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お花見というと…

そろそろ自然の色が華やいできましたね。
もうすぐ桜も咲き始める時季になりましたが、先日、京都の北野天満宮で梅を楽しみました。

お花見というと桜が人気ですが、歴史を辿ると奈良時代には、中国から伝来した梅でお花見をしていたと。
ということは、桜よりも早い時季にはお花見をしていたのですね。
まだ寒い中で、花を愛でることで、心を豊かな時間を過ごしていたと考えられそうです。

確かに奈良時代に詠まれた万葉集では、「梅」が多いですね。
そして、まだ寒いところもある時季であることがわかるのが、
「梅の花、散らくは位づく、しかすがに、この城の山に、雪は降りつつ」。

そして、桜のお花見は、平安時代から始まったようです。その後、歴史的にも桜のお花見が話題を作ってきたのです。

梅でお花見

梅の花の色は、紅梅から白梅まで、一度にグラデーションカラーが楽しめます。

深いピンク系の紅色は、寒さ伝わる青みよりです。気持ちも引き締まる感覚があり、春を待つ姿勢のように感じます。

薄紅色の梅は、だんだんと陽の光が注がれているような色。

季節も気持ちも開放と広がりの方向へ。
期待感が溢れ出す色なのです。

可愛いだけでなく、人を思う気持ち、やさしを醸し出すのです。

そして、白い梅は、光そのもの。
眩しい輝きは、理想の世界へ導きます。

思い描くことは、なんでも可能にしてくれそうな気持ちになれます。

そして、次の桜へバトンタッチですね。






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