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アンナプルナサーキット①〜カトマンズでの準備〜

こんにちは。オットです。
今回のネパール旅行のメインはアンナプルナサーキットのトレッキング。
ツアーではない個人旅行なので、航空券、ビザ、国立公園入域許可の申請やスタート地点までの移動は全て自分達で手配しました。

ネパールのトレッキングに興味がある方の参考に少しでもなればと思い、まずはカトマンズでの準備について書き残しておきたいと思います。

今どき航空券もアプリひとつで簡単に取れますが、ここでもトラブルがあったので、それはそれで後日書きたいと思います😅

到着からトレッキング開始までに準備したこと


①アライバルビザ

カトマンズのトリブバン国際空港に到着して最初にやるのはアライバルビザの申請。

あらかじめネパール入国管理局のサイトから申請しておくと、空港にある端末で申請書を簡単に印刷することができるのでスムーズです。空港スタッフも機器の操作を丁寧に教えてくれました

事前に入力しておかなくてもアライバルビザの申請はできるらしいですが、多くの項目を全てその場で入力しなければならないので非常に手間がかかります。事前に入力するのがおすすめです。
アライバルビザ申請サイト↓

申請書の印刷ができたらカウンターで手数料の支払い。これは日本円で支払えます。今回は有効期間60日のビザなので6000円くらい。おつりはルピーを渡されました。
なので両替はカトマンズに到着してからでも大丈夫です。
渡された紙とともに入国審査カウンターへ。オットは特に何も聞かれませんでしたが、妻のアマネはいろいろ聞かれた…というか審査官のおしゃべりに付き合わされたらしいです。

②アンナプルナ保護区入域証の取得

アンナプルナ国立公園に入るには許可証が必要です。途中でチェックポストがあり(合計で3回チェックがありました)、許可証を持っていないとペナルティとして2倍の入域料がかかるそうです。

カトマンズの安宿街、タメルから散歩がてらネパール観光局へ。ここで活躍したのがGoogleMAP。ダウンロードしておくとオフラインでも地図が使えて便利でした。

ネパール観光局に着くと守衛さんがカウンターの場所を教えてくれ、申請用紙に記入してパスポートサイズの顔写真2枚と申請料Rs3000を添えて提出。係の人がすぐに発行してくれました。記入の内容は英語ですが、そんなに難しい内容ではなかったです。

アンナプルナ保護区入域証

④トレッキング用品の書い足しと地図の購入

タメルにはトレッキング用品のお店が多数。何も持ってこなくても全部揃います。偽物なのか型落ちなのかB級品なのか分からないけど、とりあえず安い。たぶん偽物。

5月中旬〜下旬のアンナプルナトレッキングは夏の北アルプスと同じ装備をイメージすればOKです。

昼の行動時は半袖とロングパンツ。肌寒ければウインドシェルか雨具。ロッジではフリースを着ていました。4000mを越えたあたりから朝晩が寒かったのでダウンジャケットも着用しました。

今回は防風の手袋を忘れたので、GOREWINDSTOPPERのロゴが付いているグローブを購入しました。妻はMILLETのロゴが逆さに付いた防水と店主が言っているグローブを買いました。

タメルで購入した、それっぽいタグが付いたグローブ

ガイド無しの場合地図は必須。タメルの本屋にたくさんありました。アンナプルナだけでなく他の山域も。地図によって縮尺が異なるので、なるべく詳しい地図を買うのがよさそう。一番大きな縮尺は7万分の1だったのでそれを購入。Rs600でした。

アンナプルナサーキットの地図


道とロッジの場所が書かれています

④ダイアモックス

日本では馴染みがない薬ですが、カトマンズでは高山病に効く薬というものが手に入ります。薬の名前はダイアモックス。脳の血管を広げる効果があり、脳内の低酸素状態を改善するため高山病に効果があるらしいです。

カトマンズの薬局で購入しましたが、棚には陳列されておらず、店員さんに聞いたらちょっと待ってろと言われ、他のお客さんがいないタイミングでレジカウンターの下から出てきました。もしかしてグレーなのか………。15錠でRs200でした。

⑤ベシサハールへのバスチケット購入

タメルにたくさんある旅行会社でベシサハール行きのチケットが買えると何かで見た気がしたので適当な旅行会社に入店。

バスチケットを買いたいと伝えるとなぜかアンナプルナトレッキングツアーの説明が始まる…。2人だから割引して14日間で$750でいいよ!と言っているが僕たちが欲しいのはバスのチケットだけ。チケットだけは買えないのかと聞いてみると、それはできないと。

これは別の旅行会社に入っても同じことになりそうだと思い、直接バスパークへ行く作戦に変更。その前に一旦ホテルに戻り、その時にホテルのスタッフにバスパークに行けばチケットを買えることを確認。

いざバスパークへ行こうかいうときにホテルの支配人登場。

「スタッフから話しは聞いたよ。さぁチケットを買いに行こうか。」

神様…!

そして支配人のバイクに乗せてもらいバスパークへ。

そのチケット売り場がすごかった。

英語表記はほとんどなく、行き先ごとにカウンターが分かれているっぽい。

支配人がネパール語で行き先と人数と時間を伝えてくれてチケット購入完了。

朝7:00バスパーク発ベシサハール行き。

翌日もホテルのスタッフがバスパークまで送ってくれ、無事に乗車。

再現性が無くて参考にならないかもですが、とりあえずホテルのスタッフに相談するのはありだと思います。

ちなみに宿泊したホテルはこちら。


チケットはレシートのような薄い紙

チケットはここで買えました↑

⑥チャーメへのジープの確保

ベシサハールに到着し、バスを降りた目の前のホテルに宿泊。スタッフにジープの相談をすると、ここから出発できると。チャーメまではRs3000。7:30にロビーに来れば乗れるとのこと。

ここはあっさりゲット。いろいろあって出発は2時間遅れることになったけど、無事チャーメに到着してトレッキングをスタートすることができました。

泊まったのはこちら


ホテルガンガプルナ


⑦TIMSとガイド

ネパールへのトレッキングを具体的に考えている方は目にするかもしれませんが、2023年10月から全ての外国人トレッカーはTIMS(トレッカーを管理するシステム)の登録とガイドを付けることが義務付けられました、というプレスリリースがネパール観光局から出ています。

これを見つけたときはガイドを探さないかんのかーと思いましたが、現地の旅行会社に問い合わせたところ、このルールは運用面に問題があったのか自然消滅したらしく、現在もガイドをつけない個人トレッキングは可能とのこと。

実際僕たちもガイドを付けずにトレッキングへ行きましたが、チェックポイントで確認されたのは入域許可証だけで、TIMSのチェックは無く、ガイドは付けていないと言っても特に何も言われませんでした。

実際、全体の3分の1くらいはガイドをつけない個人トレッキングのような印象でした。


ここまでがトレッキングを開始するまでに準備したことです。旅行会社のツアーに申し込むと入域許可取得とカトマンズからチャーメまでの移動とガイドを手配してもらえます。

そのあたりは予算や経験、旅のスタイルで選べばいいかなと思います。

今回はHowtoみたいな記事にしましたが、カトマンズの旅行記もまた書きたいと思います。

犬が落ちてる話とかめっちゃ書きたい。

まだまだ旅の途中なので時間を見つけて更新したいと思います。それでは!


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