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映画スキンフォード:処刑宣告 雑感

週末はエブリスタで投稿し始めたばかりの峠というホラー小説の今後の展開の参考になるのではと思いタイトルを見ただけでも展開が予想つかないから個人的には凄く気になる一心でアップリンク京都様へ向かい21時25分から23時まで上映された(因みにシネ・リーブル梅田様やアップリンク京都様では11月23日迄の限定公開になるため是非チェックして頂きたい。)スキンフォード:処刑宣告を鑑賞してきた。

あらすじ

フライヤーにもある"真夜中の女体連続爆発"
果たして一体何があったのかを自分の頭の中でストーリーがどういう展開で進むのかワクワクしながら鑑賞していたが、期待は大きく裏切られる。

アップリンク京都様にて

予測不能なジェットコースター・バイオレンス・アクションとあるが、そもそも最初の段階から話についていけない。本国オーストラリアでは、当該作品が上映されるまでの前作があったようだが、これは続けてみないと話の流れについていけない。

なぜなぜ?が増えてしまうばかりで話を理解しようにも展開がサッパリ読めない。

最初のシーンは主人公ジミーと男がいる。

ジミーは闇の犯罪組織による人身売買を巡るトラブルに巻き込まれてしまった上にミスを犯した罰として墓穴を掘れと言われている。

ジミーは男に脅されている上に"墓穴を掘れ、これも仕事だぞ"と言われ動き始めると掘った先に生きたままの女性が埋められていることに気付きすぐさまジミーは救助するがその女性には深い秘密があった。

と、まではありがちなシーン。

しかし最初の疑問は何で女性は埋められ、なぜ女性が埋められている地点の付近で墓穴を掘れという展開にいくのかの説明が埋められている女性をたまたまジミーが発見したにしては出来すぎているし、そもそも何で生き埋めにする理由もあやふやなままジミーが女性を救出後、女性はジミーに対し何の御礼もなくジミーが乗ってきた乗用車に乗り込むが、女性がエンジンキーを回したと同時に何かの違和感を感じたジミーが女性に対し車から出るよう促し二人は外へ、すると車は爆発して炎上してしまう。

そこで二つ目の疑問。

車は誰が爆破させたのか?

後で説明するが、何故爆破したのかは個人的な推測としては映画タイトルにも繋がる理由の一つならばジミーは最初からある組織に身を追われ死ぬ事を試されていたのが前提で、そのことを視野に置きみないと話の展開に収集がつかなくなってしまう。

フライヤーを拡大して撮影

ジミーは女性と共に逃げ出すことに成功。

そこからシーンが三日前になったり一週間前になったりと、一体何の関係性がある?売春宿の女性とのやり取りは意味があるのか、そしてジミーが女友達から聞いた夢の話に向けての展望など、何の意味がある?と首を傾げたくなるばかりだ。

スキンフォードのパンフレットとWARASHI

結論は前作を観たことを前提にしないと、後々パンフレットの内容を見てあの男が闇の組織なのかと知ったと同時に、小人症の患者なのかはたまた頭の賢い子供なのだろうか、悪の組織に幼い見た目の女の子がどうして男を牛耳っているのかも分からない上にどう見ても腕は確かですかと怪しくなってしまうヤブ医者っぽい男性が檻に入れられた女性を小鳥といい指名された女性は顔に数字の刻印を入れられた末に麻酔無しで腹部に時限爆弾が挿入される。

時限爆弾のセットが出来たところで人身売買の取引が出来る状態になるので、トラックの荷台へと積荷として入っていくわけだが、女性達はそれぞれ金銭苦を理由に良い条件に惹かれ闇の組織とは知らずに関わったことが自らの命との取引になるとは知らずに美味しい条件だけを鵜呑みにしてやって来た印象だが、そもそも人身売買だというならば何故悪の組織のボス格の女の子は人の血を見ることが快感ならばまず人身売買じゃなくゲームではないのかという疑問が生じてくる。仮に囚われた女性をお金にしようと思うのならば、例えば病院のシーンがあるので実は病院と悪の組織はグルで捉えられた女性を臓器提供者として売り出すとか、或いは今日本でかなり話題になっている悪質ホスト問題における高額な売掛金の返済のために売春やホステス、キャバクラ嬢をしてまで大金を稼ごうとする女性が問題視されているがこの映画にもいえることでは?

見ていて、果たしてこれで本当に大金が舞い込むのか、ただただ女性が仕掛けられた爆弾のスイッチを押されたことにより爆死されるシーンは、何のために人身売買と謳っているのか分からなくなる。逃げたペナルティーが爆死なら損しかしない印象だ。

極めつけはエンドのゾフィアの告発。

わたしは呪われている。

死ぬことも老いることも出来ない。

こう見えてわたしは90歳だ。

はあ…最終的には呪いかよ(;´Д`)

ってか八百比丘尼じゃねぇか(⁠´⁠⊙⁠ω⁠⊙⁠`⁠)⁠!

エンドはジミーはゾフィアの呪いを一緒に解決しようでエンドを迎えるが、しかしやっぱり前作を見ていないと何でジミーの入院中のお父さんは闇の組織に関わり、不運なのだろうか、息子のジミーもうまい話にのせられた末に闇の組織に巻き込まれる。

ゾフィアの呪いも入院中の女性患者が鍵を握っている?と匂わせながらのまさかのゾフィア自らの意思で奪ったのなら当の本人は全く覚えていないどころか知っていないかと問い詰めるシーンも必要か?かえって益々頭が混乱するばかりだ。

結局繋がりがわからないまま、日本初上映だとしたら前作を紹介することもなく迎えた当該作品は観ただけでもう一度観たいと思うリピーターが離れてしまうことは避けられず失敗だったと言えよう。

最後にスキンフォード:処刑宣告のタイトルの理由は主人公のジミーの名前がスキンフォードであり、処刑宣告の理由はジミーが悪の組織に巻き込まれた際にミスをしてしまったが故に処刑宣告を食らうというのが物語のストーリーのようだ。

だからこそ、悪の組織はジミーに対して試すようなシーンがあったりするのはそのためかと気付くわけだが、ジミーは臆病に見せつつのどんな攻撃を受けても"死なない"という屈強の強さを見せたという点は良かった。いやそも人間じゃないじゃん。

ゾフィアに至ってもそう。

ジミーに頼られてばかりのゾフィアは不死身の能力を発揮させる一方で果たしてそれで良かったのか?

見ていてイマイチすっきりしない作品だった。

2回目は絶対にないと言える。

因みにアップリンク京都様でかつて上映された作品もうーんというものがあった。

10月に公開された映画メドゥーサデラックス

展開が読めない心理スリラーというべき内容だが、如何せん分からんのがメドゥーサの髪型のモデルの女性がフライヤーにも用いられているが、モデルの女性は劇中に何らかの要因で髪が発火してしまいリタイアしている。

そして一番見ていて疲れるのは、亡くなられたトップアーティストの遺体が出てこない分、想像で亡くなられた方をイメージするしかない。では何で映像にしなかったのかとなると恐らくだがワンショット撮影でNGともなればイチからのやり直しになる難しい撮影方法だが、特殊な撮影方法が災いしたのかキャストの話が長い!長過ぎる!ずっと人の話が聞ける人はイマジネーションを膨らませながら見るにはもってこいかもしれないが、己の意見を言うわけでもなければただただ人の話ばかり黙って聞き続けるのはわたし個人的には疲れてしょうがない。

ついに気付かないうちにうたた寝をしてしまった。

それぐらい観て疲れてしまう内容だった。

話のやり取りを聞くだけがメインの設定ではあるが亡き故人を偲んだり、悪事を働いていたというまさかの告白に、ついには思い込みで犯人に違いないという始末に名探偵コナンが必要とみた(笑)

アップリンク京都様で観た映画で一番しくじったと思ったのは言うまでもない。


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