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【アプリ開発者必見!】インタビューの振り返りはすぐにやろう!

 こんにちは、向野です。
前回インタビューフローを公開し、インタビューフローの作り方のコツを紹介しました。今回は、インタビュー終了後の振り返りについてお伝えしていこうと思います。




【インタビューの振り返りは2種類】


 インタビューの振り返りは、大きく2つあります。
1つは、インタビュー終了後にすぐ行う、「デブリーフィング」と呼ばれるものです。
もう1つは、全員分のインタビューが終了後におこなう「インタビューまとめ」です。

 デブリーフィングは、インタビューの“参加者個人”がどういった属性だったか、どういった意見を持っていたのかを振り返ります。
一方、インタビューのまとめでは、“インタビュー実施した全員”の属性や意見から、グループ分けやとりまとめなどを行っていきます。

【インタビューは、鮮度が命!!デブリーフィングはすぐにやろう!】


 インタビューの振り返りについて、いつやるのが良いのか?と質問されることがあります。インタビューの振り返りは、15分など短い時間でも良いので、インタビュー終了後にすぐにやるのがおススメです!
 時間をおいてしまうと、参加者が話していたことを忘れることもあったり、どういう話をしていたかを思い出しながら整理しなくてはならなかったりと、振り返りの効率が悪くなってしまうことがあるためです。
 10分、15分でもよいので、どんな参加者だったのか、どんな話が参考になったのかなどをインタビューの見学者と一緒に感じたことを話しましょう!
 やはり新鮮なうちに、話してしまうのがいいですね!インタビューの見学者がいる場合は、デブリーフィングの時間も見込んで、見学者の予定を確保しておくといいですね!

【デブリーフィングで何を話せばいい?】


 デブリーフィングはあまり長い時間を取れないこともあるため、以下の2点に絞って話すと効果的です
 1.インタビュー目的と照らし合わせたときに、参加者がどんな人であったか?
2.インタビュー目的の仮説の検証

1.インタビュー目的と照らし合わせたときに、参加者がどんな人であったか?


インタビューを実施する際、さまざまな目的があると思います。弊社のパシャっとカルテへのユーザーインタビューであれば、どういった方がインストールしているのかを知りたいという目的であれば、「40代男性で、2,30代のころは、健康意識がそんな高くなかったが、病気で一気に健康意識が高まった人」だったというように参加者自身を簡単に言い表してみると、改めて整理ができます。

2.インタビュー目的の仮説の検証


インタビューで明らかにしたい仮説などがある場合は、仮説を検証する質問をした際に話された内容などを改めて振り返ってみましょう。そして、どうしてその回答になったのかを背景を整理すると効果的です。

上記以外に、見学者がいる場合には感想でもいいので、インタビューを通じて感じたことを聞いてみましょう。さまざまな意見や感想を集めることで、新たなインサイトを発見することもあります!

【インタビューのまとめは、俯瞰的に!】


 インタビューのまとめは、デブリーフィングとは異なり、全員分のインタビューが終わった後に実施します。5人であれば、5人分の意見の共通点等をまとめるため、最後のインタビューから1~2週間程度でまとめます。こちらも最後のインタビューから時間が経ちすぎない間にまとめるようにしましょう。
 インタビューのまとめ方は、以下を参考に作っていきます

1. 参加者の属性をまとめなおそう


 改めてインタビューの参加者がどんな人であったか、整理します。整理したうえで、似たような部分がある場合は、グループを作ってみます。

2.インタビュー目的や仮説に対する回答のグループ化をする


 参加者の属性などを整理したら、インタビュー目的や仮設に対する回答内容を再度見直して、似たようなところがないか、グループ化してみましょう。
このとき場合によっては、共通しているところがほとんどなく、グループ化できない場合もあります。その場合は、無理にグループ化しなくてもよいと思います。
強引にまとめてしまうと、意見が紛れてしまい、重要な部分を見落としてしまうことにもつながる可能性があります。

 インタビューまとめでは、“参加者個人”にフォーカスするデブリーフィングと異なり、“全体”を俯瞰的にみて、まとめることが重要です。

終わりに…


 今回はインタビューのまとめ方について、書きましたが、いかがでしたでしょうか?
インタビューフローの作り方やまとめ方などを書いてきましたが、やはり何よりも実践に勝るものはありません!
 新規商品・サービスの企画や既存商品の改善などで機会があれば、ぜひインタビューを実施してみてください!


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