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暮らし

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日々の生活こそが人生
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#暮らし

エディンバラ暮らし|旅するように生活する

エディンバラ暮らし|旅するように生活する

ひとり時間の記録と、生活について思うこと。

ごはん

散歩

例えば1年間、何でも自由に行動して良いと言われたら何をするだろう?
お金は割と好きに使えるものとする。

未知なる冒険、贅沢な体験、会いたかった人に会いに行くこと、新しい学習、

いろんな選択肢がある中で、
私がまず一番やりたかったのは「生活」だった。

エディンバラで過ごした期間は、場所が海外というだけで、やっていることは普通の生活

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エディンバラ暮らし|物欲は希望だ

エディンバラ暮らし|物欲は希望だ

来た時はミニマルだったのに、数ヶ月の滞在で宝物が増えた話。

英国初日:リュックサックとスーツケースと私

今年の5月、冬が来るまでは英国で過ごそうと、リュックサックと大小のスーツケース2つを持って私はヒースロー空港に降り立った。

リュックサックにはPCやビザの書類、カメラ、イヤホン、Kindle、サングラスやアクセサリー類、もらったプレゼントなど失くしたくないものを。大きなスーツケースにはこの

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エディンバラ暮らし|家とお金と、あるイギリス人の庭

エディンバラ暮らし|家とお金と、あるイギリス人の庭

20代のフラットメイトや60代の夫婦と一緒に過ごして考えた豊かさの話。

フラットを追い出される

「この家、8月末に退去しなきゃいけなくなった」
7月のある日、イギリス人のフラットメイトが慌てていた。

「え?なんで?」

「元々3人で借りてたんだけど、オーナーとメインで契約を結んでた子がロンドンの家族と暮らすということで、出ていくことになったのね。そしたら残りの私たちも出ていきなさいって」

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エディンバラ暮らし|モーニングサイド街歩き

エディンバラ暮らし|モーニングサイド街歩き

エディンバラのMorningsideは初めて見たときから「ここで暮らしたい」と思うような場所だった。

中心駅から南にバスで20分、徒歩で40分。
オールドタウンの喧騒を抜け、背の高い家々から成るMarchmontを超えた先にある優しいベージュ色の街。

いくつかのスーパーとたくさんのカフェ、ギャラリー、パブ、雑貨屋が軒を連ねる向こうにはふかふかした山脈。

住宅街に入るととんがり屋根と六角形の角

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エディンバラ暮らし|篭れる家があること

エディンバラ暮らし|篭れる家があること

1週間前まで住所のない異邦人だったことで、家があることの大きな安心感を知った。

わずか1週間のホテル暮らし、生活者としては至極不便だった。郵便物は受け取れず(受け取れる宿もあるけど私の宿はそうではなかった)、料理を作れず、洗濯ができず、簡易宿泊施設なので日中は外に出ざるを得ない。
おまけに家が決まらないのでこの生活がいつまで続くかわからない。

さまざまな不便が移民という立場と重なって心細さを感

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