記事一覧
お題【通話 爆弾 夏】
あれはとても暑い夏のことでして、たしか八月の下旬にもなったのに、気温は30度を超えていました。ええ、そうです、昔は30度と言ったらとてもとても暑くて、そりゃあ外になんて出たくありません。まぁ唯一だわね、扇風機だけで、涼を感じていました。でもねあなた、昔の扇風機と言ったらうるさくて、しまいにはモーターの部分が熱を持つような古いもので、逆に部屋があったまってしまうみたいなものでしたのよ。いえいえ、これ
もっとみるI 水 石 自分 世界 意識 覚醒
今、自分は現実に意識が向いていない。現実に意識が向いていないのに意識がある、ということは稀に起こる。わかりやすい例えでいえばコクリコクリと眠りながら頭の中で夢を見ているとき。しかしその時というのは意識が曖昧で自分の見ている細部まで五感の意識を向けることができない。音を聞くことも物を見つめることも。何かに触れ、感じることも。
現実に意識を向けずに自分の意識を細部まで貼り巡らせることがある。側から