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私に出来ることを少しずつ。ー共感覚アートからわかる感情の色の複雑~簡易化

インスタライブをはじめた。

今日はわけあって出来ないが、なるべく毎日続ける習慣をつけていこうと思っている。去年ライバーをしていた時は毎日毎日3,4時間もしていたなぁと思い返した。

たった半月で力尽きてしまったが、画面にうつる自分を見ながらコメントをひろってしているとその時のことを思い出す。

インスタライブでは、共感覚アートを描くことをメインに約10分ほどの短いLIVEをするつもりだ。

まだ2回しかしていないが、してみてわかったことがいくつかあった。

観えているがまだ形にしていないものをLIVEで配信しながらはとても難しい
ということと、

既におなじみの感情の色は10分ないほどのスピードで完成する
ということ。

2回のLIVEで2つの絵が出来た。

これは前回の記事にも書いた撮影の日に観えたもの

水色は透明ではなくくすんで、虹色が観えた。期待と、不安がのぞかせた色だろうか。この虹の部分をうまく表現できず、LIVEでは土台の水色だけ塗り終えておわった。

次に書いたのは何度かnoteで書いたことのある「恋の色」

好きな人を見ると、きらきらと光のつぶがまざった赤いうすけむり色が見えてくる。私のこの世界は、私にしか見えなくて、だけどそれが悪いことでも、自分を苦しめることでもない。
今日のクラブサイエンス「共感覚」の感想

甘酸っぱいイチゴのようなものが描きあがった。

私が恋をするときは、だいたいこの色が観える。小さな頃から数字に人が観えるのと同じで、相手は違えど恋心はそう大きく変化するものでない。

変化するものではないからこそ恋心と気づくことができる。

つまり私の中では「おなじみの感情」を描いてみた。これは、LIVEが終わる10分までにあっという間に描き終えた。

私の共感覚アートは仕上がり時間にすごくムラがある。
友人のペットを描いた時はリアルペイントだったが、5分かかったか、かからなかったかくらいで出来上がる自分の中でも最短のものだった。

形づいてすぐに出してこれるもの、表現として落とし込むにはすこし考えないといけないものが観えている、ということがLIVEをしてみてわかったことだった。複雑化しているもの、簡易化しているもの。

複雑化しているものは、絵に表現することに考える時間が必要になってくる。これはすこし集中力のいるもののようだ。逆に簡易化している(見慣れている、すでに落とし込めている)ものに関してはすらすらと描ける。

共感覚については本当に探り探りで、試しながら気づいていくことが今でもたくさんある。

色々な情報があっても、「私の共感覚」についての文献はどこにもない。誰も知らない。自分で探って、記録として私自身が遺していくしかないのだから。

少し、アートを描く時間を作っていなかったのでまた作っていこう。心が安定しているのか、最近はどのような絵を描いても明るく、きらきらと星屑がちりばめられたような絵に仕上がる。

タイヤで引かれたり、黒く塗りつぶされたり。
そんな絵がないというだけでも自分が前よりも心が落ち着いてきたということがわかる、指標にもなる。

仕上がるまでどうなるか自分でもよくわからない共感覚アートだが、描き終えて見比べてみるとよくわかるから面白いと感じる。

以前にも書いたが私が苦しんで書いたおどろおどろしい絵に対して「美しい」や「好きだ」と言ってくれるひとがいる。

「こんな絵のなにが美しいのか??」と、最初は不思議でたまらなかったが私が観えたマイナスな感情の色を「アート」にするだけで、他の人に別の感情を創りだすことができるということ。

これが、共感覚アートの面白いところだと感じる。

明日もまた絵を描いてみよう。
私にできることを、少しずつやってみるんだ。

山口葵


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