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仕事という時間を生き続けるために

社会人として現在の仕事をスタートさせて、10年ほどが経過しました。

自分の仕事内容は既に自己紹介や理系方面のマガジンで書いていますが、実際に躓いた問題は技術面ばかりではなくて、対人面のことも多々ありました。

仕事という行いは、人間社会だからこそ成立する営みです。これまでの自分に欠けていた視点であり、そこに起因した障害も経験しました。今回は自分なりに大事なことを忘れないように、ここに残すことにします。

■過去に書いた記事(BAEについて)

CAE(Computer Aided Engineering)と表される通り、コンピューターを駆使して様々な工学分野にアプローチすることを意味します。

前述の紹介記事(一部)を引用

#今回は春の特別企画 「#仕事について話そう」に参加する旨で書きました。よろしくお願いします。


得意分野を経ての就職と現実

自分の中で得意分野と位置付けた「CAE」ですが、最初に触れたのは、高専での卒業研究でした。

中学生の時点で理数系が得意という特性を見出して、勧められるがままに高専に進学しました。当時履修していた「材料力学」で出てきた「有限要素法」という解析に興味が湧いて、卒業研究で実務を開始しました。

自分なりに仕事のスキルを掴めた気がして、大学院の研究活動と就職活動も当時の念願通りになりました。

ところが、現実は想定通りにならないことばかり。自分自身の専門分野に対する勉強不足もありますが、元来の自分にある筈のスキルたちが、対人関係の問題で抑え込まれてしまいました。

自身が豆腐メンタルであることもあり、相手を怒らせないようにと萎縮して過ごしていたこともあり、入社してからうつ病を発症し、一時的に休職を余儀なくされました(実は大学院でも適応障害になりました)。

自己紹介記事(一部)を引用

復職してから数年が経ちました。抑圧されていた部分は多少なりとも解消して、自分の仕事上の基本形を築きました。ここまで長い時間を費やしました。

復職後も専門分野である「CAE」のスキルもコツコツと会得してきました。未だに不足感は否めませんが、引き続き、直向きに精進するだけです。

仕事の義務と社会人としての義務

専門分野を自分なりに築いた一方で、学問的なスキルに執着していました。学生時代からそこばかりに傾倒していたことが、後の休職を招いたように思います。

会社員にしろ個人事業主にしろ、対人関係の問題は切り離すことができない。結局のところ、社会は対人関係に基づくものであり、そこから折り合うことを避けていれば、自ずと生きづらくなるのです。

学生時代は苦手な人間に対して避けるだけで十分でしたが、そのツケを就職後に払うことに。折しも、復職後にプライベートで対人関係を改めたことで、結果的にこの気づきを得ました。

学問的なスキルは仕事の要領に直結するので、間違いなく大事なこと。一方で、それらは人間社会を生きる術を土台として形成されるもの。

これからの自分に対しては、学問的なスキルもレベルアップを果たしていかなければなりません。同時に、人間社会の一員として、折り合うという「義務」もきちんと見ていきたいです。

他人に優しくと言うより、自分が社会の中で生きやすくなるために。そのための努力を続けるだけです。

おわりに

自分の生業は「CAE」ですが、学問的な知識(技術)だけでなく、あくまで人間社会の行いであること。

これを肝に銘じて、これからも社会人として義務を果たしながら、今の仕事を続けていきます。

自分が仕事という時間を生き続けるために。必要なことを正しく認識して、実践していければと思います。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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