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自由な働き方を実現する方法「ギグエコノミー」

自由の追求。
それは時代の変化とともに、ますます可能になってきている。
雇用としての縛りから解放され、自分主体の働き方を実現する。
それは「ギグ・エコノミー」という、新しい働き方で実現できる。

こんにちは、けいごです。

私はギグ・ワークを数回やったことがありますが、これのみで生計を立てるのは困難だと感じました。
私的には、「定職+ギグ・ワーク」が最強ではないかと考えています。
定職かギグのどちらかで自分のやりがいを仕事に出来れば、人生が充実していくと考えます。

今回はこのギグ・ワークについて知れる、「ギグ・エコノミー」という本を要約・紹介していきます。
ギグ・エコノミーとは何か、どうすればギグ・エコノミーで成功するか、について知りたい方は読んでみてください。


ギグエコノミーとは

ギグ・エコノミーとは、ギグ(単発の仕事)を基盤とした働き方です。

会社に雇われフルタイムの仕事をするのではなく、自分の意志で仕事の内容や取り組む時間などを決め、自由に設計しながら生計を立てる働き方になります。

フリーランスや自営業、オンラインを介したオンデマンド労働などが当てはまります。
日本でいうとウーバーイーツ配達員や、クラウドワークスなどで仕事受注する人、業務委託を受けるフリーランスなどのことです。

ギグ・エコノミーが広がっている背景

なぜ、ギグ・エコノミーが広がっているのでしょうか?
その理由は以下2点です。
・フルタイム仕事の減少
・フルタイム従業員の敬遠

これらについて説明していきます。
本書はアメリカの本が基となっているので、要約する内容もアメリカのものになりますが、基本的には状況は同じではないかと思います。

・フルタイム仕事の減少
アメリカのITバブルがはじけた後、アメリカの民間部門における雇用率は低下しました。
雇用創出を生み出す新興企業の勢いがなくなり、雇用率が減少しています。
それにプラスして、企業は事業縮小や1次解雇などを行いました。

・フルタイム従業員の敬遠
企業にとって一番コストがかかるのはフルタイム従業員です。
税負担や福利厚生、保険費用が掛かるフルタイム従業員は独立請負人と比べて人件費が3~4割も高くなります。
このような状況のなかで、企業が従業員を独立請負人に移すのは必然でしょう。

このような状況のなか、ギグ・エコノミーは企業側にとって、負担が減る手段となり、仕事を受ける側にとっては、自由な働き方ができるようになる、といった理由から採用する企業が増加しています。

ギグエコノミーで成功するには

では「ギグ・エコノミー」で成功するには、どのようなステップを踏めばよいのでしょうか?

「ギグ・エコノミー」で成功するには、以下のようなステップが必要です。
1.みずからの成功を定義する
2.働く場を分散させる
3.生活保障を設計する
4.ネットワーキングをせずに人脈をつくる
本ステップについて説明していきます。

1.みずからの成功を定義する
多くの人にとっての成功の定義は、他人が作った定義に沿って形成されています。
何故なら「成功の定義」を意識する人は少ないからです。
しかしギグ・エコノミーで生きる人にとっては、フルタイム労働者と異なり、資産形成などをある程度柔軟に設計できることから「成功の定義」を自分なりに構築していくことが可能です。

成功の定義とは、例えば持ち家や車を持ちたいかどうか、どういった生き方をしたいか、などです。
ギグ・エコノミーで生きている人の中には、定年という概念を作らずにある程度働いた後に、数か月~数年働かずに生活して余暇を楽しんだら、また働く、といった生き方をしている方もいます。

さらに本書では、こういった「成功の定義」を日々振り返り、必要な時に更新をすることが重要としています。

では、ギグ・エコノミーで成功するための考え方とは何なのでしょうか?
それは、「チャンス思考」という考え方です。
チャンス思考とは、「どんな仕事をして、どんな価値を生み出すのか?」ということを明確にすることです。

「チャンス思考」の労働者は、キャリア形成を受け手ではなく自発的に行います。
自分で成功のビジョンを描き、実現のために働きます。
これはギグ・ワーカーだけでなく、転職をし続けたいフルタイム労働者にも必要な思考です。

2.働く場を分散させる
すでにあるスキルや経験などを活かし、多角的なポートフォリオを設計すると生活が安定します。
多角化には、収入が分散されることによりリスクが減ることや、多方面からのチャンスが広がるといった、メリットがあります。

ここで重要なことは、ポートフォリオの組み立て方です。
本書で紹介されている方法を、以下で紹介します。
・足がかりとなるギグ
・試験的なギグ
・実践から学べるギグ
・ほんとうにやりたいことを実現するギグ
これらについて説明していきます。

・足がかりとなるギグ
未経験のやりたいことがある場合には、その業種を経験している人に積極的に出会い、人脈をつくりましょう。
例えば、家具店を開設したいという目標があった場合、正社員として会社で働きながら、週末にパートとして家具店で働いて知りたい情報を吸収する、といったギグです。
このギグを通じて家具店のことを知り、のちに自分の店を開設することが出来るかもしれません。

・試験的なギグ
ギグ・エコノミーでは他収入がある状況を作るため、新たな挑戦がしやすくなります。
例えば、現在大企業で働いているが、スタートアップで働きたいと感じた時に、情報収集やスタートアップ向けの無償労働をしてみて、そのあと移動するか決める、といったギグです。
試験的にやりたいことに挑戦し、そこで成功点や失敗点、自分が感じたことなどを知るために、試験的に取り組むことで選択肢を増やすことが可能です。

・実践から学べるギグ
ギグ・エコノミーでは、自分のペースでリスクを抑えつつ学べるように組み立てることも可能です。
例えば、パブリックスピーキングを学びたいとき、大学の非常勤講師というギグを利用して練習の場にする。
といったように、ギグ・エコノミーを実践の場に変えることで、身に着けたいスキルの向上につなげることが出来ます。

・ほんとうにやりたいことを実現するギグ
ギグのポートフォリオを組めば、「ほんとうにやりたいこと」の先延ばしを避けて挑戦することも可能です。
「やらないといけないこと」を継続すると、将来的に思考が固まってしまい、その状態から抜け出せなくなってしまうリスクがあります。
ギグのポートフォリオを組むことで、そのリスクを回避することが可能になり、本質的に自分が「やりたいこと」に取り組むことが出来ます。

3.生活保障を設計する
「ギグ・エコノミーが広がっている背景」の段階で説明したように、雇用の保証は過去のものになりつつあります。
そこで重要なことは以下3点です。
①収入を保証する
②出口戦略を考える
③セーフティネットを自分で作る
これらについて説明していきます。

①収入を保証する
ギグワーカーが収入を確保するうえで重要となるのは、スキルです。
現在は、低コストで様々なスキルを構築することが出来る時代です。
スキルを可視化し、多角的なポートフォリオを組んで自ら収入を保証しましょう。

②出口戦略を考える
出口戦略とは、いつ辞めるかを決めることです。
仕事の際に不安なことは「会社の倒産」や「リストラ」などですが、出口を決めておけば、それらは想定済になり対処しやすくなります。

③セーフティネットを自分で作る
ギグ・エコノミーでは、雇用のように保険などのセーフティネットがないことから、これらを自分で構築・設計する必要があります。
民間の労働保険会社などを探し、個人事業主でも最悪の想定をカバーできるように構築しましょう。


4.ネットワーキングをせずに人脈をつくる

ネットワーキングには、大きく分けて2種類の方法があります。
本書ではこの2種類の方法から、自分にあった方法を選んで行動することを進めています。
その方法は以下です。
①インバウンド型人脈作り
②アウトバウンド型人脈作り

①インバウンド型人脈作り
これは、発信したコンテンツを通じて人々を引き付ける方法です。
内向的な性格の人に向いていて、日記を書いて公開したり、人が書いた記事にコメントをしたり、イベントを主催したり、などの方法があります。

②アウトバウンド型人脈作り
カンファレンスや交流イベントに行き、自分の考えをほかの人に話す方法です。
外交的な性格の人に向いていて、コミュニティに入る、デジタルを活用して興味のある交流会に参加する、などの方法があります。

また、ネットワーク作りにはオファーとアスクの意識と、ネットワークの維持が重要であるとしています。

オファーとアスクとは、提供と依頼のことです。
ギグ・エコノミーで成功するには、周囲の助けは必要です。
その意味で、オファーとアスクを意識して、時に依頼、時に提供、を繰り返していく必要があります。

ネットワークの維持に関しては、つながりの管理をすることが重要です。
維持したいネットワークと、定期的な連絡を取る手段などを用意しておくとよいでしょう。

(感想)ギグワークはメリットが多い

現在は副業が盛んになってきている状況で、私も以前は副業を多くやっていました。
会社員をやりながらだったので、精神的な安定がある状況での挑戦が出来ました。

現在も将来的には「ポートフォリオ・ワーカー」になりたいと考えており、その一つのスキルの軸として、「福祉」を構築している段階です。
その傍ら、ライティングを通じて「説明スキル」や「資料作成能力」、「概念化能力」を身に着けていきたいと考えています。

このように「ギグ・ワーク」では、会社に所属しているだけでは得られない多くのメリットを得ることが出来ます。

これからも、会社内での活動に注力することももちろんですが、会社外でのスキル構築を積極的に行い、チャンス思考で働いていきたいと考えています。

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