質問する力をつけるには
海外で仕事をしていてよく感じたことがあります。
欧米人って打ち合わせや講習会の中で、すごーく”自然に質問”するな〜
そして、質問される側もすごーく自然に質問に回答するし、むしろ講習会なんてその積み上げで成り立っているような。
この欧米人が質問をするときのあの自然さはどこから来るのだろう、とずーっと興味がありました。
その問いに対して、最近一つの仮説を持つようになりました。
これが理由の全てとは思いませんが、最近の読書やセミナー等での皆さんのお話から。
フィンランドやオランダなど教育に定評のある国々を始めとして、欧米の傾向として子供の頃から行わせている習慣付け、トレーニングと言ってもいいかもしれません。
それは、
自分自身を観察して理解すること、
自分の考えや状態を外に発信すること、
そして自分で物事を決めること。
未就学児の頃からこれらを繰り返し行わせることで、
自分が他者と違っていていいんだということ、
それを自信を持って表に出していいこと、
そして他人待ちではなく自分から行動を起こすべきこと、
これらが自然に出来るようになるようだ、ということです。
これらの習慣付け(トレーニング)は、大きな方針であってそれを実現するための具体的な手段は個別の事例が参考になると思います。
でも、手段が目的化しないように気をつけないと、と思います。
質問する、ということは積極的にその物事を理解しようと努め、意見を持つということです。
大人の質問に答えることばかりに慣れるのではなく、自らがどんどん質問を作っていける、そんな子供が育つ環境を考えていきたいと思います。
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