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2021年7月の記事一覧

カエルはけっこう美味いんだ

『ベルヴィル・ランデブー』(フランス、ベルギー、カナダ/2002)監督シルヴァン・ショメ 巨…

やどかり
2年前
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タイム・トラベラーでセンチメンタル・ジャーニー

『1秒先の彼女』(台湾/2020年)監督チェン・ユーシュン 出演リウ・グァンティン/パティ・リ…

やどかり
2年前
3

信じられない報告書は昔の話でもない

『アウシュヴィッツ・レポート』(スロバキア・チェコ・ドイツ/2020)監督ペテル・ベブヤク …

やどかり
2年前
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パンケーキを喰っているだけならいいのだが

『パンケーキを毒味する』(日本/2021)監督内山雄人 あらすじ 菅政権の正体に迫るドキュメン…

やどかり
2年前
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『冬冬の夏休み』映画。そのままだ。

『冬冬の夏休み』(台湾/1984)監督侯孝賢  あらすじ 小学校を卒業したトントンは、母が病気…

やどかり
2年前
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不条理なシングルマザーを演じるアングラ女優は沈みつつある世界に愛を叫ぶ

『茜色に焼かれる』(フィルムランド/2021)監督石井裕也 出演尾野真千子/和田庵/片山友希/オ…

やどかり
2年前
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勝者だけのオリンピックとは違うドキュメンタリー

『迷子になった拳』(ドキュメンタリー/2021)監督今田哲史 出演金子大輝/渡慶次幸平/ソー・ゴー・ムドー/ロクク・ダリル/浜本“キャット”雄大 解説/あらすじ 拳にはバンテージのみを巻き、通常格闘技の禁じ手がほとんど許される「地球上で最も危険な格闘技」と言われるミャンマーの伝統格闘技・ラウェイ。その一方最後まで立っていれば“二人の勇者”として讃えられる神聖な「最も美しい格闘技」でもある。 軍事政権から解放され民主化が始まったばかりの2016年から、ラウェイに挑戦する選手や

パレスチナに復讐するのは筋違い

『復讐者たち』(ドイツ・イスラエル/2020)監督・脚本ドロン・パズ/ヨアヴ・パズ 出演アウグ…

やどかり
2年前
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「獅子座」の人は観に行くとラッキー運アップ?

『獅子座』(1959年/フランス)監督・脚本:エリック・ロメール 出演:ジェス・アーン、ファン…

やどかり
2年前
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映画!映画!なのに、日本の映画館では公開されない

『南京!南京!』(中国-2009年)監督ルー・チュアン 出演リウ・イエ/カオ・ユアンユアン/ファ…

やどかり
2年前
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「ブラック灯台」で働いて光が見えるのか?

『ライトハウス』(スタジオ・A24-2019) 『ムーンライト』『ミッドサマー』などで知られるス…

やどかり
3年前
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「中国の香港」という映画になってしまった問題のテロップはカットして貰いたかった。

『少年の君』(中国内陸・香港合作映画-2019) 解説/あらすじ 新学校に通う高校3年生のチェン…

やどかり
3年前
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コスプレやパンチラはサービスしすぎでは?

『プロミシング・ヤング・ウーマン』(アメリカ-2020) 解説/あらすじ キャシーは【明るい未…

やどかり
3年前
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痛みを知って大人になるかな

『17歳の瞳に映る世界』(アメリカ-2020) 解説 新鋭女性監督エリザ・ヒットマンが少女たちの勇敢な旅路を描き、第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)受賞したドラマ。友達も少なく、目立たない17歳の高校生のオータムは、ある日妊娠していたことを知る。彼女の住むペンシルベニアでは未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている親友でもある従妹のスカイラーは、オータムの異変に気付き、金を工面して、ふたりで中絶に両親の