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まずは感情に名前をつけていこう【短編】

ご高覧いただきありがとうございます。

私が大事にしていることの1つ。
『人によって物事の感じ方が違う』という考えです。

例えば「痛み」。
ズキズキ、シクシク、ジンジン……表現はたくさんあります。

痛みは明確な基準がありません。
よって、個人の感覚でしか表せません。

ちなみに私は「差し込むような痛み」がよく分かってません(笑)

つまり、自分はズキズキだと思ったのに、相手にとってはジンジンだった。

そんな差はあって当然だと思っています。

感情も同じです。
自分の中で明確に確立していない事がある
のです。



感情の「感じるきっかけ」と「表現の仕方」はみんな違うのです。

アナタは『不安』という言葉はどう思いますか?

不安という言葉。
実はかなり曖昧な言葉とされています。

『何が不安なんですか?』
『何が心配なんですか?』

この差はどうでしょう?
まぁ、実際にはほとんど同じなんです。

しかし、不安と心配はどこか差を感じますよね。

心配と不安の違い。
それは具体性です。

心配なことはハッキリ言えますが、不安は明確にできない事もあります
それだけ人間とは色々なものを感覚的にとらえています。



人間は卓越した脳を持っています。

「なんとなく漠然と受け入れる」ができてしまう生物です。

でも、それが迷宮を作ってしまいます。
感情と言葉など、色々なものにズレが発生し、感情を見失ってしまいます。

だからこそ、『感情を個人の主観で理解する』のです。

これらは本当に主観で構いません。
むしろ、自分で把握する方が手っ取り早いです。

「感情を正しく表す」と、良い効果を生みます。
分からない感情が理解できた瞬間、対処もできるようになるんです。



例えば
『病院にいると落ち着かない』

この「落ち着かない」という気持ちに名前を付けます。

例えば、焦燥感。

『焦燥感』とは焦っている状態。
「なんで焦っているんだろう?」と考えてみましょう。

大抵は過去にヒントがあります。
もし、焦るような記憶はないなら、名前を変えてみましょう。


例えば、無力感。

また、記憶をたどってみます。
「子供の時、治療時に押さえつけられた経験がある」とします。

大人の力で押さえつけられた時の無力感。そして恐怖。
その事を思い出して自分は落ち着かない。

このようになるんです。



感情はあくまで主観です。
なので、主観で考えて良いものです。

感情が分からない人って結構いるんです。

なんか落ち着かない。
なんかモヤモヤする。
なんかドキドキする。

こういった状態に名前を付けるだけで楽になると思います。
それくらい「名前は存在を明確化させる力」が強いのです。

あなたも自分の感情に名前を付けてみてください。
最初は大変でも、後々きっと楽になった自覚を得られると思います。


ご高覧いただきありがとうございました。

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