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いのちをみつめる

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死んでしまいたいときとか、ちょっとだけ、ほんの一呼吸だけ置くことができたら…… そんな作品を、集めてあります。 生きよ。 そなたは美しい。     (宮崎駿『もののけ姫』より)
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2021年3月の記事一覧

たかまつななさんがすき

この記事よかった

こっちが好きでも

ななさんは私を知らない

演者は形だけでも、放送作家に敬意払ったふりしてくれるけど、ななさんは私を知らないから、ただのファンとか読み手としてしか見ないのだ

それでもそれはしょうのないことで

私が勝手にファンなのだからいいのだ

この記事は伝わる

興毅だけは乗れないが

他はまあ、だいたい及第

みんな生きようね

乗り越えようね

やり過ごすでも

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過去の檻

あなたはいつも過去にいる

それでいいという声ばかり

私は扉を開け放つ

で、

憎まれる

でておいで

あなたは私より300倍若い

今この瞬間を呼吸して

明日に向かって跳ねなさい

そう言うから

憎まれる

いつしかあなたはそこに深く

うずくまるようになった

私はそう

あきらめた

あなたが選んだものを

否定する権利などどこにも誰にもない

私は翼を思い切り動かし

舞い上がる

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無償〔chihayaさんに捧げる一作〕

私は笑う。
ゆったりと。
冬は雲に遠慮するけどもう春だ。
にこにこ笑ってもいいよね。
にこにこ。
にこにこ。
笑むたびに、
光が、
暖気が出る。

あはは。
北風と、
旅人のコート脱がす競争したことあったな。
ちょっとやりすぎて、旅人、川に入って水浴びしたっけ。

若かった頃。
私は中東の王子に恋した。
ほんのちょっとだけこの星に近づいたら、炎熱地獄になってしまった。
王子は嫁になるはずだった、か

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てぬぐいろくろう

おまえが主人公なのかよ。

何が不満なんだよ。

かさいちろう兄さんが目立つのはしょうがないよ。
兄さんなんだから。
でもかさじろうはにばんめだろ?

二番目でも兄だ!

二番目の兄にすぎぬじゃないか!

かささぶろうとかさじろうがもめてる。
かさしろう、かさごろうは高みの見物。
まあきょうだいはそんなもの。
ちょっと早く生まれたくらいでまあ。
大人げないね。
大人げない。
そんな会話を背中で聞い

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巨岩〔まるさんに捧げる一作〕

いいの?
帰らなくて

いいの

いいの?
帰らなくて

いいの

いいの?
帰…

いいの!!

ミニーの強い口調に、あたしはもう、黙るしかなかった。

巨岩
             KA

この岩になってどれだけの時間が経っただろう。
あたしの周りで交わされた、たくさんの約束。

 - きっと戻ってくる

 - 迎えに来るよ

 - 私のことを信じて待ってて

 - ちょっと行ってくる
  

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結論

アンテナは目一杯たてるよ

でもあなたも最小限のアクションはしてほしいんだ

そうでなきゃ

気づけないよ

何の手がかりもなしに気づけは無理だよ

たった一粒の涙

たった一つのため息

落とした肩

俯く視線

何一つみせないで

わかってほしいは無理だ

そんななら

悪いけど

私は背を向ける

私自身のことだって

ほんとはていっぱいなんだ

めいっぱい心を開いてて

わかってくれない言

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SOSを発することがたやすくてごめんなさい

いきなり降ってくる人を
どう受け止めたらいいんだろう
大きな捕虫網を持っていればよかったのか
いつも上を向いて歩いて
そんな人影を見かけたら
階段なりエレベーターなりで駆け上がって
飛ばないように抱き止めなければいけないのだろうか

いけないのだろう

つらい人はつらさのあまり
それを語ることも示すこともできないようなのだから
気づいてあげられない社会や人々が悪いのだから

強くてごめんなさい

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なんどでも/くりかえす/

しにたい

ほんとうに
しにたい
であることはすくない

しにたいの
ぜんぶのぶんは

おもうようにいきられないからしにたい

だから

だからしなないで
おもうようにいきれるみちをさがそう

そのだいいっぽは
ひとにはなすこと

はなしたあいてがばかにしたら
べつのひとにはなすこと
あきらめないで
これをくりかえす

きっと

きいてくれるだれかにであえる

であえるまで

はなしつづけること

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眠る妖精〔メイさんへ。感謝を込めて〕

         

人間には重苦しく見える冬の雲は、俺にはひたすら美しく見える。
秋とやらが終わると、俺の日々が始まる。
吹雪く。
吹雪く。
人間は逃げ惑うか、家とやらに籠もる。
街は純白に閉ざされる。
死に絶えて凍り付くのが望みだが、人間はしぶとくて、なかなか絶滅しない。

俺の傍らにはすきとおる精霊。
まだ目覚めの時ではない。
丸くなって、眠っている。
起きたら話し相手になってくれるだろうか

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6月13日 小さな親切運動スタートの日

幸福の△学があの年主張したこと

あの年(1991だったか?)景山民夫さん~故人~と小川知子さんが、某教団の方々とともに抗議行動したりしたことは、私たちの時代の人の記憶に深く残っている。
幸福の△学はオ△ムとVSで異宗喝破をやり、オ△ムは勝ってしまった。
それがしばし、オ△ムを正しげにみせてしまった一因でもある。
幸福の△学にも責任があるのだ。

このときの景山さんの主張の情けなさは私の記憶から去

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3月28日 スリーマイル島の日〔再録〕

え。

スリーマイル島の事故を受けて、映画「チャイナシンドローム」が出来たのかと思ってたら、逆だって。
この映画が公開されたのが1979年3月16日。
スリーマイル島の事故はそのわずか12日後。
なにも言えない…

原発取材中に事故に遭遇した女性リポーターの成長を、原発管理者の苦悩のなかに描くパニックサスペンスでした。
ジェーン・フォンダきらいなのに、この映画は面白かった。
製作、マイケル・ダグラ

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これを書かせてどうする

私だって覚えてるさ。

神奈川に居たってひどくうねった地面。

全停電の町。

信号も消えていた。

慌てた夫は私と子だけ連れて車で逃げようとした。

生母を忘れていったのだ。

真っ暗な町内を一周して、

行き場もなく家に戻った。

神奈川でこうだったんだ。

福島、どんだけ揺れたんだ?

みるみる上がってくる水に、

津波てんでんこの教えを守って生き延びた人々の英知に、

ひたすら頭下がる。

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うめくまんしー

ちゃんと

梅熊氏と呼ぶべきなのです

わかっているのです

でも何となくうめくまんと呼んでしまうのです