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パレスチナに復讐するのは筋違い
『復讐者たち』(ドイツ・イスラエル/2020)監督・脚本ドロン・パズ/ヨアヴ・パズ 出演アウグスト・ディール/ シルヴィア・フークス
解説/あらすじ
1945 年、敗戦直後のドイツ。ホロコーストを生き延びたユダヤ人マックスは収容所で離ればなれになった妻子がナチスに殺された事実を知り、絶望のどん底に突き落とされた。復讐心を煮えたぎらせ、ナチス残党を密かに処刑しているユダヤ旅団と行動を共にすることになったマックスは、より過激な報復活動をしていたユダヤ人組織“ナカム”に参加したことで、“プラン A”と呼ばれる計画が進行中であることを知る。それは、ドイツ人 600 万人を標的にした驚くべき復讐計画だった…。
ドイツ敗戦後、ユダヤ人組織によるドイツ人処刑事件。最初モサドを思い浮かべたのだが、ホロコーストで家族を亡くしたグループが過激化して全ドイツ国民暗殺計画を企てる。水道へ毒を流し込んでという奇想天外なストーリーなのだが、事実に基づく話だとか?どこまで話を膨らましているのかわからないけど、最近この手の映画が多い。
映画は計画だけで未遂に終わるのだが、「復讐」という言葉が繰り返されるのだった。パレスチナの約束された土地で安心して暮らすのが「復讐」というのは勝手な論理だよな。ドイツ人のことは考えるけどパレスチナは空気だった。映画的には地下に入るシーンは『地下水道』を思い出させる。
イスラエルが共同制作ならばの映画だと思いました。
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