だけスパッと決めるリーダー。
 
 
どのタイプがいい、悪いではなく、それぞれがそれぞれ

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チームスポーツと個人競技

チームスポーツと個人競技

町内の相撲大会に引き続き、今度は区の大会でした。
平均年齢が70を超えているのではないかと思う役員の皆様のお陰で無事完了、本当に感謝です。
息子も個人戦で2位をとり喜んでいました。

サッカーなどのチームスポーツよりも相撲のような個人競技の方が息子はあっているんじゃないかと、親の勝手で思ってしまうのですが、ここは自戒して型に押し込めないようにしたいと思います。

チームスポーツと個人競技、いろいろ

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未来の先生展

『未来の先生展』というイベントに行ってきました。

その名の通り、先生が未来のために考え、議論し、スキルを磨く、そんな講座が130以上も勢ぞろい。
参加者はやはり小中高の先生が多いですが、それ以外でも教育関係の会社や子供を持つ親、それに僕のような子供の放課後に興味のある人など様々でした。

限りある時間の中で数ある講座から数個を選ぶのはなかなか大変でしたが、以下のキーワードをテーマに受講しました

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質問する力をつけるには

質問する力をつけるには

海外で仕事をしていてよく感じたことがあります。
欧米人って打ち合わせや講習会の中で、すごーく”自然に質問”するな〜
そして、質問される側もすごーく自然に質問に回答するし、むしろ講習会なんてその積み上げで成り立っているような。

この欧米人が質問をするときのあの自然さはどこから来るのだろう、とずーっと興味がありました。

その問いに対して、最近一つの仮説を持つようになりました。
これが理由の全てとは

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質問づくりが僕らを変える

質問づくりが僕らを変える

教室において、僕らは先生から問題(質問)を出され、それに答える練習ばかりしてきました。

授業にせよ、テストにせよ、ゲームにせよ、こうして僕らは質問や課題に答える練習は散々やってきました。

でも、質問を作る練習は殆どしてこなかったように思います。

先生が「何か質問がある人?」と聞いてくれた時でさえ、そのときに質問があれば手をあげるし、なければそのまま。頭をひねって時間をとって質問をたくさん作ろ

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キッザニアのおすすめな使い方

キッザニアのおすすめな使い方

噂のキッザニア、初めて行ってみました。
どんな噂か?
沢山の職業が体験できて、お金を稼ぐ仕組みまで学べ、子供もすごく楽しめる夢のような施設、という噂です。

そういえばフィンランドにも子供が色々な職業を体験できる施設がある、と聞いていたのでなおさら期待。

そして、感想です。

「キッザニアは子供だけで放り込んだ方がいい」

以下、そう思う理由です。

1. 入場料が高い。故に親は子供に出来るだけ

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子どもと大人が「まなざし」を借り合う学校/社会をつくりたい

子どもと大人が「まなざし」を借り合う学校/社会をつくりたい

こんにちは、臼井隆志です。ぼくはワークショップデザインを専門に、企業向けの人材育成や組織開発の事業をしているかたわら、アートと子どもに関わるワークショップの企画を仕事にしています。

先日、一緒に仕事をしているアート系のプロデューサーに「臼井さんのゴールはどこなの?」と聞かれました。そのときとっさに「学校なのかアートセンターなのかわからないけど、いろんな子どもといろんな大人が学び合っているような建

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