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【アンダードッグ効果】負けるが勝ち?負けてる方を応援したくなる心理。同情を誘って勝利を掴め!

皆さんこんにちは、ぐっちです。

テレビのチャンネルを変えているとき、たまたま映ったスポーツの試合を見ることにしたら、見始めた瞬間に劣勢だった方を応援していた、という状況は誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。

自分だけかなと思っていた人もいるかもしれませんが、非常にありふれた心理現象なんです。今回は、そんな劣勢な方を応援したくなるという心理効果を紹介します。


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アンダードッグ効果とは何か

選挙などの投票や、勝敗の結果予想で不利な状況にあると報じられた側に同情票が集まるという現象です。もちろん、劣勢側が最終的に勝利したかどうかは関係ないです。

アンダードッグは、日本語では「かませ犬」という意味です。ちなみにかませ犬とは、闘犬の訓練で若い犬に咬みつかせる相手の犬が由来で、引き立て役として対戦させる弱い相手のことを指します。

アンダードッグ効果とは真逆の心理効果で、バンドワゴン効果というものが存在します。そちらも記事にしているのでよければ見ていってください。


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アンダードッグ効果の日常的な使用例

スポーツの試合や選挙の投票に限らず、企業などでもアンダードッグ効果は非常に有効な手法として知られています。

例えば都道府県の魅力度ランキングで最下位だった県が最下位であることを利用して地元をPRするというケースもありました。最下位はある意味目立ちますから、チャンスとも言えますよね。

また、コンビニの店員が発注ミスしたことを商品のポップに書いて同情を誘うパターンもあったそうです。

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アンダードッグ効果は劣勢であれば必ず応援されるというものではありません。普段の頑張っている姿を知っていることが前提です。と言っても政治家やスポーツ選手の普段の様子は知らないことがほとんどなので、この点は悪い印象を抱かれていなければ問題ないと思います。

アンダードッグ効果を狙って劣勢を装うこともできますが、その策略がバレたときには大きなマイナスを被ることなるので、アンダードッグ効果は偶然の産物だと捉えておきましょう。

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