見出し画像

自分には力があると信じれば。

お客様とカウンセラー様をつなぐマッチングアプリ Bloste(ブロステ)
代表の橋本なずなです。

今日は心がやけに落ち着いていました。奇妙なほどに。
しかし明日は大事な打ち合わせがあるので、嵐の前の静けさといったところでしょうか。

私は普段、音楽をよく聴きます。
移動中、作業中や執筆中も、トレーニングをしている時もずっと。(以下、敬称略)
ジャンルは邦楽だと MAISONdes とか 米津玄師 とか、K-POPだと ITZY とか Stray Kids とか。
洋楽はもっとたくさん聴くけれど、なかでも一番好きなのが Avicii です。

「Wake Me Up」「The Nights」「Waiting For Love」
Spotifyでの Avicii の トップソング、上から3つすべて大好きです。
彼の音楽を聴くと、内なる力が目覚めるような、 “闘志” のようなものが湧き起こる感覚を覚えます。
学生時代には受験や大きな舞台の前に、社会人になった今では大切な仕事の前などに、必ずそれらの曲を聴いています。

一貫して彼の音楽からは「自分を信じること」というメッセージを感じられます。
自分のしたいことを、可能性を、未来を、そして自分の力を。

実は今日 2月23日 は、私が人生で初めて受けたメディア取材「The New York Times」の記事公開から、ちょうど2年でした。
初めて人の目を見て語ったのです。幼少期に受けた性的虐待のこと、うつ病、パニック障害、解離性障害の闘病生活のこと、自殺未遂のことを。

当時は今よりずっと、自分に力などなくて。
何者でもなく、何にもできない人間だと思っていました。
今この瞬間の自分を信じることができないから、未来の自分なんて到底描けなくて。

でも2年前のその日、私は長く閉じていた口を開いて、自分の経験や思いを話しました。

すると未来が変わった。
他のメディアからの取材オファー、同じ境遇の方々からの応援、活動に賛同してくれる方々からの支援。そして新しい自分との出会い。

本当はこんなことがしたかったんだ、こういうことを訴えたかったんだ。
そういう “道” が見えてきたのが最近です。

今振り返ると、中学時代に不登校だった時も、イジメや性的被害に遭い虐げられていた時も、心の病や希死念慮から先の見えない不安に襲われていた時も、私は自分を見捨てることだけはしなかった気がします。

それは 信じる という感覚ではなかったけれど、見捨てていない、見限っていないということは、心のどこかで信じていたのかもしれません。
自分にはそんな逆境を乗り越えるだけの力があると。

——— それらを乗り越えた今、私が言えることは2つあります。

1つ目は、死について。
死ぬって案外容易くありません。
私は覚えている限りで過去に二度、自殺未遂を図っています。一度目は薬の大量摂取で、二度目は首吊り。
どちらもよくある自殺の方法だけれど、どちらもそう簡単には死ねません。
死ぬには幾つかのフェーズがあって、簡略化すると「 ① 理性を越えること ➁ 生死を彷徨うこと 」そしてその先にやっと「 ③ 死 」があるのです。
殆どの人は①で止まる。死にたいと思っても実行の一歩で立ち止まる。当然ですが、目の前に死があると思うと怖くなるのです。
➁に進んでも、助かってしまう場合が多い。人間の身体は案外丈夫で、過度に刺激を与えたところで死までは至らないのです。
死ぬって意外と難しいのですよ。

だから、それほど難しいことに取り組む労力があるのなら、とりあえず息を吸って生きている方がずっと簡単です。
二度、自殺を試みている私に言わせれば、死ぬことほど難しいことはないのですから。

2つ目は、自分を信じることについて。
1の死について、そうは言っても苦しい時はどうしても苦しいです。
この苦しみがいつまで続くのだろうと、長い長い暗闇の中を歩いているような感覚だって時折あります。
そんな時は殆どのことを諦めていい。
意識を高く持つことも、ダイエットも、お風呂を入ることさえも。
だけれど一つだけ、自分を信じることだけは、どんな時でもやめないでいて欲しいのです。
自分は何者かになれるんだ、何かを達成できるんだ、なんて大それたものを信じろと言っているのではなくて、ただ明日の朝起きた時に “まぁ今日だけは生きてやるか” って気持ちを抱けるようになっていると信じて欲しい。
それを次の日も、その次の日も続けられると、きっと楽しいことも起こるし、嬉しいことにも幸せなことにも出会えているはずだから。

そうしていると私たちは年を取って、いつしか “簡単に” 死んでしまう。

あれだけ死にたいと藻掻いた、けれど死ねなかった日々があっても、本当に死んでしまう時はきっとすごく呆気ない。そんな気がするのです。


どうせいつかは死ぬのだから、私は自分のできることを、したいことをやり切って死にたい。
それができるだけの力が、自分にはあると思うから。

● 併せて読みたい ●
ニューヨークタイムズ社から取材依頼を頂いた話

。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・

■ 橋本なずな の カウンセリング予約はこちらから
(※2023年2月~3月の間、カウンセリング活動はお休みしております。)
30分(無料)のお試しカウンセリングや、カウンセリング初心者さま向け、学割など、豊富なカウンセリングメニューをご用意しております。

■ カウンセラーマッチングアプリ Bloste(ブロステ)
平均価格 ¥2,500 / 即日予約が可能なカウンセリングサービスです。
様々なカウンセラーが在籍しています。
[ ホームページはこちらから ]

。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?