榛名いおり

院生 研究職

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記事一覧

過去を色眼鏡で見ないことー木村伊兵衛の展示に寄せて

ここでいう過去とは、自分の記憶の中にあるような経験した過去ではなく、自分の生まれるもっと…

榛名いおり
9か月前
4

下書きのタブを開くと、溜まっているいくつもの文章に後ろめたさを覚えるが、まだ書き上げられていない文章につけた、格好だけは良い題名たちを眺めるのも、また良いものである。

榛名いおり
10か月前
1

久しぶりに大学に登校したら、エントランスに大型の油画が飾られているのが目に入った。芸術系の学科の卒展らしい。学生一人につき、やや小型の習作と、完成作品の二つがそれぞれ掛けてあった。まだ在学生であろう彼女たちの存在がぼんやりと透けて見える。卒展には、独特の心地よい生々しさがあった。

2

雨上がりの夜が一番好きだ。田圃に水を張る季節と同じで、安心する。

1

早く秋服を着たい。

1

どう考えても塗り絵に向かないゴッホで塗り絵コンテンツを公開するゴッホ美術館、好きです。

3

展示替えのススメ

展示替えとは。美術館や博物館において、展示してある作品を入れ替えることである。例えば会期…

4

文学は私を閉じ込めてくれる。音楽は私を溶かすが、閉じ込めることはない。ここに両者の違いがあるように思われる。

2

今日の授業では、心理学が専門の教授に対して、美術(史)における知覚及び認知の問題というテーマで学生の私が1時間近く講義をしました。私のこれが講義と呼べる立派なものであったかは別としても、少なくとも1時間の話をできる程度には自分の中に知識体系が備わっているのだと実感する機会でした。

院生所感(信用について) 2022.4.19

院の授業が始まって明日でやっと1週間が経つ。教授よりも院生の方が少ないなんて贅沢な環境の…

1

この頃は祖母宅の庭に生えている柿の木の若芽がちょうど萌え出す時期である。この何とも爽やかで軽やかな光を透かす黄緑が好きで、毎年楽しみにしている。伝統色の世界では春先に萌え出る若葉の色を指して萌黄(萌木)色とするそうであるが、柿の木はこれよりも黄味の強い鶸色の方が近いように見える。

2

おすそ分け

本などを読んだときに自分が惹かれた文章を集めている、いわば言葉の宝石箱のようなノートがあ…

2

研究者記念日

今日は人生で初めて参加する学術調査の初日であった。 春からお世話になる大学院の研究室が、…

1

夜と地続きの朝は絶望でしかない。

夜と地続きの朝は絶望でしかない。 いつだったか、本当に怖いのは夜ではなくて昼間に起こる怪…

3

これからのこと

長いこと投稿をしていなかった。ここしばらくは大学院入試のことで頭がいっぱいで、自分の進路…

3

最近買ったもの

最近、物欲を満たすことで心を埋めている感じがあっていろんなものを買ってしまったので、購入…

3

過去を色眼鏡で見ないことー木村伊兵衛の展示に寄せて

ここでいう過去とは、自分の記憶の中にあるような経験した過去ではなく、自分の生まれるもっと…

榛名いおり
9か月前
4

下書きのタブを開くと、溜まっているいくつもの文章に後ろめたさを覚えるが、まだ書き上げられていない文章につけた、格好だけは良い題名たちを眺めるのも、また良いものである。

榛名いおり
10か月前
1

久しぶりに大学に登校したら、エントランスに大型の油画が飾られているのが目に入った。芸術系の学科の卒展らしい。学生一人につき、やや小型の習作と、完成作品の二つがそれぞれ掛けてあった。まだ在学生であろう彼女たちの存在がぼんやりと透けて見える。卒展には、独特の心地よい生々しさがあった。

2

雨上がりの夜が一番好きだ。田圃に水を張る季節と同じで、安心する。

1

早く秋服を着たい。

1

どう考えても塗り絵に向かないゴッホで塗り絵コンテンツを公開するゴッホ美術館、好きです。

3

展示替えのススメ

展示替えとは。美術館や博物館において、展示してある作品を入れ替えることである。例えば会期…

4

文学は私を閉じ込めてくれる。音楽は私を溶かすが、閉じ込めることはない。ここに両者の違いがあるように思われる。

2

今日の授業では、心理学が専門の教授に対して、美術(史)における知覚及び認知の問題というテーマで学生の私が1時間近く講義をしました。私のこれが講義と呼べる立派なものであったかは別としても、少なくとも1時間の話をできる程度には自分の中に知識体系が備わっているのだと実感する機会でした。

院生所感(信用について) 2022.4.19

院の授業が始まって明日でやっと1週間が経つ。教授よりも院生の方が少ないなんて贅沢な環境の…

1

この頃は祖母宅の庭に生えている柿の木の若芽がちょうど萌え出す時期である。この何とも爽やかで軽やかな光を透かす黄緑が好きで、毎年楽しみにしている。伝統色の世界では春先に萌え出る若葉の色を指して萌黄(萌木)色とするそうであるが、柿の木はこれよりも黄味の強い鶸色の方が近いように見える。

2

おすそ分け

本などを読んだときに自分が惹かれた文章を集めている、いわば言葉の宝石箱のようなノートがあ…

2

研究者記念日

今日は人生で初めて参加する学術調査の初日であった。 春からお世話になる大学院の研究室が、…

1

夜と地続きの朝は絶望でしかない。

夜と地続きの朝は絶望でしかない。 いつだったか、本当に怖いのは夜ではなくて昼間に起こる怪…

3

これからのこと

長いこと投稿をしていなかった。ここしばらくは大学院入試のことで頭がいっぱいで、自分の進路…

3

最近買ったもの

最近、物欲を満たすことで心を埋めている感じがあっていろんなものを買ってしまったので、購入…

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