時の概念がもし本当なら、今日、私は20歳になる。どうして20年間で子供が大人になるのか、未だ分からない。 17が終わる時も、少し寂しかったっけ。華のせぶんてぃーんに囚われてた束の間の少女時代。世界がまだまだ大きくて、私がこんなに小さかった頃は、誕生日会に何人か友達を呼んできて庭の畑のさつまいもを掘ったっけ。ハロウィンと誕生日会と芋掘り大会を全部ごちゃ混ぜにしてとにかく騒ぎまくる、というのをやっていましたね。懐かしい。お祝いが好きで、ワイワイガヤガヤが好きな子供だった気がする
最近、文章を書いていなかった。 色々と忙しかったのもあると思うけど、それを言い訳にしてはいけないと思う。誰にも言えない想いと有り余った時間を言葉に還元していたところがあったから、つまり、孤独と創作は一番深いところで繋がっていると言う事。 Anosaの文章は、人格があるから良いよね、と言われた。ありがとう。人格、というのは、思想の事を言うのか、信念のことを言うのか、わからないけど、きっと確固たる想いが何かしらの形で伝わっているのかな、と思った。 縁があって、今MVを撮ってい
「愛してる」が言いたい。今から言いたい。急に電話で、誰かに言いたい。誰でも良いから、ただ伝えたい。 全部忘れるからそれだけ言いたい、胸の高鳴りに任せたい。あゝ愛してるって言いながら、薄っぺらい一生を誰かと誓いたい。どうしても伝えたくてって笑って、突然ごめんって逃げたい。そんな筈ないのに赤面しながら、名前も知らない誰かに突然、愛してるって伝えてみたい。あの日あの時僕等だけの魔法の言葉を使いたい。 別に禁止なんてされてないからいつでも使って良いけどね。使えないってのも変な話で
自分 → いつから始まったのか分からないもの 他人 → そこに始まりがある 家族 → 既に始まっているもの 恋人 → 始まりが欲しくなるもの 友達 → 始まりなんて作らなくて良い 師 → 始まりを忘れないもの 夢 → 始まりだけが、いつも思い出せない 現 → 本当に始まっているのだろうか 運命 → 始まりなど無い 理性 → 始まりを決めるもの 欲望 → 始まってしまうもの 理想 → そこから始まる 空 → 始まりの概念がない 海 → 皆、始まりの方を見つめる 晴
こんな時にする話じゃないけど、今日はそう言う気分なので、良いかな、良いよね。 この世で一番理解出来なくて、それでも一番の理解者で、まるで自分を見ている様な気持ちになる、私よりも私、な母親の話。 母親を記号的なもので語ると簡単なので、後で小出しにしていくとして、彼女はキムタクが好き。紫色が好き。ラジオとドラマをこよなく愛していて、物語が好き。あと、朝ドラは毎日欠かさず見ていて、彼女的に良い展開だと嬉しそうに鼻歌を歌うし、悪い展開だと、その日は一日イライラしている。愛想笑いが
雑巾絞りで、絞った時にバケツの中に落ちていく水と、雑巾に残ってこれから汚くなって行く水、どちらが幸せなんだろうと考えていたら、こんなに時が過ぎてしまったんだね。 言葉の力は誰よりも信じているんだけど、(本当に誰よりもなんて言い切れる?言い切れてしまうところも正に言葉の力ですが)言葉を使おうとすると、こう、ぐっと踏ん張る必要があって。食べやすいようにカットされたグレープフルーツに齧り付く瞬間とか、映画館の一度座ると中々立ち上がれない様になっている座席とか、現在の時刻が丁度誕生
愛について 本物の愛をぬるくなった風呂の中で探し続けて、 小指が歳を取ってしまった僕の真理はこう。 ①一人では愛を語れない ②どちらかしか本物の愛を知れない ③片方が片方を本物の渦に引き込んだ時、永遠が手に入る ④引き込まれたと思っても、実はその気持ちが嘘だったりもする ⑤思い込める奴だけ幸せを感じられる 愛に定義なんて無いし、わかってしまったらつまらないから衝動で動いた奴が勝つんだろうと何処かで信じているけれど。本物だと思い込んだ時にはもう、それは本物では無い
本物を探している。人生は本物を探す長い長い旅なんじゃないだろうか、むしろ、そう思い込む事で、果てしない人生を乗り越えることが出来る、希望的観測。他人を理解することなんて出来ないのだから、普遍の話じゃなくて、僕の話をしよう。きっと皆んな、本物を聞きに来ている。だけど本物なんてきっと何処にもないと言うのをおそらく、こっそり知ってる。 本物の思想、本物の友情、本物の教訓、本物の実績、本物の家族、本物の居場所、本物の食べ物、本物の愛、本物の自分。ホンモノのゲシュタルト崩壊を繰り返し
「あのさ、さっきのは違うんだ。」 あと10年ほどの未来を砂時計の最後の1秒の如く、さり気なく流してしまうであろう一言。これを鈍いアルコールと一緒に飲み込むと、喉が何とも嫌な音をする。まるで雨の日にバスを埋め尽くす足跡が、気づけば消えてしまっているみたいにそれは、今日は何曜日かといつも聞いてくるあいつの目に似ている。 文章を書くことで積み重なる罪を紛らわす殺人犯の朝食。目玉焼きは決まって醤油派。いただきますと天を仰いだ時、彼の目には何が映るのだろうか。朝の中央線に社会を見出し
無自覚に人を傷つけている奴がいて 無自覚に人を傷つけてくる奴がいて そんな奴らに無自覚に傷つく自分がいて 無自覚って本当に恐ろしいなと思って そう言う世界を一つ見つけると ぼんやり無自覚な自分もそこに居て そうやって世界がまるくなっていくのを みんな無自覚に見つめていて 無自覚って本当に恐ろしいなと思って 無自覚を自覚し始める様になって 自覚し始めた無自覚がそれに気づいて 僕の目を盗んで月に逃げた 逃げるなよ無自覚 逃げなよ無自覚 隠れるなよ無自覚 隠れなよ無自覚 見
ここのところnote更新出来てなかったね。久しぶりだね。 なんかね日記感覚で突然の自分語りなんですが、今大学で短編映画を撮っていて、その脚本・監督をさせて頂いています。 目の前に立ち上がる景色にいちいち感動したり、眉を潜めたり、悩んで何日も眠れなかったりなんて日々を重ねながら、一つの作品を最高のものにしようと意気込んでいます。 有難いことにメンバーにも恵まれて(みんなそれぞれとてもとても魅力的な人)、200%素敵な作品になるので公開されたら是非みんな観てください。(6月にY
「無感情」について。 過ぎてゆく瞬間をなるべく見落とさないように、ゆっくり、目を凝らして歩いているせいで、何かに一々驚きながら日々を送っているのだけど、他人から、無感情、無関心を指摘される事が多かった気がする。 確かに、興味の有無がはっきりしているタイプだとは自覚していて。独り言を最後まで心の中で話し切ってから、初めて誰かに話したりするし、自分と他の人はおそらく別の世界を見つめているから、他人を理解する事は不可能に近いと信じている。 こんなこと話すと、めんどくさそうやな
謎のストレスに駆られている。 そう言う時はいつも決まって両肩の付け根から力が抜けて、両肘の感覚がなくなり、最後には両腕がだらんと下がる。 どうしてもやりたくないことや、一緒にいたくない人たちと一緒にいるのは、ある意味で自分を偽っていることで、それはそれは多大なストレスがのしかかっている事と候。 可哀想、自分の思ったことをきちんと伝えることの出来ない弱い人間。いつか逃げようと機会を伺うのも、囚われているのは自分自身。弱虫な自分からは逃げも隠れも出来ないことに早く気づきたま
UFOを見た時の話。 オカルトとか宗教とか、個人的には何だかんだ好き。暗闇や静寂は何ともないけど(むしろ好き)、笑わない赤ん坊と夢に出てくるあの景色だけは苦手。あと熱い飲み物。 偶然入った高円寺の駅前喫茶店が思ったよりも高くて、くそー失敗したわと思いながら珈琲飲んでたら隣にリッチなご夫妻が座って、無口そうな白髪混じりが「貰ったおしぼり、そんな直ぐ使うもんじゃないよ」と呟いた。 その斜め左後ろには、若いカップルが座っていて、男が住んでいるのは鷺ノ宮じゃなくてギリ高円寺だと言
勤め先のコールセンターは、従業員の出入りが激しい。つまり、すぐ人が辞める。鳴り止まないプルルルルルルに耐えきれなくなる大人が多いって事。もうすぐ勤めて1年が経とうとしている。お局だね。お勤めご苦労。フクロウ。服売ろう。 コールセンターは、運命を司る職業だと思う。顔も知らない人と、声だけでコミュニケーションをし、それきり二度と会うことがない。彼らとは街中で偶然出会っているかもしれないし、これからも何処かで見かけるかもしれない。私達はそれに気づく事もないのだけど。何だか不思議な関
そうでもしないと、僕は僕でいられない メロンソーダは溢れない 死にたい 唄を聴きたい 僕は僕でありたい 今日から明日を見つめたい 全員早く死なない? 媚びない学級当番で あの頃の混沌に帰りたい いびきが喉につっかえて痛い 今も変わらずエジソンは偉大 ハッピーなライフと高らかに笑え お前も ついに期限切れ #今日の短歌