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やる気スイッチが入らない人は夢かやる気がある人を探そう。

先生として1番の「やる気スイッチ」は「夢を見つけること」だと思っていました。でも夢が見つからない時はどうしたものかと思いながら、今回「夢がなくてもやる気スイッチが入る方法はこれかもしれない。」そんな発見があったので、それをシェアしたいと思います。

<夢は強い>


教育に10年ほど関わり教育系フリーランスになり、何百人と生徒さん、保護者さん、先生方を見てきました。
感じることは、やっぱり「夢がある子は強い」ということ。
だから身近な大人は夢を見つける機会を作ったり、一緒に考えてたり、叶える道を助けることがとても大切だと思います。

そして「夢」は何よりの「やる気スイッチ」だと思います。
だから「明日変わってもいいから夢を決めてみよう。」
とよく伝えます。自分の人生がどうでも良くなった時ほど
「明日のことは考えずに今日、挑戦してみる。」
明日のことを考えるから、不安になって身動きが取れなくて嫌になる。なら明日以降どうなったていいんだから、好きなことに挑戦する(他人に迷惑はかけない)心機一転して自分を育ててみる、思考を勧めたいです。

しかし同時に、
「夢が見つからない子はどうしたら良いか」それはずっと課題です。
だからキャリアコンサルタントの資格をとってみたり、仕事のことを知ろうしたり、みんなの「何か勉強する理由」「やる気スイッチ」を見つけられないか、といつも思っています。


<誰かのスイッチが他の誰かのスイッチになる?>


しかし先日「物事はもっと単純かもしれない」と思いました。
夢がなくても、理由がなくても、やる気スイッチは入れることができるかもしれない、と。

その方法は「スイッチが入ってる人からエネルギーをもらうこと」です。

きっかけは先日収録していたポッドキャスト。

相方のしゅうと先生と私は「先生スイッチ」について話していました。
先生として働く上で「先生スイッチ」は欠かせないものだと思っています。

しゅうと先生の先生スイッチは「ジャケット」着ることでシラフでは言えないようなクサイセリフを言って生徒を励ませちゃう。

私の場合は「挨拶」ゆっくり「元気?」等のやり取りから始めて、徐々に気持ちを整えて、授業後もその状況が続くように整えていく。

お互い共通していたのは、やっぱり自分がスイッチを入れることで生徒に良い影響を与えたいと思っていること。
(スイッチを入れない姿ではとても先生なんて名乗れないということ。(だって人間だもの。先生という名称は結構重いから))

その時しゅうと先生から出た何気ない一言は、当たり前の様で私がずっと探していた答えでした。

「先生スイッチを僕らが入れるからさ、
生徒も生徒スイッチを入れて、
一緒に授業を作っていけたら良いよね。」


▪︎先生スイッチと生徒スイッチ


”僕らが”先生スイッチを入れるから、多分生徒たちにも生徒スイッチ、勉強スイッチ、やる気スイッチが入る。

これだと思いました。

会うと元気をもらえる人っていますよね。
会うと自分も頑張れそうって思える人。
そういう人って自分より少し元気で、自分に足りないものを持っている人。
目標にできる人。
そういう人のエネルギーは伝染すると思いませんか。


<誰かのやる気スイッチを入れたい人>

▪︎口で言うだけではきっと不十分


だから誰かのやる気スイッチを入れたい人は、
もちろん根底の理由探しから始めるのも良いと思います。
でも見つからなければ、そして見つける時にも、
まずは「あれこれしろ」と言うよりも自分が頑張っている姿を見せること。

その子より少し元気なテンションで(”少し”は個人的にポイント。高すぎるのはうざくなりがち…)方法論を示すよりもエネルギーを分けるつもりでいると良いかもしれないですね。(電波系の話ではなく(笑))

でも方法論を示したくなるし、やる気がないのを叱りたくなるけど、そんなことはほぼ逆効果ですよね。
自分がやる気がない時にあれこれしろと言われて、しかも怒られたりしたらもう完全にやる気が無くなりますよね。(少なくとも私はそう(笑))
そして実は言う側はそっちの方が楽ですよね。

でも「学ぶ」は「マネぶ」ですから、

有名な山本五十六さんの格言も

「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」

最初はやってみせから始まります。

真似して欲しい姿を見せるのが1番みたいです。
もちろんこの方が大変で、伝える側に労力が入ります。そこは見せ方次第かもしれませんが、少なくとも少し厳しい様ですが「口で伝えるだけと言うのはこちらが楽をしてるだけ」この認識はお勧めしたいと思います。

▪︎返報の法則、鏡の法則

だからまずは自分が頑張ってる姿を見せられる様にすること。
自分に触れた相手が元気になってくれそうな事をしてみること。
ある種の”返報の法則”や”鏡の法則”だと思います。

きっとやる側も大変で、伝わるまでに時間もかかります。
だから早めから始めたいですね。
伝わるまでにかかる労力や時間のコストを冷静に見極めていくことも大切だと思います。
でも、その努力や、やる気は少しづつ伝染していくと思います。


<自分のやる気スイッチを入れたい人>

▪︎誰かのエネルギー、もらっちゃおう


自分のスイッチを入れたい人は、
「この人スイッチ入ってるな」
「この人に会うと元気出る」
「ココに行くとやらなきゃって思う」
そういう外部の力を存分に使うと良いです。

「誰かに影響されるなんてダサい」って思うかもしれませんが、
誰かに影響される事を自分で決めるのですから、
「気づかずに洗脳される」とか「怖くて従う」とは訳が違います。
人間が1人よりも影響し合って大きな力になる事は多いです。
だから、自分に良い影響を与えてくれるものは積極的に取り入れていく事を勧めます。
それがあなたのやる気スイッチになってくれるはずだから。

「やる気スイッチ、この人は入ってるな。」と感じる人がいたら、
その人の真似を無理にしなくても良いから、
まずは近くにいることから始めてみてください(ストーカーはダメ絶対)
近くにいれる人になれる様に頑張ってみてください。
「近くにいるにはどうしたら良いか」を考えてみたら、
意外と自分がやるべきことが見えてくるかもしれません。
具体的に見えて来なかったら、その時には誰かに聞いてしまいましょう。

そうしてエネルギーに満ちている人のエネルギーをためらわずにいただいて、もしその人が困る日が来たら、エネルギーを分けられる人になれると良いですね。

<まとめ>


これが今の私のやる気スイッチに対する結論です。
夢が見つからない、やる気が出ない、そんな状況って本当に少なくないと思います。でも「それでも大丈夫そう。」というのは、なにより私の希望となっています。
私も授業中にしっかり先生スイッチを入れないといけないなと思います。

夢を持ってる人、エネルギーがある人、何より先生たちが、
誰かのスイッチになってスイッチが繋がって、連なっていくといいなと思います。

夢が見つからないあなたのやる気スイッチは他の誰かの中にあるかもしれません。そうしていつか自分でも夢も見つかると良いな、と思います。

駄文をご拝読いただき、ありがとうございます。
また次回、宜しくお願いいたします。

そんな今回のPodcastはこちら、

まだまだ私達も成長中ですが、是非他のエピソードもお楽しみください。

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