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文章力の基本 〜簡単だけど、誰も教えてくれない77のテクニックを読んで〜

タイトルの本を購入した。理由は自分の「文章力」の基礎を見つめ直すため。これまでは独学で騙し騙しやってきたのだが、さすがにWEBライティングの世界に挑戦するにあたり、恥ずかしくないようにしておきたい。

WEBライティングの世界に飛び込むことについては、前の記事でも宣言した。文章を書くことでお金を稼ぐという行動を、一歩ずつ実現させていきたいのだ。

仕事として受ける以上は、WEBライティングに関するスキルを習得しておく必要がある。noteで記事を書いてきた経験も使えるが、また違う世界に突入するのだから、事前準備なしで挑むのも難である。

今回は自身の通過点も兼ねて、必要な「課題」について整理してみた。読書感想文と同時に、いまの自分に対する備忘録でもある。

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なるべくシンプルに整理する

重要情報になりがちな「誰が(何が)どうなのか」もしくは「誰が(何が)誰に(何に)何をしたのか」は「文の幹」と呼ばれる。文の幹はシンプルであることが望ましいが、情報を盛るうちにぼやけることが多い。

ここでのポイントのひとつは、結論を予め明確にしておくこと。結論が不明確のまま文章を書き始めると、ある程度書いたところで、結論が自分でも分からなくなってしまうのだ。また最初から書き直す羽目になる。

本に書いてある例文を引用してみる。原文は何を言いたいのかが分からない。これを結論を明確にした上で、全体を改善している。

原文:確かに日本を今以上に発展させるには、技術力や経済力など様々な要素が必要となる。現にそのようなものによって、今までの日本は先進国として世界のトップに立ち続けた。しかし、そのような高度な技術力や経済力がかつての日本で生まれたことにも、根底には私たち一人ひとりが幼いことから受けている教育が関係しているのではないか。
改善:日本は今まで技術力と経済力によって世界のトップに立ち続けてきたが、それは教育の成果である。これからも日本を支えるのは技術力と経済力だから、教育には十分意を用いる必要がある。

WEBライティング(案件)では、着地点が既にある程度提示されている場合もあると思う。だからこそ、文の幹はシンプルに書けるはずなので、ぜひとも気をつけたいところである。

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ぼやかして書かない

自分でも明確に説明できない時ほど、語尾に「〜みたいな」や「〜な感じ」を付けて、自分に防衛線を張ることがある。何かを伝える立場からすれば、ストレートにはっきりと書く方が望ましい。

状況次第で要求される明確さは異なりそうだが、また本に書いてある例文を引用してみる。

原文:最初のうちは、会社の規則や先輩から教えられる中で、業務をこなす感覚だと思います。
改善:最初のうちは、会社の規則や先輩から教えられるやり方を守りながら業務をこなすだけで、精一杯だと思います。

原文のように言いたいことが不鮮明だと、表現を明確にすることで、意図と大きく異なる場合もあるだろう。ただ、表現をぼやかして伝えることで、相手に解釈という作業を強いることにもなるので、やはり明確に書いた方が良い。

余計に文章を盛らずに簡潔に。伝えなかればいけないことは確実に伝える。当たり前のことを書いているが、いざ書いてみると難しいことばかりである。

まずは、ひと通り書いてみてから、無駄な文章を削ぎ落とす。2度手間にはなるが、今後もできる限り実践し続けて、楽しく文章を書くようにしたい。

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おわりに

新年1発目の読書感想文。今後の私の足がかりになる内容なので、さらりと読むだけで終わりにせず、定期的に熟読するようにしたい。

ビジネス文書を書く上でも使える知識だと思うので、皆さんも手元にぜひ置いてほしい一冊である。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。なるべく毎日更新する気持ちで取り組んでいきます。あなたの人生の新たな1ページに添えたら嬉しいです。何卒よろしくお願いいたします。

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