Kusaki Yuko

「色を読み解く」惹かれる色のメッセージに耳を傾けて、翻訳していく…自然の色、日常で使う…

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「色を読み解く」惹かれる色のメッセージに耳を傾けて、翻訳していく…自然の色、日常で使う色、小説に出てくる色、映画やドラマで使われる色。色のお話を綴っていきます。https://forme-colour.jp/https://ryb.forme-colour.jp/

最近の記事

お花見というと…

そろそろ自然の色が華やいできましたね。 もうすぐ桜も咲き始める時季になりましたが、先日、京都の北野天満宮で梅を楽しみました。 お花見というと桜が人気ですが、歴史を辿ると奈良時代には、中国から伝来した梅でお花見をしていたと。 ということは、桜よりも早い時季にはお花見をしていたのですね。 まだ寒い中で、花を愛でることで、心を豊かな時間を過ごしていたと考えられそうです。 確かに奈良時代に詠まれた万葉集では、「梅」が多いですね。 そして、まだ寒いところもある時季であることがわかる

    • 桜色

      桜の季節真っただ中。 日本は四季を楽しめる国ではありますが、 とりわけ春の桜の咲く頃は、 なんだか特別な感じがします。 その理由の中には、日本の4月を新年度としていることが関係しているでしょう。 子どもの頃から、入園式や入学式には桜の下で写真撮影。 というのがお決まりでした。 桜といえば薄い紅色のイメージ。 でも、代表的なソメイヨシノは、白い花弁です。 でも、花の芯の部分が紅色なので、たくさん集まり、それを遠くから見ると、それが混ざって混色されているように見える、併置混

      • 今年はこのカラーで

        2022年がスタートして1週間が経ちました。 オーラライト・カラーセラピーでは、その年のカラーを表すことができます。 今年は、レッド・レッド。 毎年のイヤーカラーについては、記事を書いていますが、昨年のお話は、こちらに掲載されています。今年の分は、2月にアップされます。 レッドの意味は カラーボトルをご覧になって、きっと強い印象をお持ちになったり、なんだか背中を押されているような気持ちになる、という方が多いのではないかと思います。 そうですね、レッド・レッドというこ

        • 今年をふりかえって

          今日で、今年も終わります。 毎年感じるのですが、今年は一層あっという間の一年でした。 noteを始めたのが、今年の2月でした。 まだ、一年経っていませんが、私自身の記事はなかなか書けていませんが、みなさんの記事はいつも楽しませていただいています。 本当にありがとうございます。 さて、あらためて今年をふりかえって、本当にあっという間だったと感じる理由は・・・ 年始早々、施設でお世話になっていた父が肺炎で入院し、そのまま帰ることはありませんでした。 94歳という大往生だっ

        お花見というと…

          秋色をたどると・・・

          気がつけば、いつの間にかもう11月。 秋が始まっていますね。 一年の中で、秋は自然の色の変化を楽しめる、最適な時だと思います。 春は新緑色の葉っぱが、夏にはあおあおとした緑になり、秋にはだんだんと紅葉に向かいます。 この変化は、色相環の順。それが自然の摂理なのです。 先日、南禅寺の水路閣の周りは、まだ緑色で覆われていました。 もうすぐ、緑から黄色方向に回って、オレンジ色になります。 ここからは、紅葉の「紅色」へ。 色相環の緑色からスタートして、黄色、オレンジ、赤

          秋色をたどると・・・

          たった1時間ちょっとのフライトでも

          大阪伊丹空港から東京羽田空港へのフライト。 京都からなので、本当は、新幹線の方が早いのですが、時々飛行機に乗りたくなります。 飛行機に乗るのは、移動手段ではありますが、空港に着いた時から、なんだかワクワクします。そして、非日常が楽しめるので、私は窓側の席に座って、ほとんどずっと外を眺めています。 飛び立ってすぐだと滑走路が見えます。そして、だんだんと高度が上がっていくに従って、街全体が見渡せるのも楽しみのひとつです。 今回、初めて見つけたのが、奈良県上空からの古墳を見

          たった1時間ちょっとのフライトでも

          黒と赤の世界を深めて

          秋が一歩一歩確実に近付いていると感じる季節になりました。 明日は、十五夜でお月見ですね。 私もお月さまを眺めながら月見団子をいただきたいと思います。 京都の樂美術館で、「日本の色ー赤と黒の世界」展に行きました。 陶芸のことは、以前お茶のお稽古の時に少し学んだ程度で、ほとんど知識はありません。でも、色からの世界観を感じてみたいとの思いで出かけてみました。 樂焼は、なぜ赤と黒なのか?利休がもとめ、長次郎が生み出した樂茶碗ですが、その思想観を垣間見れたらと思います。 参考にし

          黒と赤の世界を深めて

          「〜になる」と「〜をする」

          もうすぐ、コスモスの季節がきますね。 母が、大好きな花でした。 私がコスモスの写真を撮ると、 それ欲しい〜とよく言っていたのを思い出します。 子育てについての本を思い出し以前読んだ子育て関連の本の一節が浮かんできました。 親にはなれるが、親をするのが大切だと。 確かに・・・ 子どもが生まれたら、親になれます。 私は、元々それほど子ども好きというタイプではなかったので、妊娠した時に何が一番不安だったかというと、「私でも親になれるのか?」でした。 でも、今思うと親にはなれ

          「〜になる」と「〜をする」

          モネの目に映っていた景色を見たくて

          5年前の8月の終わりから9月にかけて訪れたパリを思い出します。 ちょうど今頃は、旅の準備を楽しんでいましたね。 このパリの旅の頃からでしょうか・・・ いつもふと頭に浮かんで、絶対ここ行きたい!と衝動に駆られて、勝手にテーマを考えて、旅の計画をするようになりました。 パリへの旅のテーマは、「モネ」でした以前、京都の大山崎山荘美術館で、クロード・モネの「睡蓮」を観た時、その前から立ち去れなくなったことがありました。完全に「惹き込まれる」という気持ちです。 その時から、モネを

          モネの目に映っていた景色を見たくて

          青・碧・蒼〜「あお」の世界〜

          先日、屋久島へ行ってきました。 自然の色をたくさん浴びて、心身の癒しに浸れました。 とくに今回は、ブルーをたくさんいただいた気分ですが、そこで、ブルーを漢字にすると? 青、碧、蒼どれも「あお」ですが、少しずつ違いがありますね。 空は青空。 「青」以外には見つからないほどの青です。 晴天と表す場合も、「晴」は、日に青ですから、まさにこの真昼の青空。 正確には、青は、ブルー系の色の総称です。その中に水色があったり、藍色があったりと考えるとわかりやすいですね。 でも

          青・碧・蒼〜「あお」の世界〜

          昔好きだった色、イエローのお話

          カラーセッションのお客さまとの会話の中で、 「昔好きだった色なのに、最近変わってきました。 そこには何か意味はあるのでしょうか?」と。 好きな色が変わるのは、 誰にでもあることですね。 みなさんもちょっと子どもの頃や 学生時代などに好きだった色、 よく使った色を思い出してください。 その時の自分の状態や様子がわかります。 私の場合は・・・ものごころついたときから、 20歳過ぎまでは、 イエローが好きでした。 小物や普段使うものなど、 いつもイエローを選んでいました。

          昔好きだった色、イエローのお話

          ピンクに惹かれるのは

          夏になって嬉しいのは、日が長くなること。 仕事が終わってから帰る頃、 時折まだ外が明るいのは、 なんとなく得した気分になります。 夕暮れ時の空がピンクに染まることありますね。 ついつい写真を撮ってしまします。 ピンクを選ぶ人が多いのはカラーセラピーのセッションをしていると、 ピンクに惹かれる人は多いですね。 この理由は・・・ 私の見解ですが、ピンクは誰もが持つ色。 それは、肌の色です。 ただし、人による肌の色の違いがあり、 以前は「はだいろ」と言われていた色は、 今

          ピンクに惹かれるのは

          なぜ旅をするのか?〜母の言葉より〜

          私が初めて海外へ行ったのは、高校生の時でした。 当時は、夏休みを利用してホームステイのプログラムができ始めた頃で、まだまだ高校生が海外へ行くには、勇気が必要でしたね。 でも、なんとしてもアメリカへ行きたいと言う私の願いを叶えてくれた両親に、心から感謝しています。 それがきっかけで私は海外旅行が大好きになりました。 最初は、アメリカ方面、子どもが生まれてからはリゾートが多くなり、仕事も兼ねてヨーロッパへ行くと、その魅力にもハマってしまいました。 (バルセロナ、サグラダフ

          なぜ旅をするのか?〜母の言葉より〜

          お母さんはね、毎日リセットできるの

          今日は、子育てのお話しを書こうと思います。 孫はかわいいってよく言いますが、 実は、以前の私にはあまりわかりませんでした。 でも、やっぱり実際に孫が生まれて抱っこすると、 「めちゃめちゃかわいい〜」と思うようになりました。 そして、自分の子どもの時とは違う愛しさを感じるのです。 子育て中にはなかな気付けないですが息子が、1歳半の自分の子どもの保育園でもらった写真を送ってきました。 この春から登園していますが、最初は泣いてばかり。 でも、最近はやっと慣れていたようで、楽

          お母さんはね、毎日リセットできるの

          バースデーカラーのお話し

          最近、なぜか?ブルー・ターコイズのボトルのバースデーカラーについて、お話をする機会が多いのです。 オーラライト・カラーセラピーで生年月日からから導き出すバースデーカラーについては、以前にも書きましたので、よろしければこちらもご覧くださいね。 今回は、 ブルー・ターコイズのお話です。 ブルー系の意味が概ね当てはまりますが、上下の違いを微妙に解説できるとわかりやすくなります。 とても繊細で、感覚優先のタイプ。 物事に動じないように振る舞う傾向にありますが、実は内面では揺

          バースデーカラーのお話し

          シンプルだから拡がる発想

          先日、私が考案したRYBカラーリーディング®︎から 新しくカードで楽しむ「RYB Colo CARD」(リブコロカード)をリリースしました。 三原色(レッド、イエロー、ブルー)だけで構成されたデザインで、全部で29枚のカードです。 カラーセラピーやカラーカウンセリングでは、自分で色を選んでその意味を読み解くことで、今の気持ちにアプローチします。 その点が占いとは違うと言ってきましたが、私自身が多くのお客さまにカウンセリングをしてきて感じたのは、手法や方法が何であれ、みな

          シンプルだから拡がる発想