【制作日誌】歩く侍
こんにちは、安良です。
今日は、自作マンガに出てくるサムライの絵のお話です。お絵描きサイトに投稿したところ、いただいたコメントがためになったのでその経緯を紹介したいと思います。
絵の制作時は、サムライの雰囲気を表現したくて自分なりに想像しながら描いていました。そして投稿後、私の知らなかった歴史的な事柄を知るに至ったのです。
どんな事があったのか、早速まとめていきます!
🌸🌸🌸
歩く清風くん🚶♂️
絵のコンセプトは、「サムライ × 飛んでくる物 × 楽々かわす」
飛んでくる物を、風のような動きでムダなく避ける感じを描きました。話の文脈としては、2コマ目の少年がサムライに向かって物を投げつけた感じです。
投稿後、「体捌きが古武術みたいで、達人っぽさを感じる」とのコメントを複数いただきました。私は古武術に詳しくないので「エッ、そうなの?」とインターネットで検索してみました。
すると、「古武術では上半身と下半身をねじらない動きが重視される」との説が見つかりました。ほかにも、江戸期の浮世絵で「同じ側の手足が揃って前に出る歩き方」が描かれており、「意外~っ!」と思ったものです。
そして自分の絵を見直してみますと、確かにサムライが体をねじらずに歩いているではありませんか!
これを描いた時は「ムダのない動きが理想的」と考えていたのですが、思いもよらぬ事実に出くわした感があります。
さらに調べてみますと、同様の歩行法が歌舞伎にも見られ、俗に「ナンバ歩き」と呼ばれる事を知りました。そんな呼び名まであるとは!
科学的な検証は成されていないようですが、歩き方の風習を考える上でとても興味深いです👀✨
🐾🐾🐾
オリジナルのキャラクターであっても、自分だけでは気づかない所が多々あります。そんな時、考えるきっかけをもらえてとても助かりました。教えてくれる方々に感謝が尽きません。
この出来事で、清風くんのキャラクター性が、また一歩定まった感じがして、嬉しい1枚になりました。これからもクリエイトとコミュニケーションを通じ、発見を重ねていきたいと思っています。うん、おもしろいっ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
マンガ『清風ノ剣』の第2話はコチラ ↓↓