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共通点を探す娘

先週の土曜日に娘と映画デートしてきました。

観に行ったのは『ONEPEACE FILM RED』。
娘は元嫁と見に行ったと聞いてましたが、もう1回行きたそうだったので、誘うと快諾でした。
映画はこれまでのONEPEACE FILMの中で一番面白い話だったかも?

映画を見終わって、娘が申し訳なさそうに、元嫁に鞄を買って貰えと言われたというので、別のショッピングモールへ移動。
外出する時に丁度いい鞄を持ってなくて、今日持ってきたのも元嫁に借りて来たと言い、元嫁も出掛けるのに…と溢されたと言うからやっぱね…
何かそういうのを板挟みにさせてしまっているなと…

元々、元嫁は娘に対して当たりが強いし、娘も幼少期に元嫁に叱られてから大人の顔色を窺うようになったし、何かいたたまれなくてね。

実際、俺に服の相談をしてきたときから、服の趣味もだんだんと大人な趣味へ変わっていったから、その服似合う鞄も持っていないんだろうなと想像は付くし。
俺もマンションを買った不動産取得税を一括で支払った後で、金欠だったけどね...😅
でも、大体娘の趣味は分かるので、案外早くお目当てのものが見つかり購入。
まぁ〜それもあって俺に頼ってきているような気もするのは確か。

この間、一緒に出掛けた時も娘がやたら

「私、そういうところお父さんと似ているよネ!」

って言葉をよく耳にした。
偶々なのかな?とも思ったけど、また今回もその言葉を何度も耳にした。

確かに昔から息子は見た目も性格も元嫁似で、娘は見た目も性格も俺似なんだ。
だから、娘が幼少期から二人で出掛けることが多かった。
娘の本音を吐き出させてやろうと思ってね。
娘が大人の顔色を窺うことは俺にとっては痛々しいことだったからね…
幼少期からやはり気を遣っている娘だったから、幼稚園の頃に

「お父さん、我儘言ってごめんね。」

って、言われてハッとしたんだ。

こんな幼い子にそんなこと言わせてしまってるんだと思って...

きっかけは娘が元嫁と3歳位の時に出掛けて、買って欲しいものが有って駄々をこねたが、娘は叱られて、恐らく『これはいけないことなんだ』と刷り込まれたと思うんだ。

一緒に居なかったから何となく想像だけど、元嫁は暫くその事を何度も言っていたので、そうなってしまったんだと。

確かに小学校の高学年で反抗期が始まって、俺を避けるようになっていたけど、皮肉なもので離婚を機にまた昔の関係に戻れた。

そして、今また娘は俺との共通点を確かめるように探している。
それが娘にとっての安心材料なのかなと思うと同時に、いま俺は別の女性とその娘と暮らし始めて、籍は入れてないにしろ、この話は未だ娘にも、息子にもしていない。
俺がその事をいつか話さなければならないんだろうけど、それによって、娘の安堵する場所を取り上げるようで怖いんだ。

実際、離婚後12月の娘の誕生日の頃には俺の家で二人だけでタコパをやっていた。
その季節が目前に迫ってきているのも確か。
今年は高校受験目前だからそれを理由にかわそうかとは思ってはいるのだが…

以前より穏やかな表情の娘の顔を見ているとそのことが脳裏に過る...

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