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【The Last 19 Days】目をそらしていた自分と見つめあうーインスペクションという名のインディペンデンスデイ

BeautyJapanでいつしか恐れるようになったのが「インスペクション」という存在。ファイナリストたちがいろいろな講師の話を聴きながら学ぶとても良い機会なのだが、私はこの日がいつも怖かった。

2回のインスペクションを記事におこしたが、刺激的で、なおかつ自分の中の「向き合いたくない自分」を全面的に押し出される、そんな時間が続いた。

インスペクションに対する「怖い」という感情は、この自分と向き合うことをタブーとしていた私が持つ恐れだった。

削ぎ落されていく偽物の自信の中に現れるちいさな私。情けない自分。
かっこわるい、イヤダ、見たくない。

そんな自分を全面的に押し出されてしまう、怖い日。それが2回目までの私にとってのインスペクションだ。

インスペクションデイじゃなくて、私の中ではまるで映画のインディペンデンスデイ。感覚も混乱を招くような熱意に圧倒されてしまう。

しかし、3回目。
感覚刺激は相変わらず大きかったが、「怖い」と感じることはなかった。
はじめて楽しいと思えたし、はじめて感謝を感じた。

私は1回目、2回目のインスペクションを通して嫌だ嫌だと言いながら押し出されてくる情けない自分と、しぶしぶ向き合い続けていたのだ。

たとえば、見た目にコンプレックスを抱く自分。

家に全身鏡を置いて毎日見るようになった。自分の「らしさ」を活かして、静止画では捉えられないライバー配信をすることを楽しいと感じるようになった。

少しずつ、自信が芽生えた。

高校時代に患った醜形恐怖症の後遺症のような感情を打破するように、私は自分の見た目を愛してあげられるようになった。

周りにどれほど良く言われても、心の中では「そんなことない、本当は私なんて醜いのだから」と思っていた感情に、変化が出来ていった。

自信がなさそうに見えると良く言われた。
そういった感情は、歩き方や仕草に大きく出てしまうからだろう。

今はもう、そんなことは言われない。
堂々と前を向き、自分の道を突き進む。見た目も、中身も周りの感謝とともに誇りとなっていく。

未確認飛行物体に惑わされる映画インディペンデンスデイは、
私の中での本当のIndependenceとなった。

BeautyJapan中日本大会まで、あと19日

山口葵

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