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7つの習慣から自分自身の在り方を考える -3-

本格的に出版されて数年経ちますが、久しぶりに読んでみることにしました。その名も「7つの習慣」です。数年前に自分が勤務する会社の全社員に配布され、その手の研修にも参加しました。

今回は本書の感想文を数回分割で書くことにします。

前回は第2章の「私的成功」について書きました。主体性を発揮するということの意味を共に、どのように自身のパフォーマンスに活かすかを考える良いキッカケになりました。

前回も書いた通り、人生の成功には「私的成功」「公的成功」の2つの概念があります。また、この2つの概念には明確な順序があり、私的成功を収めた後に公的成功を作ることが基本となります。

今回は私的成功を踏まえながら、公的成功の領域の具体的な話を深掘りしていくことにします。

相互依存という理想郷

私的成功は公的成功に先立つ。自分を正しく律することが、他者との良好な関係を築くための重要な土台になります。そのような関係性は「相互依存」という理想状態を指します。

この相互依存を実現する上で必要不可欠な要素が「信頼口座」です。信頼口座は現実には存在しませんが、自分と相手の間にある信頼関係の強度を表します(強度が高ければ信頼口座に貯蓄があるという意味です)。

この信頼口座のパラダイムを実践することで、人と人とが力を合わせて結果を出す形が生まれます。これが「公的成功」の領域です。公的成功が組織的な成功という位置付けにあることに由来します。

相手の理解に徹する

人間は自分を理解することを相手に求めてしまう生き物です。だからこそ、相手の理解に徹することは重要だと言えます。大切なのは「共感による傾聴」です。

コミュニケーション能力として要求されることのひとつですが、人間同士が属する組織の活動においては、決して外すことのできない要素です。これは自分も課題として捉えていることです。

先ほど書いた通り、自分が相手を理解する前に、相手に自分を理解することを要求してしまいがちです。それでは本来の順序とは逆なのです。本当の意味で相手の理解に徹するからこそ「傾聴」なのです。

創造的協力の原則

いわゆる「シナジー」を創り出すとういことです。他者とのコミュニケーションが相乗効果的に発展すると、心身が開放されて新しい可能性が生まれます。人間同士だからできる所作でもあります。

一方で、シナジーを創り出せる状態ではない人も確実にいます。そのような人は自身の周りに殻を作るため、防衛的なコミュニケーションになりがちです。

私自身のこれまでの経験を振り返ると、何かと殻に閉じこもることが多い傾向にありることに気づきました。自分がメンタルの弱さを自覚しているからか、自分から積極的に相手に提供した経験が少ないのです。

これは自分が私的成功をまだ掴めていない証拠でもあると思います。自己実現を果たす過程を経験すること。仕事でもそうですが、相互依存の関係性(組織)を意識することにしたいです。

おわりに

今回は「公的成功」について書きました。本書(7つの習慣)は人生の成功という体験を人格という切り口で展開しています。

私の場合は私的成功の部分がまだ不十分であるため、フォーカスすることの大部分が私的成功の話題になりがちですが、同時並行でできることから着手するでも良いかもしれません。

今回で久しぶりに読んだ「7つの習慣」ですが、改めて読んでの気づきもありましたので、良書であることは間違いないと思います。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。この記事があなたの人生の新たな気づきになれたら幸いです。今後とも宜しくお願いいたします♪♪
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