無地架空

無自覚に人を傷つけている奴がいて
無自覚に人を傷つけてくる奴がいて
そんな奴らに無自覚に傷つく自分がいて
無自覚って本当に恐ろしいなと思って

そう言う世界を一つ見つけると
ぼんやり無自覚な自分もそこに居て

そうやって世界がまるくなっていくのを
みんな無自覚に見つめていて

無自覚って本当に恐ろしいなと思って
無自覚を自覚し始める様になって
自覚し始めた無自覚がそれに気づいて
僕の目を盗んで月に逃げた

逃げるなよ無自覚
逃げなよ無自覚
隠れるなよ無自覚
隠れなよ無自覚
見つかるなよ無自覚
見つけるよ無自覚
こっちだよ無自覚
お前だよばーか