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記事一覧

さらばドロンよ

アラン・ドロンが亡くなったニュースが流れて、そう言えば映画を見始めの頃、よくTVで観たよう…

やどかり
1か月前
16

2024年7月映画ベスト

こう暑いと映画館は気持ち良すぎて寝てしまうことが多い。いまいち映画鑑賞には向いてない季節…

やどかり
1か月前
7

「釜山港に帰れ」を聴きたくなる映画

『密輸 1970』(2023年製作/129分/G/韓国)監督: リュ・スンワン 出演: キム・ヘス/ヨ…

やどかり
2か月前
10

リスペクトがないリメイクはただのパクリになる

『YOLO 百元の恋』(上映日:2024/ 中国/ 129分)【監督】ジャー・リン出演】ジャー・リン/ラ…

やどかり
2か月前
17

シモーヌ・シニョレの色気は小野小町か?

『愚か者の船』(1965年製作/アメリカ)監督:スタンリー・クレイマー 出演:ビビアン・リー…

やどかり
2か月前
8

妻の不在、母を求めて彷徨う親子

『大いなる不在』(2023年製作/133分/G/日本)監督:近浦啓 出演:森山未來 真木よう子 …

やどかり
2か月前
13

アダムス・ドライバーの最高傑作はバスの運転手

『パターソン』(2016年製作/118分/G/アメリカ)監督:事務・ジャームッシュ 出演:アダムス・ドライバー、ゴルシフテ・ファラハニ、バリー・シャバカ・ヘンリー、永瀬正敏 川本皓嗣『アメリカの詩を読む 』を読んでいてウィリアム・カーロス・ウィリアムズが『パターソン』のモデルのアメリカの詩人だと知った。日本ではさほど有名ではないが、アメリカではモダニズムの詩人としてT・S・エリオットに比肩するアメリカを代表する詩人でその詩集『パターソン』が何よりも有名だという。実際にその詩

2024年6月映画ベスト

今月の画像はブルグ13さん。ここに出ている映画は見ていないのだが。 今月は全体的にいい映画…

やどかり
2か月前
10

天安門事件の頃の不幸な女の子へのオマージュ作品なのか?

『天安門、恋人たち』(2008年/中国,フランス/140分)【監督】ロウ・イエ 【キャスト】ハオ・…

やどかり
2か月前
7

存在の耐えられない芸術家

『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』(2023年/ドイツ/93分)監督:ヴィム・ヴェンダー…

やどかり
2か月前
12

『あんのこと』とあん時のブルーインパルスのこと

『あんのこと』(2024年製作/113分/PG12/日本)監督/脚本:入江悠 出演:河合優実、 佐藤…

やどかり
3か月前
15

『システム・クラッシャー』という見守りフクロウが居ない巣の中の少女の映画

『システム・クラッシャー』(2019年/ドイツ/カラー/ビスタ/2h05/DCP)監督・脚本:ノラ・フィ…

やどかり
3か月前
12

観られる女性側からの映画論

『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』(2022年/カラー/107分)製作・監督:ニナ…

やどかり
3か月前
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『ありふれた教室』、社会の中の「関心領域」はどこまで関わっていけばいいのだろうか?

『ありふれた教室』(2022年/ドイツ/カラー/スタンダード/1h39/DCP)監督・脚本:イルケル・チャタク 出演:レオニー・ベネシュ、レオナルト・シュテットニッシュ、エーファ・レーバウ、ミヒャエル・クラマー、ラファエル・シュタホヴィアク アカデミー国際長編映画賞ノミネート(ドイツ)で日本公開されたようだが、この映画は面白い。学校内の盗難事件をきっかけに生徒と教師の対立。 子供の人権を守ろうとする新人教師が、子供や同僚教師、PTAと廻りすべて敵みたいになってしまうドラマを