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パンケーキを喰っているだけならいいのだが

『パンケーキを毒味する』(日本/2021)監督内山雄人

あらすじ
菅政権の正体に迫るドキュメンタリー映画。 石破茂、江田憲司、村上誠一郎ら現役の政治家や、古賀茂明、前川喜 平氏などの元官僚、さらに、森功、鮫島浩などジャーナリストや各界の専門家が、菅義偉という人物について、そして菅政権が何を目指して、日本がどこにいくのか語り尽くす。さらに、これまでの国会答弁も徹底的に検証し、ポーカーフェイスの裏に何が隠れているのか探っていく。

菅っていう人はほんと典型的な日本のオヤジっていう感じがする。下に見るとえばりちらかし、上には頭が上がらない。今の状態は菅というより官僚政治のなせるわざか。国会答弁の官僚のメモには笑った(それを読み上げるだけの官僚答弁)。ほんと無能なのがそのまま映像に映っていた。笑える話じゃないけど笑ってしまう。まあこのぐらいの総理しか持てないのが日本の政治状況なんだろう。

そう言えば菅は横浜の市議会議員から出たのだった。選挙区も違うし昔のことはよくわからないけど地元と癒着べったりみたいなそういうタイプの政治家。小此木という運輸族の政治家がいたのだが(今の小此木衆議院の父親)、その秘書時代から利権構造の中にいた人だから、今でもその政治姿勢変わらないのだと思う。変化を求めない典型的な自民党議員。

変化を求めないのなら、日本人が享受するしか無いのだと思う。そして、このまま滅びるしかない。まあ、アナーキーな世はまだ管理された世界よりいいのかな。怖いのは政治に不信感を持ったまま、一部の者が暴走し2.26事件のようなクーデターが起きないかということ。あの時代にとても似ている。

でも観客が自分も含めてほとんどオジさんオバさんばかりで若い人がいない。今の政治状況にうんざりして考えることさえ面倒になっているという。パンケーキの思う壺。

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