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昔好きだった色、イエローのお話

カラーセッションのお客さまとの会話の中で、
「昔好きだった色なのに、最近変わってきました。
そこには何か意味はあるのでしょうか?」と。

好きな色が変わるのは、
誰にでもあることですね。

みなさんもちょっと子どもの頃や
学生時代などに好きだった色、
よく使った色を思い出してください。
その時の自分の状態や様子がわかります。

私の場合は・・・

ものごころついたときから、
20歳過ぎまでは、
イエローが好きでした。
小物や普段使うものなど、
いつもイエローを選んでいました。

今では考えられないような、
真っ黄色の服も着ていました。

小学生の頃、初めてのピアノの発表会で着たワンピースも
イエローだったのをはっきりと覚えています。

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これを分析すると、
私は三人姉妹の末っ子です。
いつも両親は、私を呼ぶとき、
上の姉の名前を順に口に出してから、
私の名前が出てくるのです。

服はお下がりばかりで、
たまに服を買ってもらえるときは、
本当に嬉しくて、
イエローを選んでいました。

イエローの意味

イエローには、
自分自身、アイデンティティ、自己主張、目立つ、注目、独立、
などの意味があります。

カラーの勉強を始めてから、
あの頃、私がイエロー好きだった理由が、
わかりました。

いつも両親に、
「私を見て!」
「ここにいるよ!」
「私の名前ちゃんと呼んでよ!」と
訴えていたのでしょうね。

そして、
どうしたらお下がりの服を着なくても良いかを考えて、
「そうや、お姉ちゃんより大きなったらいいんや」と
思った結果、小学校高学年で
一番上の姉の身長を越しました。

また、私の父はとても厳格な人で、
身内と外の人を完璧に分けるタイプ。
家族以外は、みんなお客さんでした。

だから、友達を家に連れて来ても、
気楽に一緒にご飯食べよ〜などは無く、
客間でお寿司をご馳走するという形。
家族ぐるみで楽しむということは
一切ありませんでした。

そのような家庭に育ったからか?友達の家に行くと、
よく、そこのお母さんに
一緒に、ご飯食べて行き〜
と言われるのが、不思議でした。
でも、そんな光景が、どこか羨ましく、
うちもこんな気楽な雰囲気やったらいいのに、
と思ったことがありました。

ここでも、イエローの
楽しく、自由に、気楽に、
というキーワードが浮かびます。

求めていたのですね

私がイエローを好んでいた頃は、
イエローの意味を
いつも求めていたのです。
そして、知らぬ間に
それを主張していたのです。

やがて、おとなになって、親から離れ、
自由や自分のスタイルを手に入れた私は、
イエローの服は着なくなりました。

みなさんも、
昔好きだった色を思い出して、
その頃の自分の気持ちを
色から寄り添ってみてください。
発見、あるかもしれないですよ。

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