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絵本の無限に広がる可能性に共感した話

私が参加しているコミュニティ「議論メシ」のオンラインセッション。今回のテーマは「絵本のさらなる可能性を妄想するセッション」です。

絵本と言うと、まだ小さい子ども向けの内容に思われがちですが(私もそう思いました)、大人だからこそ刺さる部分もあります。大人には、子どもが想像しない新しい視点があるからです。

参加者が多種多様な意見を出し合いながら、絵本のこれからの新しい可能性について模索する。そんな時間となりました。

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絵本で世界の人々をつなぐ

今回のセッションの発起人は、えほん未来ラボ(えみラボ)の皆さん。絵本による社会貢献について考えて、新しいアイデアとして発信する。そんな社会実験のために設立されたコミュニティです。

こちらは、えみラボが進めているチャレンジプロジェクトのひとつ、旅する絵本工房のページです。今年から東京都豊島区巣鴨を拠点にスタートしています。

絵本のもともとの物語と誰かが誰かに手渡す時に生まれるもうひとつの物語。その二つの物語を同時に乗せて、絵本が「旅する」ように人から人へと手渡されていきます。買うでもなく、借りるでもない。これは「旅する絵本♥」という、新たな流通方法の社会実験でもあるのです。

旅する絵本ということで、絵本がリレー形式で様々な人の手に渡る。新しい流通方法とありますが、考え方としては「シェアリングエコノミー」に近いです。絵本に羽が生えて人を介して自由に飛んでいく。そんなファンタジーな姿を想像してしまいます。

現在、800冊ほどの絵本が旅をしているそうです。

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絵本ができる社会貢献とは?

議論を通していくつか案が出ました。ここで紹介します。

(1)新しい形の道徳(授業)
道徳という授業の在り方について、色々と議論されていますが、一番の目的は「想像力」を養うことだと思います。自分の言動で相手がどう思うか想像すること。絵本は文章が少なくシンプルな物語が多いので、より直接的に相手の心に訴えることができると思います。

(2)メンタルを病んだ人のリハビリ
自分もメンタルを病んだ経験があるので、よく分かるのですが、普通に頭で処理できた筈のことが、メンタルを病むと途端にできなくなります。これは文章を読む場合においても普通に起こる問題です。絵本は容易に内容を理解できるので、抵抗はあるかもしれませんが、リハビリの一環で使えると思います。

(3)言語を扱いづらい人の意思疎通のツール
コミュニケーションの一番の手段は言語ですが、その言語を扱うことが困難な人も世の中にはいます。絵本は内容がシンプルであるため、説明が容易です。絵本を利用して、簡単なところからコミュニケーションの能力を養成する。そんな手段として有効であると思います。

あと、これは可能かどうか微妙なところですが、いわゆる「サイコパス」みたいな人間を改心させる手段とはならないか。そんなことを個人的に考えつきました。果たしてどうだろうか。

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おわりに

絵本は内容がシンプルであるからこそ、上記のように教育や医療で使える側面があることが分かりました。こういう視点で議論するには、大人の知識と経験が必要ですので、子どもだけでなく大人にも人生のプラスになると思います。

えみラボでは、他にもSDGsに貢献するという視点で絵本を活用しています。個人的に興味があります。

そんなわけで、絵本に興味がありましたら、ぜひ「旅する絵本工房」に行かれてみるのはいかがでしょうか。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。

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