高下

Twitter @anrhrhr

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記事一覧

鳥葬

"『秋田県S市で女子中学生が同級生殺害、一部を食べる』 秋田県S市で12日、市立中学校に通う女子生徒Aさん(14歳)が同級生のBさん(14歳)を殺害し、一部を食べたと証言…

高下
9日前
20

夏だぜ!

暑すぎ。死ねなのだ。〜終〜 書くことなんて本当に何もないんだよな、何故なら同じ毎日を繰り返しているだけだから。ふと思ったんだけど、こんな毎日をあと何十年も繰り返…

高下
2週間前
34

最近

虫が湧く。暑くなってきたから、虫が湧き始めた。これからもっと湧く。何故なら、私は生ゴミを放置し、食器を放置するため、どこからともなく虫がワイワイと湧いてくるのだ…

高下
1か月前
53

初夏

初夏の夜、湿っぽい熱気と共に、陰鬱とした塊がひっそりと忍び寄ってきて、胸の中にボトボトと落っこちてきた。胸の下の方に落ちた陰鬱は、底で固まって俺を不安なような、…

高下
1か月前
21

余興

「俺、もうお前と音楽やんの辞めるわ」 「え」 「というか、音楽を辞めるわ」 「は?」 平日の昼間、ぽかぽか陽気の元、アコースティックギターを手に河川敷に集合した俺た…

高下
1か月前
34

欠陥人間達

「ごめん、彼女から連絡来ちゃって、悪いけど帰るわ」 カウンターで隣り合って座っていた友人・松山が、ラーメンを啜りつつ、携帯に文字を打ち込みながら言った。器用な奴…

高下
2か月前
32

与奪

※嫌な終わり方をする 「俺が何のために生きてるか、わかるか」 日付が変わるか変わらないかぐらいの、曖昧な時間帯の居酒屋で、達巳が突然言ったので、俺は口の中にあっ…

高下
5か月前
38

昨日見た悪夢

昨日見た悪夢を共有します とても怖かったからです フォロワー?なのか知り合いなのかわからん異常によく喋る女と会い、人が死にまくっててヤバい噂の絶えない廃墟に行く…

高下
5か月前
20

万力と蝉

頭からギリギリと不愉快な音が鳴っているのを、俺は確かに聞いた。もしかするとそれは、外でセックスの相手を募っている蝉の張り切った鳴き声だったのかも知れないし、俺の…

高下
11か月前
53

簒奪

※暴力、血 縁の低い、ステンレス製の銀色の灰皿にぎゅうぎゅうに押し込まれていた煙草の吸い殻を、高屋は白い手が灰で汚れるのも気にせずに、素手でひっ掴んだ。ほとん…

高下
1年前
38

日記

犬。犬が足りねえ。 引越。犬が恋しい。両手で首のところのふわふわした毛を囲んでめちゃくちゃに撫で回したい。 荷解きを始めて気づけば10時間ほど経っていて、ウケた。…

高下
1年前
13

キッズの頃に作った絵本出てきた

から、見て ええ話やんけ

高下
1年前
67

はらわた

※犬猫が殺される描写があります 「内臓触りてえなって」 「は? なんて?」 「内臓」 「が?」 「触りたい」  部屋のど真ん中でデカい図体を横たえてグラビア誌を眺め…

高下
1年前
52

小説全部まとめ

色んなサイトに色んな小説を散らかしているため、まとめました。 【地獄行き】▼地獄行き 中編 多分一番読まれた カス親から逃げてる高校生と貧困中卒の話 ▼錠剤に花…

高下
1年前
37

ペットボトルめっちゃたまる

ずっと部屋にいる。部屋の中で一日が、というか一週間が完結する。部屋の中に、ペットボトルを大量に持ち込む。2リットルの水。水を飲むのは全然好きじゃない。水を飲むの…

高下
1年前
68

だだ

目の前、大きな窓枠の向こうを、無彩色の家々がゆっくりと流れていく。空は、上の方は暗い青色なのに、下の方はまだ燃えるようなオレンジ色を残していた。いや、事実、燃え…

高下
1年前
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鳥葬

"『秋田県S市で女子中学生が同級生殺害、一部を食べる』

秋田県S市で12日、市立中学校に通う女子生徒Aさん(14歳)が同級生のBさん(14歳)を殺害し、一部を食べたと証言していることが分かった。
事件は11日午後、AさんがBさんの自宅で遊んでいる際に発生。AさんはBさんを刃物で刺殺し、その後の一部を食べたと供述しているという。
警察はAさんを殺人容疑で逮捕し、詳しい動機や経緯を調べている。"

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夏だぜ!

暑すぎ。死ねなのだ。〜終〜
書くことなんて本当に何もないんだよな、何故なら同じ毎日を繰り返しているだけだから。ふと思ったんだけど、こんな毎日をあと何十年も繰り返すなら、それって死んだ方がマシなんじゃねェか? そうだよ、デンジくんは頭がいいね。 キャッキャっ
普通にマキマさんに殺されたい。それかバラライカさんかトト子ちゃん。俺の願いってそれだけなんスよ。レヴィとロックってアレもうSEXしてるんですか

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最近

虫が湧く。暑くなってきたから、虫が湧き始めた。これからもっと湧く。何故なら、私は生ゴミを放置し、食器を放置するため、どこからともなく虫がワイワイと湧いてくるのだ。虫殺し機を去年買ったからまた設置すればいいのだが、虫殺し機にはまだ去年殺した虫の死骸が大量にこびりついている。専用のブラシで書き出して掃除しろと書いてあったが、そんなことができるやつは、そもそもこんな機械買わないんじゃないか? と思うと同

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初夏

初夏の夜、湿っぽい熱気と共に、陰鬱とした塊がひっそりと忍び寄ってきて、胸の中にボトボトと落っこちてきた。胸の下の方に落ちた陰鬱は、底で固まって俺を不安なような、気怠いような、鬱屈としたような、とにかく嫌な気持ちにさせた。
そのじめじめした熱は、過去の嫌な記憶と、現在俺が抱える孤独と、未来に待ち受ける不安とを、一気に連れてくる。まだ個々に菓子折りでも持ってやって来てくれれば対処のしようがあるのに、揃

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余興

「俺、もうお前と音楽やんの辞めるわ」
「え」
「というか、音楽を辞めるわ」
「は?」
平日の昼間、ぽかぽか陽気の元、アコースティックギターを手に河川敷に集合した俺たちだが、さぁ新曲のお披露目だと俺がネックを握った瞬間に梶川が衝撃の発表をした。
「な、まっ、は? 冗談?」
「本気」
「なんで!」
「いや、売れないだろ、どう考えても」
俺は新曲のコードと歌詞をメモした紙に目を落とした。殺すだ、死なせて

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欠陥人間達

「ごめん、彼女から連絡来ちゃって、悪いけど帰るわ」
カウンターで隣り合って座っていた友人・松山が、ラーメンを啜りつつ、携帯に文字を打ち込みながら言った。器用な奴だな、行儀が悪いとも言う。俺は忙しなく動く松山の親指を眺めたあと、ラーメン屋の時計に視線を移した。松山と会ってからまだ二時間ほどしか経っていない。今日は夜まで遊ぶ約束をしていたのではなかったか? 俺は咀嚼した麺を飲み込んでから口を開く。

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与奪

※嫌な終わり方をする

「俺が何のために生きてるか、わかるか」
日付が変わるか変わらないかぐらいの、曖昧な時間帯の居酒屋で、達巳が突然言ったので、俺は口の中にあったキュウリを咀嚼し、飲み込み、日本酒を一口飲んだあとに、「は?」と言った。
「達巳が生きてる理由?」
「ウン」
赤い顔をした達巳は珍しく真剣な顔をして頷いた。俺は三秒くらい考えてから答える。
「俺のことが好きだから」
キャハハと達巳が笑っ

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昨日見た悪夢

昨日見た悪夢を共有します
とても怖かったからです

フォロワー?なのか知り合いなのかわからん異常によく喋る女と会い、人が死にまくっててヤバい噂の絶えない廃墟に行くことに。「チェ??」(覚えてない)という古い儀式をやると言い出す女。なんかヤバい匂いがしたけど何故かノリノリになってしまう俺。女についていくと、儀式と称して両足の膝から下を切断される(痛い)。痛いけど何故かそうするべき!と思い込んでなすが

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万力と蝉

頭からギリギリと不愉快な音が鳴っているのを、俺は確かに聞いた。もしかするとそれは、外でセックスの相手を募っている蝉の張り切った鳴き声だったのかも知れないし、俺の渾身の歯軋りの音だったのかもしれない。だけど俺には、その音が、耳の穴の斜め上、こめかみあたりから発されたように思えてならなかった。
小学生の頃、理科室の机についていた、アレ。あの長いネジみたいなやつをクルクル回すと、万力の要領で小さい鉄板み

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簒奪


※暴力、血

縁の低い、ステンレス製の銀色の灰皿にぎゅうぎゅうに押し込まれていた煙草の吸い殻を、高屋は白い手が灰で汚れるのも気にせずに、素手でひっ掴んだ。ほとんどの吸い口に薄赤い口紅の跡を残した煙草の集合体は、彼の手によって、鍋の中へと真っ逆さまに落とされた。コソン、コソンと、軽薄な音を立てて、吸い殻のひとつひとつが、鍋の底へと素直に落下した。
浅野は、その光景を呆然と見つめていた。苦く煙たい煙

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日記

犬。犬が足りねえ。
引越。犬が恋しい。両手で首のところのふわふわした毛を囲んでめちゃくちゃに撫で回したい。

荷解きを始めて気づけば10時間ほど経っていて、ウケた。ここが死場所になるかもな〜と思って、物をあまり増やしたくなかったが、生活するのに不便すぎてモリモリ増えていった。意志薄弱。ミニマリストってすげ〜と思ったけど、死刑です。

ゴキブリが出て、殺した。ボケが

無音が恐ろしくて暫くはお笑い芸

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はらわた

※犬猫が殺される描写があります

「内臓触りてえなって」
「は? なんて?」
「内臓」
「が?」
「触りたい」
 部屋のど真ん中でデカい図体を横たえてグラビア誌を眺めていたフミヤがそう言い放ったのは、あまりにも唐突だった。週刊誌の熱いバトルシーンから現実に引き戻された俺は、彼の視線の先に目をやる。フミヤが広げていたのは、紐パン紐ビキニを身につけた巨乳の女が猫を抱いているページだった。
「お前、巨乳

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小説全部まとめ

色んなサイトに色んな小説を散らかしているため、まとめました。

【地獄行き】▼地獄行き

中編 多分一番読まれた
カス親から逃げてる高校生と貧困中卒の話

▼錠剤に花束を 

短編 高校生のうだうだした百合未満

【永遠にさようなら。】中編 二次で書いたやつの一次リメイク
死んだ義兄と一緒に暮らすことになった義弟が義兄の死体を埋めたりする話
ネットではサンプルしか公開してなかったけど全文公開した

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ペットボトルめっちゃたまる

ずっと部屋にいる。部屋の中で一日が、というか一週間が完結する。部屋の中に、ペットボトルを大量に持ち込む。2リットルの水。水を飲むのは全然好きじゃない。水を飲むのは全然好きじゃないと言うのは、水という飲み物が全然好きではないという意味と、水分補給が好きじゃないという意味がある。味のないものが嫌いだ。味がないからだ。味がないものを口に入れる意味がわからない。味がないのに、物理的には存在するし、感触も温

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だだ

目の前、大きな窓枠の向こうを、無彩色の家々がゆっくりと流れていく。空は、上の方は暗い青色なのに、下の方はまだ燃えるようなオレンジ色を残していた。いや、事実、燃えているのかもしれなかった。ここら一帯が、火事でも起こして、無数の民家がごうごうと燃えているのかもしれなかった。そう考えると僕は、随分と楽しいような気がしてきたが、同時に、もの凄く不安な気もしてきた。
耳の穴の奥で、町田康が何やらごちゃごちゃ

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